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うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa
「魔王!お前を倒す!」 「その前に…これが読めるか、勇者よ」 「…?なんだ、それは!」 「え…?文字が分からないのか?」 「お前を倒すためにひたすら教えられたのは常に戦い方のみ!」 「…ちょっと待った。聞いておこうか。もしかして今までそういう教育、受けてない?冗談ではなく?」

うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa
[何故に我等が集められた?] [さぁ…王子が極秘に会議をするという話でして] [ははん、さては、次の王位について先手を打つおつもりかな?] [まぁ、現王は残り3日の御命と決まりましたからな] [これ、大声で話すものでは無い!] [急造勇者の失敗で既に失態を犯したのだ。丁度良い退位であろう?]
うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa
[皆様、王子が] [皆の者、忙しい最中申し訳無い。非常事態について御相談したい件があってな] [おお、王子。して、やはり] [うむ。魔王に放った切札が、なんのプレイミスか、相手の山札に紛れたのでな] [最強の切札が、我等に突きつけられた、と] [御理解が早い。故に、その対策として提案がある]
うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa
[ほう] [万が一、あの怪物が我等に復讐の意志をもって来た時を考えましてな] […そ、そんな事が御座いますので?] [魔王は学ばせると言っておったであろう?真っ先に吹き込むやも知れんぞ?] [復讐を…ですか?] [無知が仇になった…会話さえも封じておくべきだったと言うべきか] [た、確かに…]
うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa
[多少、我等の都合もあったからな…が、致命的にも会話で勇者は敵に囚われた] [最弱魔王め、卑怯なり!] [そうだ!そうだ!] [今一度、あの魔王に正義の鉄槌を!] [御静粛に。我等は感情や感想を言いに来たのではない。…御相談だ] […は、申し訳ありません、王子…] [違うな、王子では無いぞ…]
うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa
[は?そ、それは…まさか] [王冠、王杖、そして王剣!?] [おっ、お待ち下さい、よもや王子…いえ、あなたは!] [略式ではあるが、この場に置いて今より王となる。異論は不要。時間の無駄だ] [そ、それは、聊か勝手が過ぎますぞ!?] […御相談はこれで御終いだ。後は処分について報告しよう]
うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa
[処分!?何を処分…] [国を喰い潰し、我が父を殺そうとする、敗北主義者ども…叛逆者ども] [は、はは、まさか…] [丁度、都合よくその役目を果たす者も出来上がっておってな。略式処刑としよう] [ご乱心だ!王子は狂われた!] [衛兵!騎士!王子を、あの狂人を止めろ!] [傷付けても構わん!]
うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa
[…遺言は聞いた。では、皆皆、善きあの世を。さぁ、あれがキミの敵だ…] {■■■!!!!!!!} [存分に遊びなさい、キミはいい子だ…] [ひっ!?な、なんだ、そのばけも] {■ッ!!!} [ひぎゃっ!?] {■!!■!!!} [ぷぎゃっ!?] {■■■■!!!■!!!} [がっ] {■■!■■!♪}
うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa
[…ああ、なんと素敵な…音楽に合わせて、華麗に舞っておる…] [ヒュー…ヒュー] [まだ生きてましたか。一撃必殺とするよう仕込んでいたのに、申し訳無い] [あ…く…ま…] [残された一族は、大事に生贄に致します。長らくの忠誠、感謝しますよ] [ヒュッ…ゴボッ] {■♪■♪■♪} [おお…!]
うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa
{■■!♪} [おお、お前こそが最強の切札、愛おしい我が勝利の姫、真の勇者] {■…■■♪} [何も言わなくてよい、何も考えなくてもよい、キミはいい子だ] {♪} [僕だけの最強の勇者よ、さぁ、次の舞踏会まで御昼寝だ。さぁ、お手を] {■■~♪} [あとは…汚物を片付けよ、衛兵] [は…、はっ!]
うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa
「…こんなふわふわして、この軽くて…この服、好きだな、俺」 【気に入ったようで、とても嬉しいですわ】 「これも、えっと…」 【好きに呼んでしまって構いませんわよ?】 「えっと…じゃ、じゃぁ…かあさん…って言って良い?」 【ヒュッ】 「あ、あれ…!?大丈夫ですか!?」 【シュコー】
うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa
「あああ、溶けてる!?」 【サイキドウ…失礼、一瞬、存在証明まで吹き飛びそうな…】 「ああ、良かった、かあさんがまた死んだら困る…」 【ブシュー】 「ああああ、また溶けてる~!?」 【…サイキドウ…失礼しました、もう大丈夫です】 「えっと、その…いきなり呼んじゃってゴメン」
うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa
【良いのですよ、私は全ての命に受け止める器、そう呼ばれるのは嬉しいもの】 「そ、そう。よかった。で、でさ、この服も、その…かあさんの一部…なの?」 【レジスト、タエロ、ワタシ…セーフ…ええ、その通りですわよ】 「大丈夫なの?その、痛いとか…」 【お優しいのですね、あなたは】
うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa
「だって…俺も…体の一部を持っていかれたり、違うもの入れられたり…」 【……………大丈夫。殆どは私が取り除きましたわ。本当に優しい…あなたは】 「わっ、わわ、どうしたの、ぎゅっと…」 【あまりにいい子なので御褒美です。いい子には御褒美ですのよ】 「…えへへ、ごほうびって、好き…」
うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa
【その好きというのは、嬉しいともいいますのよ】 「うれ、しい…うれしいって、ほんとうは、こういうものだったんだ…」 【私もあなたに会えて嬉しいのですよ】 「えへへ、俺もかあさんに会えて、すげぇ嬉しい!」 【…さ、お散歩の続きを致しましょう。もう少ししたら休憩しましょう】 「うん」
うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa
「んー…王子やりおるな。まじか」 《ぎゃお?》 「先手打ちやがった。我、王子に手際のよさと決断力に拍手、敬意示しちゃう」 《ぎゃーお?》 「ま、今だけだ…どっちにしろ、あれ、ヤバイなぁ。完全に勇者以上の戦闘能力および対我対策上位互換じゃね?」 《ぎゃおー》 「…どーしよーかなー」
うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa
《ぎゃお!》 「お、見つけた?勇者から荷物一式取り上げたやつら。生きてる?」 《ぎゃーお…》 「だろーな。我が居城にある罠、知恵ありゃ必中必殺の呪術!無敵の罠!だったんだがなぁ…あのごり押し勇者には意味をなさないとか、対策ガチすぎじゃ?」 《ぎゃおん》 「まー、別の対策にすっか」
うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa
《ぎゃおーぎゃお》 「ん、これか、呪術対策仕様の兜…まー、被ってても、狂った味方にやられちゃ意味なかったな、あわれ」 《ぎゃお!》 「…いかにもな、見た目だけの盾だな。装飾は凝ってるが、値打ちはないが…これも、あいつの事だ、大金で買わされたやつだろうな」 《ぎゃおー》 「はぁー」
うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa
《ぎゃおぎゃお》 「んー…金目のものはそこそこ、か。どこかに預けているか、使い込んだか。とりあえず、先立つものは必要だからな、ま、役立てさせてもらおう。どうせ、勇者が稼いだ一部だろうし」 《ぎゃお》 「何せ、我、既に赤字なもんだからな…魔王も金欠はつらい」 《ぎゃおぎゃおー》
うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa
「さて、後はまずはあいつに何を学ばせるか…それと、王子の奥の手に対する備え…やれ、問題は山積みか」 《ぎゃおん》 【魔王様、戻りましたわ】 「ナイスタイミング。ここらの金目のもの、全部回収したい。お願いできるか?」 【御安い御用ですわ。遺体は?】 「うん、お任せする。必要だろ?」
うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa
【全ての命は私の子、骸となるとも、私は抱擁いたしましょう…善き夢を、死せる子ら…】 「…あいつには見せられんな」 【刺激が強いでしょうね】 「で、どう?何か記憶か残っているか?」 【…どれも、勇者を利用して魔王様と相討ち、あとは財宝栄誉を目論んでいる欲深い思念と罠への恐怖のみ…】
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