エロは藝術に非ず

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モラズ †möräzümöräzü† @morazumorazu

ハルヒは「宇宙人」「未来人」「超能力者」とか平気でいうハルヒの存在軸が謎だよね。ハルヒ自体はびっくりするほど普通の女の子として書かれているわけだし…。長門は十分新しいと私は思うのだけど、SF読者的にはどうなんだろう。みくると古泉の平坦さは作者の問題かなとは思うが。

2011-05-12 21:56:32
モラズ †möräzümöräzü† @morazumorazu

「エロでしか表現できないこと」で思い当るのは体位だな。特にBL方面。アクロバティックとかそういうことではなくて、機能的に上下がなく役割的に上下が発生するという前提の行為のなかで、しかもある程度のページ数を確保されている描写では、時折感心させられるシーンにお目にかかることがある。

2011-05-12 22:05:31
モラズ †möräzümöräzü† @morazumorazu

ただ大半がハズレだったりもする(私にとって)ので、BLは美しいとかナントカだとかそういうことはナイ。

2011-05-12 22:06:37
和泉 @IZUMI162i6

ハルヒは普通に見るならムーの読者の痛い子だべ。 RT @morazumorazu ハルヒは「宇宙人」「未来人」「超能力者」とか平気でいうハルヒの存在軸が謎だよね。ハルヒ自体はびっくりするほど普通の女の子として書かれている… (cont) http://deck.ly/~uNRXg

2011-05-12 22:07:07
モラズ †möräzümöräzü† @morazumorazu

@IZUMI162i6 そこに作者の作為があると信じたくなるのだよねえ。ハルヒに期待しているというより、面白い話を読みたいという期待からなのだろうけども。

2011-05-12 22:08:28
モラズ †möräzümöräzü† @morazumorazu

「タッチ」をかなり後年に読み返す機会があったとき、当時リアルタイムで読んでいた時に読めた「行間」よりさらに情報量の多かった作品なのだなあと思ったのね。勿論あだち充というのはそういう間や伏線が非常にきめこまやかな作家であって、子どもには読み込みに限界があったというだけの話だけど。

2011-05-12 22:11:47
モラズ †möräzümöräzü† @morazumorazu

それをエロに敷衍するのは乱暴なんだけど、喋らない行為のさなかで「なるほど」と思わせる手足の挙動を見つけることもある。しかし正直、エロを消費するにおいて、その表現がどこまで必要なのか。作者自身の意図で切り捨てられる表現もあるだろうな。

2011-05-12 22:15:10
モラズ †möräzümöräzü† @morazumorazu

ふm、なるほど。逆にエロ表現物は「政治にとって必要なもの」「治安にとって必要なもの」「たとえそれが文学(漫画)業界全体を貶めるものとなるとしても」という考え方もあるだろな。

2011-05-12 22:18:45
モラズ †möräzümöräzü† @morazumorazu

表現の自由は芸術家のために存在するわけでも、もしかしたら表現者のために存在するわけでもないだろうからね。少なくとも私には全てを享受する権利があるし、それを取捨選択する権利もあるわけで。その選択の場を不当に狭められるなら文句も言うしね。

2011-05-12 22:23:01
モラズ †möräzümöräzü† @morazumorazu

ただし、消費者にそういう権利があるからと言って、消費者のニーズにこたえ続けていくと、必ず文学は悪くなる。エロは過激なだけになる。芸術は爆発しない。大多数におもねって良くなったものが世の中にひとつでもあっただろうか(キリッ

2011-05-12 22:27:03
モラズ †möräzümöräzü† @morazumorazu

政治は口を出すな、何故ならレイヤーが違うから、というのはそうだよなあ。「無視してください」=「批判するな」もその通りであって、政治が何らかの創作物に質を理由とした批判をされてもな、という気がする。

2011-05-12 22:31:23
モラズ †möräzümöräzü† @morazumorazu

露出みたいに、定量があるていど客観的に確認出来るモノサシで批判(規制)するのはいいと思うんだよ。エロとかグロとかね。しかしそれ以上は政治の役割ではなくて、世間の役割だ。それで淘汰される芸術があれば、それは人が失わせたから失われたわけで、政治の責任外のところで批判されなくては。

2011-05-12 22:34:25
モラズ †möräzümöräzü† @morazumorazu

「緩くぬるい状態が当たり前のものになっている」だから規制されることは危機なのだと思う。規制されることは「庇護されること」でしょう。何故なら消費者のニーズにこたえ続けてきた結果がこの市場だ。このジュブナイル小説の質であり少女漫画誌のエロ化ですからね。

2011-05-12 22:41:26
モラズ †möräzümöräzü† @morazumorazu

市場を育てなくては。そしてそれは出来る限り行政の力を借りないところでやらなければ。正直、日本が現在ほどプアーでなければ、出版社の自主規制ももう少し働いたものかと思うのだけど。あるいは、バブル期の「得をしないことは損をすることだ」という価値観が育った結果なのかもね。

2011-05-12 22:44:16
モラズ †möräzümöräzü† @morazumorazu

まあげーじつが役に立つかどうかというのは個人の体験も広く含むので「役に立つ」の定義によるかと思う。

2011-05-12 22:47:24
モラズ †möräzümöräzü† @morazumorazu

100パーセントフリーの立場でないとげーじつ作品を生み出せないんだよボクは!という主張はともかく、「モノ作ってるんだから視界内チョロチョロすんな!」という感覚に近いのかもね。

2011-05-12 22:49:47
モラズ †möräzümöräzü† @morazumorazu

というか、市場が「良し悪しを判定する」というだけの問題ではなくて、作品を消化する「市場」は、出版業界等においては作家を育む土壌でもあるわけで、良いネジ(だが単価は高い)を消化する市場がその単価を支える根拠としてニーズを育むのとまた意味が違ってくるんでないかと。

2011-05-12 22:54:41
モラズ †möräzümöräzü† @morazumorazu

よいネジ職人は、ネジ市場でたくさんのネジを見て感動して「よし素晴らしいネジ職人になるぞ!」と思い至るわけではない(と思う)のね。その市場が「このネジはお高いけど良いネジだからお金だすよ」と言ってその企業を育てるから、それを心身の糧にして良いネジを作る職人が生まれるわけでしょう。

2011-05-12 22:57:01
モラズ †möräzümöräzü† @morazumorazu

対して例えば優れた文学や漫画や絵画をクリエイトする人々は、その市場で先人の作品に出会って時に淫してそれを実作のモチベーションにする、少なくとも技術の継承が市場において行われて実作のスキルを獲得していくわけであるからして。

2011-05-12 22:59:06
モラズ †möräzümöräzü† @morazumorazu

とはいえ、これはたしかに確かに強烈に同意せざるをえないな。

2011-05-12 23:02:28
野嵜健秀/NOZAKI Takehide @nozakitakehide

先づ問題として、今市場にでまはつてゐるエロ作品が、「エロ」と「理念・思想」の「渾然と融合された一貫したもの」であるか・「融合のなされてゐない單なる抱き合はせ販賣」であるか、それを見極める事。

2011-05-13 04:33:59
野嵜健秀/NOZAKI Takehide @nozakitakehide

即ち、「理念・思想としてエロが必然的に物語に組込まれ、一體化してゐる」か、それとも「言ひたい事が物語が組立てられてゐる一方で、商賣の爲にエロが繼接ぎされてゐる」か。

2011-05-13 04:35:29
野嵜健秀/NOZAKI Takehide @nozakitakehide

「エロを通して表現したい事」と云ふものの正體をはつきりさせる必要がある。「エロで客を釣りながら、そつとその心の中に思想を忍び込ませたい」と云ふ事なのか。それとも「鑑賞者の精神をエロいものに改變したい」のか。

2011-05-13 04:36:53
野嵜健秀/NOZAKI Takehide @nozakitakehide

エロ作品の「藝術性」と云ふものが大變に危ふい。「エロそのものの價値」を言ふのならそれは藝術と關係ない。「エロい事で人目を引きながら、エロと無關係の事を言つてゐる」のならば、それは作品の内部で破綻を來してゐるので藝術としては低級になる。

2011-05-13 04:38:15
野嵜健秀/NOZAKI Takehide @nozakitakehide

藝術作品の高級・低級は、テーマではなく、作品の緊密な一體性に基いて判定される。

2011-05-13 04:39:04
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