10周年のSPコンテンツ!
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AI建築エコノミスト森山高至 @mori_arch_econo
もう、ずっと言ってることなんですけど、ただ数合わせの問題じゃなくて、受発注者間での支払い遅延と資金繰りの問題なんだっ!てことが、自営業者でも現場人工でもない、そういう友人知人をもたない役人は理解できていないんですよ。 twitter.com/super_gel/stat…
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メルマガに書いたボルト問題 【今週の目次】 1.今週の気付き レオパレス 2.モノ申~す ボルト問題継続中 3.建築と経済 自伝っぽい話 『新建築』で考え中 4.レビューコーナー 『きっちゅ亭』 5.建築エコノミストのおススメ 文学のススメ 6.今週の詩歌 町田町蔵 mag2.com/m/0001685317.h…
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建築工事における鉄骨造、そこで使われるボルトが足りなくて日本各地で建設工事がストップして大変なことになるぞ! と私が言い出したのは昨年11月頃のことでしたよね。 年末には、ボルトがないので着工を辞めました…といった声がチラホラ出始めて、 あれよあれよという間に、半年が経ちました。
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この問題、どうなっているでしょうか? 通常は注文から1~2週間で届くものが!昨年末で4か月といってたのが年明けから半年といわれるようになり、 春先から9か月10か月と、注文して入荷までの期間が延期され続け、今は1年後といった声も聴かれます。 一方、あるとこにはあるぞ、見つけたぞ、
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という工場もあったりして混乱は続いています。 この件、何が問題なの?ボルトなんて町中にあるじゃない?と思われるでしょう。 まず、このボルトは特殊なボルトなんです。 名前は高力ボルトといいますが、高張力鋼を原料としており、この高張力鋼そのものが特殊な材料、スペシャルな素材なんです。
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そのスペシャル素材をつかった、これまた特別なボルトが、建築物の構造材料として認定されている高力ボルトなんです。 そのボルトの中でも、構造材料を決められたトルクで締め付けたことを確認できるものがトルシア型高力ボルトというもの。 これが、無いんです。
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つまり、ボルトなんてどっかにあんじゃないの?という話そのものがあり得なくて、 例えば、大人気の日本酒の獺祭の特別純米大吟醸が手に入らない!ってときに、 酒なんてなんでもいいでしょ?酒ぐらいどっかから持って来い、とは言わないでしょう? どうしても欲しい場合は、予約でいっぱいになる。
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場合によっては来年の仕込みから予約することになる。 そいう状況なんです。 じゃあ、ボルトが手に入るまで工事待てばいいじゃん、という話になりますが、 工事を待つことができる案件は限られていますよね。 昨年の台風で船舶と接触して壊れてしまった関空の連絡橋なんかは、とにかく迅速に直さないと
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人と物の流通に支障をきたします。 そのことによる派生的被害が大きい、だから早めに他の工事で使用予定のボルトであってもこの連絡橋にまわしてでもなんとかする必要があった。 同様に、来年に開催が決まっているオリンピック施設なんかもそうですね、遅れるわけにはいかない。
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こうして、工事の優先順位をつけていったとしても、工事を待つわけにいかない人々も存在します。 それは、毎月の支払いを抱えている大小さまざまな工事会社だって待てない。 着工が待てないのではなく、入金をそう長くは待てないということです。 建築工事は、支払いの予定が、契約時に1/3 着工時に1/3
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建築工事は、支払いの予定が、契約時に1/3 着工時に1/3 完成時に1/3とかが理想ですが、 調査して見積もりして契約して着工して納品して初めてお金がもらえるようなものも多い。 ひどいケースだと、最終支払いで手形というものもある、その手形もサイトが半年とか… 一方、現場の作業員の中には日払い
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日払いとか働いた分だけ現金ですぐに支払いとか、そういう慣習も根強く残っています。 お金の動きが遅い部分と、早い部分がある。 つまり、大本で受注した建設会社から最末端の作業員までの支払いの流れのここかしこで、 建て替え金額が発生しているんです。
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人体でいえば大動脈から末端の血管まで血液がいきわたって循環していないと死ぬように、 建設業界全体で資金流通がうまくいっていないと、いけないんです。 この血管が詰まると、そこから先が壊死するように、支払いの遅延といったものも発生すると、 末端の下請け業者は支払いに窮し即死します。
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なので、確実に血液が流れ込む組織に人は集まりますから、 景気が悪くなると、血液量の少ない、細い血管周辺に人は集まらなくなる。 ボルト不足は、そのうち解決、それまでじっくり寝て待とうよ…と悠長に言ってられないのは、 人体組織と同じで、そこかの臓器が悪くなると全体がおかしくなるように、
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鉄骨造がおかしくなれば、派生して他の業種、壁を作るとか、サッシュを納品するとか、仕上げ工事も進行が遅れていきます。 そうなってくると、事業主は予定どおりに建物が建ちませんから、たとえばホテルなら、飲食店なら開業が遅れる。 すると、当初の事業計画が狂ってくる。 お金を借り入れていたら
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未開業なのに銀行への返済が開始されるかもしれません。 開業前に雇い入れていたらその人件費、雇われる方からすれば雇用の遅延、日々の生活費の遅延、 やむなく離職、他の業界に転職、アルバイトで糊口を凌ぐか?といったところにまで派生します。 建設業界だけでも、工期の遅れは入金の遅れ、
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入金の遅れは資金ショートか支払いの遅延、運転資金の借り入れは事業計画、 事業計画は見通し立たず、では融資はできません、では支払いができません、手形が落とせません、人が辞めました、仕事はあったのに倒産しました。 といった事態になってしまうんです。もう建設屋は新規起業なんかしませんよ。
AI建築エコノミスト森山高至 @mori_arch_econo
国土交通省には、今回のボルト不足を背景にして起こりうることとして、 この全体像をイメージしてほしい!ということなんです。 ならば、早々に内閣府の中でも議論し、財務省や金融庁へも事態の予想と推移を説明、 この建設工事遅延への金融的対処の意向も発表しなければ、事態は安定しないんですよ。
AI建築エコノミスト森山高至 @mori_arch_econo
そのうち出てくるだろう…という素人考えは捨てて、国を動かすリーダーならエリートなら、事件は起きる前に全部火消しして、庶民からはその努力や姿は見えないうちに解決していくものですぞ。 それは、親たちが家計の不安を子供に見せないように、不安にしないように、こっそり解決するのと同じです。
AI建築エコノミスト森山高至 @mori_arch_econo
@super_gel 中国から無認可ボルトを入れてるヤツらもいるし…。この機会に正規認可を受けようとしている外国メーカーも新規に現れています。ホント、国土交通省はここ正念場で、ちゃんとしないと、建設業界連鎖倒産して、ボルトが間に合い始めたときには、外国製の認定ボルトに刈られた後ってことになりかねない。
AI建築エコノミスト森山高至 @mori_arch_econo
@super_gel おっしゃるとおり。 役人といえども、自分の専門以外のことは庶民レベルなんで、 危機度が十分に伝わっていないんです。 ワイドショーで騒ぎにするしかありません。

コメント

とろろ @ein18790314 2019年6月6日
そもそも建築は細分化、重層化しすぎ。 規模が小さいから簡単にコケるような会社がワラワラいるし、コンプラ何それな会社も多い。結果儲からんしブラックなとこが多くもなる。
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