アイドルでありながらファンにタニマチ的な特権を与えたぱすぽ☆は新しく有りながら実は古い手法を応用している

綾依夏子 @ayainatsuko

わたしはJ-POPのシンガーソングライターだけど、不思議と演歌系ともご縁が深くて。昔は演歌嫌いだったけど、触れていくたび、好きになるというか、感心させられるのです。

綾依夏子 @ayainatsuko

今は、J-POPの歌手でも、もっと演歌を・・・歌い方とかじゃなくて、演歌界の礼儀とか、お客さまとの接し方とかを学ぶべきだと思っています。

綾依夏子 @ayainatsuko

浅草の商業演劇の経験もだいぶ考えをかえさせられました。昔のほうが、お客さまと距離をちゃんと保とうとしていたかも(笑) 今は、演歌系の後援会とか、そういう距離感の感覚です。

綾依夏子 @ayainatsuko

アイドル卒業したのも大きいですけどね(笑) 昔は、フリーランスだったし、自営のためにもお客さまとの距離感ってすごく気にしていたけれど。

綾依夏子 @ayainatsuko

今は、歌手だったりプロデューサーだったりの部分で、お客さまとの心の距離はずっと近くなりました。

綾依夏子 @ayainatsuko

ファンの方をちゃんと一人の人間として見られるようになった・・・って言うと誤解を生みそうだけれど(笑)

綾依夏子 @ayainatsuko

わたしはお酒が好きじゃないからしないけど、演歌歌手とかって、よくお客さまと飲みに行くんですよ。もちろん個人的な連絡先も教えちゃうんです。

綾依夏子 @ayainatsuko

そゆの、昔はいやだったけど、今は理解できるようになりました。浅草を経験してから。 まぁ理解できてもしませんからね(笑)

綾依夏子 @ayainatsuko

ちなみに、歌手と個人的な連絡をできるようになる＝誠心誠意支えるってことですから、お客様にとっても楽じゃないですよ？

綾依夏子 @ayainatsuko

具体的には。歌手とか浅草芸人、女優に飲みに行こうって誘いますよね。そしたらたいてい、誘われたほうは仲間や知人をつれていくんですよ。合計十名とかになっても、誘ったお客さまが１人でお会計。

綾依夏子 @ayainatsuko

その歌手がコンサートをやるときは、チケットを百枚とか買い取って、知り合いに売ったり配ったりして客席をうめる。

綾依夏子 @ayainatsuko

これ、後援会の常識です(笑) ここまでしてくださるからこそ、歌手も個人的な連絡先を交換して、頻繁に連絡したり、お中元お歳暮、直筆のお礼状・・・とするわけです。 これができなきゃ演歌歌手になれない。

綾依夏子 @ayainatsuko

たまに、アイドルが完全な演歌転向じゃなくて、そのタイトルだけ演歌・・・みたいなリリースするじゃないですか。それが成功しないのは、下記に書いた演歌ならではのやり方ができないからです。

綾依夏子 @ayainatsuko

わたしはそういう演歌の世界を知っているので、実はアイドルCD百枚買いとか、いまに始まったことじゃないしって思います(笑) だって演歌の世界は千枚単位ですよ。

綾依夏子 @ayainatsuko

違うのは、アイドルの場合は何百枚買おうとお客さまはお客さま。演歌の世界は、そういうビップは客以上の扱いをされることです。ものすごい発言力を持つことになるんですよ。

綾依夏子 @ayainatsuko

それに、興味深いのは演歌界の御祝儀制度。はっきり言って演歌歌手は御祝儀で食べてます。 CD売上は全部事務所のもの、御祝儀は全部歌手のもの、みたいなやり方をしているところも結構あります。

綾依夏子 @ayainatsuko

私も演歌の現場に呼ばれていくと、御祝儀をいただくんですが。 こればっかりは、演歌の世界がうらやましい！なぜJ-POPやアイドルの現場にないのかと！

綾依夏子 @ayainatsuko

つまり、アイドルでありながらファンに見返り＝タニマチ的な特権を与えたぱすぽ☆は、新しく有りながら実は古い手法を応用しているのだと、プロデューサー的には見るわけです。

綾依夏子 @ayainatsuko

ちなみに、演歌界の常識をのべただけで、特に内情暴露とかではありません☆