これが読めるか勇者よ- 急 -

うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa

「魔王！お前を倒す！」 「その前に…これが読めるか、勇者よ」 「…？なんだ、それは！」 「え…？文字が分からないのか？」 「お前を倒すためにひたすら教えられたのは常に戦い方のみ！」 「…ちょっと待った。聞いておこうか。もしかして今までそういう教育、受けてない？冗談ではなく？」

うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa

「MA-O！O-MA-E-WO-TA-OSU！」 「*の**…*れ***るか、勇者*」 「…？何-DA、それ-HA！」 「え…？**が*****のか？」 「お前-wo-TA-OSU-TAME-にHITA-SURA-教えRARETA-のはTUNE-に-戦いKATA-のみ！」 「…****待った。聞いて****。もし***今まで******、受け***？**では**？」

うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa

「当たり前だ！そんな暇は無かった！SEKAI-の-KIKI-のために-MINA-HA-は俺に戦い-KATA-を…」 「え、**、嘘**？」 「嘘なものか！」 「**と**けど、**は**…？」 「わからん！」 「お金の***は？」 「？たくさん-HARAEBA-良いんだろう？AITE-は大喜びだった！SASUGA、勇者様とな！」 「…！？」

うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa

「皆は困っていると聞いて-ITA-からな、お金と-YARA-は皆にたくさん払ったぞ！」 「…**に今の**金は？」 「？荷物に-NARU-と-IKENAI-からと、ここまで-NAKAMA-に-NATTE-くれていた-YATURA-に-WATASHITEOITA！良い-YATURA-だ！」 「嘘*…*か」 「時間稼ぎか？MAOU！TAOSU！」 「…*で**物は…？」

うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa

（*****************！！） 「あうっ！」 （この************が！！***************！！） 「ひっ！ごめん！なさい！やり！なおす！から！」 （**********は********と、言えと************が！！） 「ごめんな！さい！」 （この***********！たくさん***********というのに！） 「いたい！」

うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa

（***を、勇者に************！****たくさん********と*********！！） 「ごめんなさい！ごめん！あっ！なさい！」 （*****！） 「や、やめて、それは…！」 （***は、勇者と*****のに！**********だ！！） 「ごめんさい！やめて！やだ！おぼえます！おぼえます！それだけは！」 （駄目だ！！）

うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa

「…いたい…」 [ああ、あれが例の…] [子供ではないですか。本当に？] [王も相当、せっつかれておりますからな…] [しかし、大金払って、あれで本当に勇者になるのか？] […まぁ、無理にでもする、そうだ。そろそろ仕込むらしいぞ？] [前の勇者はそれで麻痺して、失敗したのでは？] [今回も…]

うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa

「だれか…いたい…」 [死にかけではないか…いっそ死ねれば楽だろうな…見ていて気分が悪い] [そういえば、神造奉仕語しか教えていないのか？] [まぁ、妥当ですな。今やあれは、底辺の共通語。我等は良く分からん] [獣の鳴き声の方がまだ可愛い。あれでは、酒を飲んだ後の酷い声だな] [まったく]

うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa

「…TA-SU-KE-」 […今、何か言ったぞ？] […誰だ、我等が使う尊民語の言葉を教えたのは？] [いえ、そのようなことは。一切の尊民後は教えてはならぬと仰せつかっております] [怪物のようで、あれでも子供、やはり嫌でも覚えてしまうか…] [頭に制限施術も考えねば] [命令以外は理解できぬよう]

うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa

「いたい…ごめんなさい…TASUKE…」 [貴様！誰の赦しを得て尊民語を喋っていいと言った！？黙れ！！] 「ひっ！？」 >おいおい、殺す気か。やめろ、これ以上支障が出たら俺が首を飛ばされる< [勇者研究主任、教育を徹底せよと言ったはずだ。気分を害する] >お言葉ですが…勇者は見世物じゃない…<

うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa

「…？」 >大金目当てに祖先の秘法も技法も売ったが、この研究対象は王と俺のモノだ。これ以上、難癖つけるんなら…てめぇの脳味噌、この棒で引っ掻き回すぞ！！< [ひっ、ひぃ！？き、貴様、私に向かって] >文句があるなら、王様にでも言って来いよ。勇者の完成遅らせたて困るのは…誰だ？あぁ！？<

うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa

[お、覚えていろ！魔王がそいつと相打ちになって、滅んだ暁には貴様も処刑してやる！金の亡者め！] >へ、魔王が出てきても何の対策もとれなかった無能様は、国を滅ぼすのもお手伝いする気で？< [き、貴様ァ…ここで即刻首を刎ねてやる！そこに直れ！] >へぇ、やってみろよ？< 「あ…■■■■…」

うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa

>おっと、お前は見なくていい、□□。汚物が増える所なんて、な< [ゆ、遺言はそれか！ええい、そのまま斬って…] >アホが。汝の憎悪は因果巡り汝に< […あ、へ？] >あーあ、どこ切ってんですか？俺の首を切るんじゃなかったんですかー？< [ひ…ﾋｭｯ] [あわわ…な、何が起きた！？ひえええ！？]

うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa

>たく…今の俺は貴族様より上だっつーの。特例で。ま、首になったら分かんないでしょーけどぉ？< 「■■■■…いたい…たすけて」 >あーぁ、折角、縫った傷が開いちまった…たく、規格外の力をぶちこんだからと言って、丈夫なわけではないっつーの！ほれ、拭くぞ、顔を上げろ< 「う、うん…」

うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa

>…前みたいに、俺の言葉が理解出来てれば、こんな傷、さっさと術で塞がるのによ…対呪術対策に言語の理解も薄れちまった。ますます言葉が限定される…たく< 「ごめん、なさい」 >あやまるんじゃねぇよ…。俺は悪だからな。魔王と同じような悪だ。ほれ、消毒するぞ。暴れるなよ？今の俺じゃ…<

うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa

「いたっ！！？？」 >ぐわっ！？< 「…あ、あ、あ…ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…！」 >…あたた…やっぱ怪物級の筋肉は半端無ぇな…防御対策して正解だったぜ< 「ごめんなさい！ごめんなさい！いたいのだけは！ごめんなさい！」 >今のお前を痛めつけても俺が困るだけだ。やんねぇよ…<

うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa

「…ごめん…なさい」 >いいから、顔出せ。…たく、よりによって、大事な顔をやりやがって…王に文句言ってやる…！ここは動物園じゃないってな！< 「…■■■■…おこってる…？」 >別に。それよりも、注意しろ。俺以外とは尊民語、喋るな。監視も厳しいからな< 「うん…」 >よし、いい子だ！<

うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa

>□□、おめーが魔王をぶちのめせれば、ここからおめーを出せるかもしれん。俺もここから早く解放されてぇしな< 「うん」 >もう少しだけ…すまねぇが、耐えてくれ。お前が生き残るには、それしか無いんだ…< 「…泣いてる、の？」 >！ば、ばっか、泣いてねぇよ！< 「だって、顔が、痛そう…」

うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa

>馬鹿な事を言うな！俺は無敵で大天才の■■■■様だぞ！泣いたりするものかよ！いいか、兎に角、お前は勇者だ！魔王を倒して、自由になるんだ！いいな！< 「…う、うん…わかった」 >よーし、そうだ。忘れるなよ、お前には俺がいる。絶対にな。絶対に…！< 「うん、わかった」 >よし、その調子だ<

うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa

<その子が勇者か？> >その声は…王子か。なんだ、まだ仕上がりからは程遠いぞ。見物ならまた別の機会にしてくれ。こっちは繊細な作業の連続で大変なんだよ< <まぁ、そう邪険にしないでくれ。魔王を倒す勇者に、表敬訪問くらい良いだろ？> >だったら待遇改善しろや。どんだけ焦ってんだ、王はよ？<

うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa

<前の勇者が魔王討伐に失敗の挙句、使い物にならなくなったからね。今まで勇者を出せば魔王は討たれる、その王道を潰され続けるここ数十年。王家への信頼もがた落ち> >人の良い王には相当堪えるだろうな< <僕としては心配なんだよ。父として人として、王は確かに最高の人だと僕は思っている> >で？<

うゆま[=ω=]豆腐卿 @uyumakusa

<ただ王としての器は…正直、酷いものだ。知識はあっても活かせる知恵が足りない、選択肢を切り捨てる事にいちいち迷い続ける、そりゃ、貴族もイラつくだろうし、信頼も低いだろうよ> >自分の親をそこまでボロクソに評価か。あんた自身はどうなのさ？< <僕かい？ここ最近の王家のイメージを覆したい>