2017年秋葉論文 「福島第一原発事故後の避難地域における若い居住者の甲状腺結節罹患率:公式データを用いた予備分析の結果」と、TM-NUC座長・メンバーからのレター(2019.5.28作成)

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Priamal Fear @PriamalFear

LETTER TO EDITOR Comments on "Thyroid nodule prevalence among young residents in the evacuation area after fukushima daichi nuclear accident: Results of preliminary analysis using the official data" journalrcr.org/article.asp?is… Christoph Reiners & IARC

2019-05-28 02:31:39
Priamal Fear @PriamalFear

Thyroid nodule prevalence among young residents in the evacuation area after fukushima daiichi nuclear accident: Results of preliminary analysis using the official data (2017) journalrcr.org/article.asp?is… Suminori Akiba et al.

2019-05-28 02:32:00
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

@PriamalFear なんですか、これは。ww 2017年秋葉論文に、TM-NUC座長のSchüz氏とメンバー2人(Reiners氏とKesminiene氏)が、今になって反論レター??しかも、ざっと見た限りでは、なんか的外れっぽい内容なんですが。ww とりあえず、元論文と合わせて読んでみます。 twitter.com/PriamalFear/st…

2019-05-28 07:29:06
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

まず、秋葉論文では、3県調査から求めた予測数と、1巡目と2巡目で観察された結節数を比較したところ、2巡目の避難区域での結節の予測罹患率の相対リスクがそれ以外の区域より有意に高いので、放射線被ばくとの関連をさらに調査すべきと述べている。 journalrcr.org/article.asp?is…

2019-05-28 09:00:04
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

これに対し、TM-NUCレターでは、3件調査との比較の方法と結果の解釈について疑問があるとし、3つの理由を挙げている。 (1)超音波機器の結節検出感度:3県調査と甲状腺検査では用いられた周波数が前者は7.75MHz、後者は10〜12MHzと異なるために解像度が異なる。

2019-05-28 09:02:18
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

さらに、検査者の訓練状況や能力の確かさ、およびドプラーなどの他の超音波モダリティの使用が不明なため、直接比較するのは不適切、と。 (しかし、検査者の訓練・能力はほぼ同等のはずだし、一次検査なのでドプラーは関係なし。)

2019-05-28 09:03:26
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(2)ヨウ素の役割。 秋葉論文では、避難区域で結節罹患率が高いことには、放射線被ばく以外の要因がある可能性に言及し、たとえば、食生活やライフスタイルと甲状腺疾患には関連があると疑われているが、日本ではヨウ素摂取量が高いため、

2019-05-28 09:12:05
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)甲状腺結節を含む甲状腺疾患のリスク要因として知られているヨウ素欠乏症は理由として考えにくく、そもそも事故から3年後の地域差が非放射線要因で説明できるかどうか不明であると述べている。

2019-05-28 09:12:38
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)さらに、安定ヨウ素剤が実際に事故後の甲状腺がんを防ぐことができるのかどうかについては確かではなく、2000年に食塩やパンのヨウ素添加が義務付けられたオランダで甲状腺がん発症が防がれたという確固たるエビデンスはないと述べている。

2019-05-28 09:13:13
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

これに対するTM-NUCレターの内容: 著者らが、栄養素としての食品へのヨウ素添加量と、原子炉事故時の甲状腺ブロッキングに使われるヨウ素の量(通常の食事摂取基準の500〜1000倍)を比較するのは間違っている。 (まあ確かに)

2019-05-28 09:29:02
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)日本が、甲状腺腫や甲状腺結節を防ぐヨウ素の含有量が高い魚介類や昆布が豊富な国だというのは本当だが、避難者のヨウ素状態が非避難者と異なるというのは不正確。

2019-05-28 09:29:28
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)県民健康調査によると、避難者における脂質異常症、糖尿病や肥満が非避難者の1.3〜1.6倍であり、伝統的・健康的な日本食から、ヨウ素含有量がはるかに少ない西洋的なファストフードへの食生活・生活スタイルの変化が、著者らが述べているよりもっと重要な役割を果たしている。

2019-05-28 09:30:13
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)特に、事故から3〜6年後に実施された2巡目で避難区域での甲状腺結節有病率がより高いことに影響を与えている可能性がある。 (日本の食生活が西洋化していることに、やっと誰かが気づいてくださったのは嬉しいですね。)

2019-05-28 09:32:07
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(3)統計的アプローチとその結果:秋葉らは甲状腺結節の予測罹患率を3県調査データにもとづいて計算しているが、検査者数が、特に最も低年齢のグループで非常に小さいため、それに由来する推計値の安定度は不十分である。

2019-05-28 09:33:14
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)さらに、検査者が受診者の避難状況を知っていたのか不明であるが、もしも知っていたのなら、それが避難区域と非避難区域での結果の違いに寄与した可能性がある。 (3県調査の人数については、福島医大にも説明していただけるといいかと。受診者の避難状況の盲検状態は、関係あるかな?)

2019-05-28 09:37:30
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

超音波プローブの周波数が3県調査(結節検出率1.6%)では低めだったということは、甲状腺検査(結節検出率1.4%)よりも解像度が低いために微小なことがわからない、ってことで、もしも同等の周波数を用いてたら、3県調査の結節検出率がより高くなっていた可能性があるということ?

2019-05-28 09:47:50
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

そもそも、3県調査では、検査者の訓練・能力を福島と同等にするという条件だったと思うけど、なぜ周波数を変えたんだろ?大体同じか、やや多いくらいの数が見つかればよかったのかな?と妄想。

2019-05-28 09:50:51
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

「(ヨウ素が豊富でない食生活が)事故から3〜6年後に実施された2巡目での避難区域での甲状腺結節有病率がより高いことに影響を与えている可能性」というのは、2巡目で避難区域の結節検出率が高いのは、ヨウ素欠乏のためであると言いたいのかな?

2019-05-28 09:54:26
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

でもそれって、TM-NUCレターで「避難者のヨウ素状態が非避難者と異なるというのは不正確」と述べられていることと矛盾してない?

2019-05-28 09:55:08
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

このTM-NUCレター、秋葉論文が2巡目の避難区域での結節の放射線影響調べた方がいいと述べているのに反論すべく、あれやこれやと引っ張り出してきた感強いけど、どの理由も微妙で、むしろ3県調査の使えなさを強調しているような??

2019-05-28 09:59:17
Priamal Fear @PriamalFear

三県調査は比較対象にならない、と証明してくれたと解釈すればいいのかな?

2019-05-28 10:00:56
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

@PriamalFear あと、”日本人にヨウ素不足はありえない”という定説に斬り込んでくれましたね。w

2019-05-28 10:10:49