- yumiharizuki12
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そういえば、医薬品業界で成功報酬型価格設定が増えてきていると報じられていた。例えば、治療成功率20%の高額薬を2000万円で発売する代わりに、治療失敗した8割は払わず、代わりに成功した2割にのみ1億円支払う的な。これの開発インセンティブ効果と経済厚生は、、、?
2019-05-17 08:42:00成功報酬型医薬品のメリットは、治験みたいな形でとりあえず試す患者が増えるので、研究開発データの蓄積に資するということ。他方、成功の場合、1億円を患者が個人負担させられるのはたまったものでないから、7割保険適用として保険負担は7000万円、2000万円で5人の患者が受けても保険負担は同じ。
2019-05-17 08:52:13もちろん、成功報酬型と効かなくても払う場合で5倍価格が違う、などという単純な価格設定にはならない。そもそも最初は成功確率がはっきりせずデータを取りたいから、成功報酬型で患者を増やすインセンティブが生まれるわけだ。しかし、この程度なら1日でモデル書けそうだな、、、
2019-05-17 08:58:39成功報酬型保険料ならある。グレトラ田中氏が広告塔やってるJROである。これは前年度の救出費支出実績に経費を載せて、当年の会員に案分する互助会方式。一般の民間山岳保険に比べてはるかに保険料(会費)が安い。おそらく海外旅行保険も同じ方式ではるかに安くなるはず。 sangakujro.com
2019-05-17 09:06:32一見、良いことづくめだが、、、 <保険会社は成功報酬型を導入することで支払額が増えるリスクを減らし、より多くの新薬を支払いの対象とする。その結果、保険の契約が増えて薬の使用頻度も高まり、製薬企業の増収につながる。> nikkei.com/article/DGXMZO…
2019-05-17 09:23:05国保での保険收載は、治療成功率〇割とはっきり決まっておらず、製薬会社の言い値とのバランスで裁量的に決めてる感じ。これに対し「失敗した場合はゼロ、成功した場合はいくら」という基準の方がはっきりすることは事実。もっとも、成功をどう判断するかという問題は残る。 mhlw.go.jp/content/126010…
2019-05-17 09:34:17要は、その薬を使ってから何年生きたら効いたと判断するか、的な問題だろう。最近の経済学で話題の「因果推論」の問題。 <製薬業界からは成功報酬型を求める声が相次ぐ。アステラス製薬の安川健司社長は「何年後に効いていたらいくら払う、という仕組みができないか」と語る。>
2019-05-17 09:37:41例えば、ガンが小さくなったとして、その薬のおかげか、別の理由で小さくなったのか、客観的に判断する基準があるのか、ということですな。
2019-05-17 09:40:36<成功報酬型は製薬会社の提示する価格を効果で判断する仕組みのため、政府が薬価を決める日本の医療制度になじみにくい。また、いったん成功報酬型を認めた場合、その後に価格を下げにくくなるため、公的負担にとってプラス面とマイナス面がある。> nikkei.com/article/DGKKZO…
2019-05-17 09:43:08<欧米では原則的に製薬会社が薬価を決め、保険で適用するかは公的医療保険や民間保険の運営者との交渉で決まる。製薬会社が開発や製造コストに合わせて高額に設定した場合、保険の運営者と交渉して成功報酬型で販売する道がある。> nikkei.com/article/DGXMZO…
2019-05-17 09:46:54欧米では、製薬会社が自由に薬価を決められるので、医療費や保険負担が増大してるという問題がある。もっとも、日本の薬価決定でも欧米の価格設定を参考にしてはいる。
2019-05-17 09:51:45