「戦国時代へのスペインの影響」を巡る議論〜日本征服の意図は?その実現可能性は?

…というような議論をTLで目にしたので、資料を収集したら、昨年出たらしい平川新先生の中公新書が話題のおおもとになっているみたいでした。
キリシタン 織田信長 大航海時代 スペイン 徳川家康 豊臣秀吉 歴史 戦国時代 ポルトガル
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中公新書 @chukoshinsho
4月19日発売の中公新書のラインナップです。平川新著『戦国日本と大航海時代』 、木村光彦著『日本統治下の朝鮮』、柏原宏紀著『明治の技術官僚』、加藤秀俊著『社会学』、唐沢孝一著『カラー版 目からウロコの自然観察』。全国の書店などで、お求めいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。 pic.twitter.com/LiZBnNbseg
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四式戦闘機 @ki84type4
「海軍反省会」も続けて読むとしんどいので軽く読めそうな本探してたら、「戦国日本と大航海時代」なる本をみつけたので読んで見る。面白そう。
四式戦闘機 @ki84type4
「秀吉の朝鮮出兵はポルトガル・スペインによる世界征服事業への対応のあらわれである」…おお、いきなりこう来たか。これは面白いかも。
四式戦闘機 @ki84type4
「ヨーロッパは秀吉以後の日本を帝国として認識していた」「鎖国は弱かったからではなく、日本が強かったから行えた」…ううむ…面白いがその根拠を聞きたいところだ…
四式戦闘機 @ki84type4
ん、当然トルデシリャス条約によるデマルカシオン体制のことは出てくるだろうな、この主張に沿うのなら。
四式戦闘機 @ki84type4
なぜ伊達政宗が遣欧使節団を送ったのか。フィリピンから太平洋を横断しメキシコに至る航路が北緯38度、つまり仙台の沖合を通っていたからだ、と。これは…言われるまで知らんかった…
四式戦闘機 @ki84type4
トルデシリャス条約とその後のサラゴサ条約で確定したデマルカシオン体制下にあって、日本はスペインとポルトガルの勢力範囲の端境というか、重なり合う位置に存在していた、と。なるほど。
四式戦闘機 @ki84type4
あー、でも確かにこういう視点で考えたことはあまりなかったかもしれない。大航海時代におけるスペインとポルトガルの勢力圏奪い合いにおける日本の位置の微妙さと価値、か。
四式戦闘機 @ki84type4
イエズス会(ポルトガル系)とフランシスコ会(スペイン系)の勢力争いと、たまたまこの時期に同君連合化したスペインとポルトガルのヘゲモニー争い。ダイナミズムであるなあ…
四式戦闘機 @ki84type4
スペインのフィリピン総督は明国征服に前のめりで、「12隻のガレオンと8000人の兵士があれば簡単に征服できる」と主張していたそうな。いくらなんでもそれは舐めすぎやろスペイン人よぉ…
四式戦闘機 @ki84type4
マニラ司教も同じ。「鉄砲隊がいくらかあれば何百万もの野蛮人を殺せる。明が布教を妨害するのであいつら征服してしまおう」とスペイン国王に要求してるそうな。こいつら…w
四式戦闘機 @ki84type4
ヴァリリャーノ&コエリョ「日本人は戦争に慣れてるんで、うまいこと改宗させれば明征服の尖兵として使える」…こいつら…w
四式戦闘機 @ki84type4
どうもザビエルが布教を始めた最初の頃、仏教用語を援用して布教していたせいも合ってキリスト教は仏教の一派だと思われていたらしい、と。これは面白いなw
四式戦闘機 @ki84type4
秀吉は大陸出兵にイエズス会の支援(軍艦二隻の派遣)を要請したが、それに乗ったコエリョがポルトガルからの援軍の派遣を申し出たりわざわざ軍艦を見せたりしたらしい。秀吉がバテレン禁止令を出したのはその直後で、ヴァリニャーノはコエリョの発言を致命的な失敗とみなしていたらしい。
鐘の音 @kanenooto7248
@ki84type4 有名な話ですよねw 「どうやら違うらしい」と仏教僧侶が気づくまで結構かかったという。
四式戦闘機 @ki84type4
つまりこういうことだ。秀吉は形式的な支援で考えており、それをもってイエズス会を自らの影響下においていることを示したかった程度だったのに、調子に乗ったコエリョが本格的な軍事力投入を示唆してしまい、逆に秀吉はポルトガルがその気になれば軍事力行使が可能なのだと警戒感を抱いた、と。
四式戦闘機 @ki84type4
コエリョは長崎から回航したフスタ(おそらくガレアス船の類)を秀吉に見せているのだが、これは長崎で建造されたものらしい。それを視察した秀吉の反応を見た小西行長らは、コエリョに同船の献上を勧めたという。つまり、秀吉の反応は厳しかったのだろう。こういう戦闘艦を長崎で建造できるのだ、と。
四式戦闘機 @ki84type4
これは予想外に面白い本だな
四式戦闘機 @ki84type4
@kanenooto7248 当初は訳語がなかったんでしかたがないとはいえ…w
四式戦闘機 @ki84type4
で、バテレン追放令をうけてヴァリニャーノは「なぜ秀吉は追放に踏み切ったのか」の理由を探るため宣教師たちから聞き取りをしているのだが、そこでコエリョが「布教を手段とし、以前の大阪の僧侶たち(要は一向宗)のように宗門の力をもっていずれ日本を支配する」としばしば喋っていた、という話が。
四式戦闘機 @ki84type4
つまり秀吉の疑心には理由がないどころか、そう思われて当然なことを当人がぺらぺら喋っていたと…
\(く・ω・ぼ)/ @cDYJXptOBP6qGyT
新鯖のアサシンパライソ、パライソはスペイン語で楽園。戦国時代に支倉つねながをスペインに派遣した経緯、眼帯、楽園を求めたキリシタン、予想は彼だけど、なぜショタなのかが疑問じゃ(一応ネタバレ注意?) pic.twitter.com/dLG7gkzGH8
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四式戦闘機 @ki84type4
昨日の本、伊達政宗の話になっているんだが、家康が死ぬ直前に本気で伊達征伐を考えていたらしいことが相当具体的に書いてある。逸話としては知っていたが、ここまで具体的だったとは知らなかった。政宗が急ぎ駿府にのぼって事なきを得ているんだが、このとき家康が語った内容が予想外。
四式戦闘機 @ki84type4
家康は政宗に「讒人があったのでお前を疑ったが、こうして駿府に来てくれたので疑いは晴れた」というのだが、その讒人というのがよりによって家康の子で政宗にとっては娘婿になる松平忠輝なのだ、と。
四式戦闘機 @ki84type4
忠輝は大坂の陣で不手際と遅参をしでかして両国没収・蟄居に処されていたのだが、忠輝は家康に「遅参は政宗のせいだ、豊臣方と通じた政宗が我らの邪魔をしたのだ」と訴えたらしい。政宗は激怒、家康も「もはやあいつは子とは思わぬ、そなたも婿とは思わんでくれ」と言った、とある。
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コメント

OOEDO @OOEDO4 2019年5月10日
四式戦闘機@ki84type4 さんのツイートが多めになりました。
四式戦闘機 @ki84type4 2019年5月10日
なんかまとめられてるwビベロとビスカイノ間違えたのが恥ずかしい… この本がすべて正しいわけではなく、また日本への評価が妙に高い(先住民の君主を皇帝扱いするのは南米でもアフリカでもやっているし)のもアレかと思うけど、まあこういう見方というのもありえるかな、というのが読後感でした。現に宣教師たちはそれっぽい発言や書簡を残しているのだし。
四式戦闘機 @ki84type4 2019年5月10日
本題から外れるけど(それにしては妙に気合い入れて一章割いてたけど)、家康が死の間際に本気で伊達討伐を考えていたことやそのきっかけが松平忠輝の讒言だった(と家康が述べたらしい)という話も興味深かった。
OOEDO @OOEDO4 2019年5月10日
ki84type4 ああ、「あわや家康の伊達討伐」の話は独立した別の話題かと思ったらこの流れだったんですね。そのツイートも追加させていただきました
mikumiku_aloha @mikumiku_aloha 2019年5月10日
慶長遣欧使節の末裔と言われるハポン性のスペイン人の町コリア・デル・リオ。 https://www.travel.co.jp/guide/article/25202/
文里 @wenly_m 2019年5月10日
これは本書を読んでみたくなる読書感想ツイートまとめ。
みゆう @MinamidaYminami 2019年5月10日
安土桃山時代の日本は、大量の鉄砲を保有していたり、南蛮貿易で外国の品物(カステラや眼鏡や地球儀)がもたらされたりと、国際的で華やかなイメージ (=*´人`*=)づ🍵🌏
sukebenayaroudana @Sukebenayarouda 2019年5月10日
日本語に訳すとき「愛」という言葉を使おうとしたが、「愛」には執着とか妄執といったネガティブな意味があることに気づき「デウス(キリスト)のご大切」と訳したとか
sukebenayaroudana @Sukebenayarouda 2019年5月10日
「島国は(根本的な体力が足りないので)大陸に不動産を求めてはいけない(あくまで植民地として間接支配にとどめるべき)」というイギリスの教訓は正しいんですね。イギリスはベネチアの没落から学んだということですが
びびったー☆うるせえ @vivitter_vivitt 12日前
将軍を皇帝と呼んだのは「王(大名)の王」だからであって、国力とかは直接関係ないのでは…
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