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誤謬のカタログ
読書猿『問題解決大全』4刷、『アイデア大全』9刷 @kurubushi_rm
【誤謬のカタログ】コンコルド効果 ある対象への金銭的・精神的・時間的投資をしつづけることが損失につながると分かっているにもかかわらず、それまでの投資を惜しむあまり投資をやめられない状態を指す。個人や組織を破滅的な結果に導く。名称は超音速旅客機コンコルドの商業的失敗に由来。 pic.twitter.com/gYUnbtkvjK
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【誤謬のカタログ】知識の呪い 一度何かを知ってしまうと、それを知らない状態というのがどういうものであったのかを想像するのが難しくなってしまう現象。知識を持っていない人たちの精神状態を想像しづらくなれば、専門家は自分たちが持つ専門知識を非専門家に伝えることも難しくなる。 pic.twitter.com/xaDLUrPZlj
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【誤謬のカタログ】認知的不協和 人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態。人はこの解消のために自身の認知や行動を変更することが多い。煙草を吸う人が「喫煙者でも長寿の人がいる」と考えがちなことや、手に入らないものは価値がないと考える事など、様々な心理現象を説明できる。 pic.twitter.com/Rqlex6B2pn
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【誤謬のカタログ】フォーク・デビル(民衆の悪魔) 民間伝承やマスメディアによって「よそ者」又は「逸脱者」として扱われ、犯罪やその他の社会問題と関連づけられる個人やグループ。 フォーク・デビルを巡ってモラル・パニックが引き起こされ、ゴシップや都市伝説を通じて悪意が社会に拡散する。 pic.twitter.com/rNprBDJnKv
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【誤謬のカタログ】 不死身の幻影 自分の所属している集団は失敗することがなく、また万が一失敗しても集団は存続すると考える傾向。 アーヴィング・ジャニスがまとめた集団思考の兆候のひとつ。 ニクソン大統領たちはこの幻想に陥りウォーターゲート事件によるダメージを警告する声を無視した。 pic.twitter.com/Od1Ar88A7M
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【誤謬のカタログ】 テキサスの狙撃兵の誤謬  本来相関のないものを相関があるとして扱う誤謬。  クラスターの錯覚に疫学者が与えた別名であり、状況の中から病気の集団を取り出して、環境要因と病気の間にあるはずもない因果関係をつくり出すこと。  由来は画像のようなテキサスのジョーク。 pic.twitter.com/tbhA4qALfF
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【誤謬のカタログ】隙間の神 自然界のある現象について科学では説明できない隙間が存在することをもって、その原因は神のような超自然的なものであると主張する論法。無知に訴える論証の一種。 創造科学やオカルト的な主張でよく用いられるが、神を矮小化するものとして宗教家からも批判がある。 pic.twitter.com/48ZXyknQja
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【誤謬のカタログ】 労働塊の誤謬 世の中における仕事はある決まった一定量しかないという考え方。 またその一定量の仕事を労働者が取り合うしかないという見方。 素人経済理論には、こうした「自分の持ち分を増やすためには誰かの持ち分を減らさなくてはならない」というゼロサムの誤謬が多い。 pic.twitter.com/Js8AYRFMmZ
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【誤謬のカタログ】犠牲者非難 その人の不幸を自業自得であると非難すること。 例えば病気になる原因には個人の行動から社会による傷害まで様々なものがあるが、犠牲者非難はすべてを個人の道徳レベルに還元し(すり替え)てしまう。 多くの差別は下方比較+犠牲者非難で成り立っている。 pic.twitter.com/JNHokpEbVJ
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【バイアスのカタログ】 センメルヴェイス反射 通説にそぐわない新事実を拒絶する傾向を指す。 産褥熱の原因が医師の手からの接触感染である可能性に気づき、塩素水による消毒を提唱したが医学界に受け入れられず、大きな排斥を受け不遇な人生のまま生涯を終えた医師センメルヴェイスに由来する。 pic.twitter.com/qVdsncCxh6
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【誤謬のカタログ】対応バイアス 他人の行動を、その人の性質によって決定されていると考え、その人が置かれている社会的かつ状況的な影響については軽視/無視しがちな傾向のこと。 なお自分の行動については逆に他からの影響を重視する傾向があり、この矛盾を「行為者-観察者バイアス」と呼ぶ。 pic.twitter.com/2a33TEcEHE
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【誤謬のカタログ】公正世界仮説 善行には良い結果が、悪行には悪い結果が生じると考える信念/認知バイアス。 これにより、不幸に見舞われる人は不幸を受けるに値するのだ、と見なすことになる。 犯罪被害者や病人に対する非難の原因であり、民衆を苦しめる政体を民衆が支持する理由の一つ。 pic.twitter.com/TTje15QMWw
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【誤謬のカタログ】合成の誤謬 元は「ある部分がXだから、全体もX」と主張する誤りのこと。 経済学では、ミクロ(個人)に当てはまることは、マクロ(社会全体)にも当てはまると考える誤りをいう。 pic.twitter.com/NKFtBkA5KG
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【誤謬のカタログ】ゴッホの誤謬 Van Gogh fallacy ゴッホが生前誰からも評価されず貧乏であった事から、たとえ今は貧乏でも自分はいつかは評価されるのだと主張すること。後件肯定の虚偽であり、主張を自ら信じるようになれば希望的観測wishful thinkingとなる。 pic.twitter.com/rlsZbuPuIj
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【誤謬のカタログ】シャーロック・ホームズの誤謬 選択肢を列挙し、そこから不可能なものを除外して残った選択肢が真実であると主張する論法。ホームズの推理方法として知られるが、実は、残った選択肢が偽だと証明されていないことを根拠に真であると主張する「無知に訴える論証」の一種。 pic.twitter.com/kOv5fX31r9
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【誤謬のカタログ】 回帰の誤謬 (Regression fallacy) 自然の変動を考慮せず、存在しない原因に帰してしまう誤り。 ヒトは変動が極端に振れた時に行動しがちであるが、その後、値が平均に近づくと自分の行動がその変化の原因だと信じやすい。平均への回帰を参照のこと。 pic.twitter.com/4tiADxGtlt
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【誤謬のカタログ】個人的懐疑に基づいた論証 ある前提を個人的に疑問に感じたことを理由としてその前提が偽であるとする論証。 「私はXを信じる/理解することができないのでそれは偽に違いない」という形式をとる。類似のものに、想像力の欠如による論証(想像できないので偽に違いない)がある pic.twitter.com/5GAmaE6Bxz
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【誤謬のカタログ】道徳主義の誤謬 規範文(「XはYすべきである」という形式の文)の前提から記述文(「XはYである」という形式の文)の結論を導くもの。記述文が事実である場合は、規範により事実を曲げてしまうことになる。生物学者バーナード・デイビスが自然主義の誤謬をもじり命名した。 pic.twitter.com/pA0vmR8ClQ
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【誤謬のカタログ】自然主義の誤謬 記述文(「XはYである」という形式の文)の前提から規範文(「XはYすべきである」という形式の文)の結論を導くこと。常に間違いというわけではないが、この論法が論理的な推論法として有効であるなら、あらゆる改革や変更は許容されないことになってしまう。 pic.twitter.com/h6iU9bTSXm
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【誤謬のカタログ】 心理学者の誤謬 Psychologist's fallacy 観察者が行動を分析する際に、自分は客観的であると仮定すること。 自身も心理学者だったウィリアム・ジェイムズが、心理学者が陥る心理的罠として、実際以上に自分は客観的であると信じることを指摘し命名。 pic.twitter.com/L3qluDNWjQ
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【詭弁のカタログ】 未知論証 ad ignorantiam 「XがYでない事は誰にも証明出来ない。故にXはYである」という形式の推論。 「結論できない」という前提から「結論」を推論しているので前提と結論が矛盾している。「証拠が無い場合は論証的には何も言えない」とするのが正しい。 pic.twitter.com/YhEL4yOiR7
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【誤謬のカタログ】論点先取 「証明すべき命題」を暗黙または明示的に前提の1つとして使う論証。 「ポールが本当のことを言っているならば(前提)、ポールは嘘を言っていない(結論)」といったもの。通常ここまであからさまなものは少なく、前提は画像の例のように暗黙の前提として隠される。 pic.twitter.com/8OpTXPyixO
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【詭弁のカタログ】ラブジョイの法則 あることを行うべき(でない)である理由を正当化するために「子供たちのことを考えて!」という慣用句を用いること。『ザ・シンプソンズ』に登場するヘレン・ラブジョイがこの言葉を連呼することから。政治討論での使用を特にヘレン・ラブジョイ防御という。 pic.twitter.com/84wYZRQoS4
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【誤謬のカタログ】ハゲのパラドクス 禿頭に一本毛が増えても禿である。これが正しいとすると、繰り返し適用することで全ての人は禿であることが導ける。古代ギリシアのエウブリデスが提起したパラドクスのひとつ。問題は曖昧な言葉(ここでは禿)の定義に万人が合意するという暗黙の仮定にある。 pic.twitter.com/4wNRdQLW7C
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