佐藤正美Tweet_20190501_15

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佐藤正美 @satou_masami

私は自身を「人一倍感じやすい」性質だとは思っていないけれど、物事を考え込むほうだと思う。しかし、「与へられただけのものには不満を感じ」ないほうだし──ただし、「足るを知る」などと云うほどに宗教的な「自足」の意味では毛頭ない──、「それに抵抗し」て来なかったほうです。

2019-05-05 18:48:17
佐藤正美 @satou_masami

成るがままに(あるいは、為すがままに)委ねて来たと云ったほうが正確かもしれない。そうかと云って、「場当たり」な対応をして来た訳でもない(考え込むほうなので)。

2019-05-05 18:48:37
佐藤正美 @satou_masami

ただ、考え込むので、孤独を愛するのは確かです。そういう性質(孤独を愛して、人々と交際するのを疎ましいと思う性質)を、若い頃は嫌だったのですが、還暦を過ぎれば、寧ろ心地よいと感じています。

2019-05-05 18:49:00
佐藤正美 @satou_masami

孤独を愛したがゆえに、仕事(モデル論の探究)を30年も継続する事ができたし、TM(モデル制作技術)を作る事ができたのだと思う。しかも、TMを作る際に、文学は多大に影響していました。文学と数学(そして、哲学)は、私にとって仕事に随分な影響を与えました。

2019-05-05 18:49:24
佐藤正美 @satou_masami

私にとって文学も数学も扉の1つ1つは開けるには重かった(今も重い)。頭の良い人が簡単に開ける扉を私はゆっくりとじわじわ開けて来たし、今後もそうだろうと思う。

2019-05-05 18:49:43
佐藤正美 @satou_masami

頭の良い人々が決してやらない道草を食って、私にもひとつの確信が生じました──頭のさほど良くもない私でも、人々に較べて いっそうの時間を費やせば、そして色々な体験をして考えれば、人後に落ちる事はない、と。しかし、そのためには、鈍物な私には孤独が不可欠だった。

2019-05-05 18:50:08
佐藤正美 @satou_masami

亀井勝一郎氏は、作品の「讃歌」を書く事が批評家の生き甲斐であると言っています。「感動した作品に出会ふこと、その作者から直接に教をうける」事──べつの言いかたをすれば、「邂逅」──は、文学に限らず、(亀井氏も彼の他の幾つものエッセーの中で綴っている様に)人生の喜びでしょう。

2019-05-12 18:09:40
佐藤正美 @satou_masami

しかし、この喜びには、かならず、苦しみが伴う──特に、自分の才知が及ばない天才と巡り会ったときには、「讃歌」を書く様な余裕などないはずで ただただ翻弄されるしかなく、「嬉し泣き」に近い状態でしょう。

2019-05-12 18:09:55
佐藤正美 @satou_masami

そして、我々凡人は自分がわかった限りにおいて、天才の思想・技術を学ぶしかない。その限りにおいて、我々凡人のなかで頭のいい人が天才の作を注釈した文は、天才から観れば五十歩百歩であって、五十歩の私は百歩の言を さほど信用してはいない──それだから、私は傲慢と云われる故かもしれない。

2019-05-12 18:10:15
佐藤正美 @satou_masami

天才の思想・技術を私がわかった限りにおいて咀嚼しているのだから、私の学習した事も信用するには足りない。天才の思想・技術をドヤ顔(したり顔)で注釈している文──私も40歳代の頃には、そういう文を綴る悪癖にどっぷりと浸っていましたが──を読むと、今の私はそれらの文に嫌悪しか感じない。

2019-05-12 18:10:33
佐藤正美 @satou_masami

批評されている当の天才も、そういう文を読めば──尤も、天才はそういう駄文を読まないと思いますが──、生半可な注釈に対して呆れて うんざりするでしょうね。

2019-05-12 18:10:50
佐藤正美 @satou_masami

私は、文学者(あるいは、批評家)ではないので──私はシステム・エンジニアを職としています──、他人(の作)について「讃歌」を綴る事には興味がない。

2019-05-12 18:11:05
佐藤正美 @satou_masami

私は凡人たる事を寧ろ開き直って、天才の思想・技術を材料とみなして、私のわかった範囲で習得して、以前の私に較べて前進すれば、それでいいと思っています。

2019-05-12 18:11:22
佐藤正美 @satou_masami

そうすれば、他人がどうこう云おうと [ たとえば、「君は間違って学習している」と云われても、天才を わかろうとするのが私の目的ではなく、天才が私にもたらした影響が問われるのであって、] 私の個人事なのだから、他人は口出しできない。

2019-05-12 18:11:36