
作家さんの反応シリーズ[幻冬舎]
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(営利企業である)出版社がなぜ、売れない本を出すの? という疑問があるとの由。 勿論「売れるかどうかわからない」という理由もあるでしょうけど、「もしも大ヒットはしなくても、これは世に出したい/問いたい」という編集や作者の情熱があり、それが大出版社という経済的背景で支えられるのかと
2019-05-18 12:03:17
世の中に必要なものは、百万部を超えるベストセラーばかりではない。千部しか売れない本でもそれを必要とする人はいる。だけどそればっかり出していては大変だからベストセラーもまた必要、という当たり前のことだと思うんですよね
2019-05-18 12:04:49
売れないものは無価値! 売れたものが正義! というのはネット時代に拡大した論法で、まあそれはそれで一つの価値観だから大切にしてください、と思うものの、じゃあ売れたものと同じようなものばかりになってしまう、お客がこうしてくれという意見ばかり取り入れたものになる、それでいいのか、と
2019-05-18 12:07:23
「いやいや、全然それで構いませんけど!」 という人がネットの中にいることは承知しているので、わざわざ言ってこないでくださいね(笑)。
2019-05-18 12:09:06
肝心なのことを書き忘れ(笑)。 だから、同人誌で出せばいい、とか、ネットで直販すればいいという意見もあるけど、本来は出版社が担ってくれる編集宣伝流通というコストは、そうした手売りに遥かに勝るメリットだったはずなんです。印税10%が多いか少ないかは、そこを抜いて議論してもしょうがない
2019-05-18 13:58:26
ただ、ノベライズやコミカライズで印税が削られるのはまた別の話。私は書く立場であり、同時に原作側になることもあるので複雑だけど、多くの大企業が印税の半分(5%)を持ってくことになってるのは、ケースバイケースで見直されることがあっても良いのではと昔から主張しております(無視されるけど
2019-05-18 14:01:09
結果的にあちらの都合でなくなった話ではあるけど、あるノベライズのときは、印税が少ないことの代わりに、初回販売限定の豪華版を出して、そちらの定価を高く設定して結果的に支払額が増えるというオファーを受けたことがあり。そこまで考えてくれるなら、と納得したことも。これも大出版社のケース
2019-05-18 14:04:35
私のフォロワさんの中には「なんかここ数日、幻冬舎関係で噴き上がってるけど、そんなの興味ないし〜」という方も多々おられるかと思いますが、そういう方には「ハヤカワの塩澤さんは、超人幻想の二冊目を出してもいいよと言ってくれた編集さんだ」というだけで、ご理解いただければと。書けてませんが
2019-05-18 14:50:50
『日本国紀』といえば、歴史の先生の浮世博史さんが『日本国紀』の不正確な記述を1ページ目から順に全部拾って解説していくという連載がありまして、これすごく丁寧で面白かったので強力おすすめです。どれだけ丁寧かというと、全227回あります(日本国紀は509ページ) ameblo.jp/kohaniwa/entry…
2019-05-16 16:53:53
コピペ問題の何がすごいって、作者本人が「wikiを見て書いた部分もあるが一部だけだ」と言ってるんですよね。指摘への反論として。これはすごいですよ。寿司屋が「スーパーで買ってきた魚も出すが一部だけだ」と言ってるくらいすごい。
2019-05-23 00:44:41
たとえ部数が千部でも、確実にそれだけは売れるという予測がつくなら、刷り部数を1200くらいにして出版社は出すよ。それが手堅い商売というもので、必ずしも売れてる作家の売り上げがあるから、少部数の本が出せるという訳でもない。大事なのは、正しい部数を事前に予測すること。それは営業の仕事。
2019-05-21 09:14:33
大幅に残があるとしたら、それは営業部の読み間違い。逆に発売即重版というのも同じこと。 また、大ベストセラーが出てどんどん重版を掛けると、それだけ店頭に多く並ぶ。そのためブームが去って売れ残った本が版元に戻ってくる数も多くなる。万単位の在庫を抱えて結果的に版元が損することもある。
2019-05-21 09:21:44
5000部刷って4000部の残があるより、例えば60万部刷って30万部戻って来た方が版元の負債は大きくなる。単純に売れればいいというものでもない。 だけど、売れるという時に本屋に多く本を置かないと、売り逃がしてしまうので、むしろ物凄く売れてる本の方が読みが難しいのかもしれない。
2019-05-21 09:30:49
売り上げの少ない作家は売れてる作家の売り上げで本が出せる、とよく言われるけど、実はそればかりでもない。少部数でも適正部数で出せば利益を生む。 それに、最初は売れてなくても、作家が化けて後々売れることもある。書店員に発掘されて火がつくこともある。 出版は水もの。だから面白い。
2019-05-21 10:16:44
そもそも出版社もビジネスですから、利益が出せないとわかってる本は最初から出しません。慈善事業ではないのだから。少部数でもそれなりに売れることを予想して出すわけで。 売り上げ小さくても、小さいなりに貢献している本が積み上がって、出版社の利益になる。
2019-05-21 11:15:44
@aonokei 「ベストセラー倒産」という言葉もあるくらいで、売れている本ほど重版と配本のタイミングを決める営業部の判断が重要になるし、そのためには自社の本についての深い理解と幅広いマーケットリサーチが不可欠なんですよね。本は売れてナンボだろ、とか言ってる連中は出版のことを何も分かっていない。
2019-05-21 11:42:57
@sanzokusaka ほんとにそうですね。 大事なのは正しい読み。適切な部数決定と、適正な配本、宣伝。返品率を低く抑えること。 刷り過ぎて失敗することもあるし、宣伝に予算つぎ込んで損をすることもある。売れればいいってことではありません。
2019-05-21 12:05:59
@aonokei 幻冬舎の社長が津原さんを馬鹿にしたくて、我が社で出したこの作家の本はたったのこれしか売れなかった、とやって大顰蹙を買いましたが、適正な部数を決めて確実に売るのは出版社の仕事なんですよね。相手の赤点の通信簿を得意気に公開したつもりが、実はそれは自分の通信簿だった訳です。
2019-05-21 14:47:38
@aonokei 1000部売れる本なら1000部の、1800部の本なら1800部の作り方がある訳で、どんな本でも適正に売れば出版社は利益を出せる。幻冬舎という版元にはその能力がないこと、部数が少ないのは作家のせいと思っていること、作家を馬鹿にするためにその数字を公開する会社であること、等が一度にバレてしまった。
2019-05-21 14:57:35
@sanzokusaka その通りなのですが、一番の問題は津原さんの指摘した、コピペしたかどうかということ。それが真実であればプロのライターとしては失格ということなので、そこが検証されるべき。なのに、それ以降の問題が騒ぎになって、肝心な部分が曖昧になっていることが残念です。争点ずらしになっているかな、と。
2019-05-21 18:35:05
@aonokei コピペかどうかは分かりませんが、重版のたびに何箇所も訂正しているという検証があったので、粗悪品であることは間違いないようです。無論ミスがあれば重版で訂正するのは当然ですが、そう何度もでは、そもそもどうしてそんな状態で最初に出したのか? という話になります。
2019-05-21 18:47:14
@aonokei 津原さんの批判をかわすためには、貴方の見解とは違うかもしれませんが我々はこの本の内容に自信を持っています、と言い返すしか道はなかったのに、それが出来ない。何度も直しているから。この時点で決着は着いた、と私は見ています。
2019-05-21 18:50:02
@aonokei ただ、出版社も商売ですから、多少の難はあっても売れるんだから出すんだ、と判断するのはアリだと思います。私は支持しませんが。これに対して、俺の本を出してくれればどうでもいいよ、という作家もいれば、黙ってフェイドアウトして関係を断つ作家もいるでしょう。当然ながら。
2019-05-21 19:21:10
@aonokei で、津原さんはわざわざ「粗悪品を売るのは止めなさいよ」と諫言した(親切な人だよ)。これに対して誹謗中傷だとか、恩を仇で返した、などという人がいるが的外れですね。だって自分の本を売っている版元が一方で粗悪品なんか売っていたら、それは回り回って自分の損になるんだから。正当な抗議です。
2019-05-21 19:28:21