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ニンジャスレイヤー:エイジ・オブ・マッポーカリプス・シーズン3 予告編

ネオサイタマ電脳IRC空間 http://ninjaheads.hatenablog.jp/ 書籍版公式サイト http://ninjaslayer.jp/ ニンジャスレイヤー「はじめての皆さんへ」 http://togetter.com/li/73867
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ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

天の底が抜け、血の雨が降り、連なるトリイを通って、ケオスの神々が地上に溢れた。あの黄金の日蝕もまた、暗黒メガコーポが相争い、古代のニンジャ達が身をもたげる混沌の世界……「力の時代」の到来を告げる、マッポーカリプスの一側面であった。

2019-06-02 22:05:44
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

樹皮は黒と白。神秘的なモミジの葉は折り重なって、黄と橙と赤のモザイク模様を作り、遠くに見える山のかげを金色に染める。ブリティッシュコロンビアの自然は、どこまでも、どこまでも美しい。

2019-06-02 22:09:33
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

しかしそのモミジこそ、無慈悲なるタイクーンの支配領域の証である。

2019-06-02 22:10:23
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「バンクーバーに行きなさると?……ヒ、ヒッ」モミジメイプル樹液採取の男を押し退け、奇妙な神がかりの老いた女が進み出た。コトブキは訝しんだ。「なにか、おかしな事を言いましたか?たしかに遠いですが、ウキハシのポータルを使うには、そこまで南下しないと……」

2019-06-02 22:12:18
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「そんな大それた事が出来るとは思わんね、かわいらしいウキヨのお嬢ちゃん」老いた女は垂れ下がった瞼の下で瞳を不穏に輝かせた。「タイクーンの支配地を、黙って通過できるとはお考えなさるな!」「……タイクーン……?」

2019-06-02 22:15:45
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「タイクーンはこの地のカエデを好んだ。故郷のモミジに似ているとね。そして作り替えた。木を、草を、獣をね!大いなる呪いじゃァ。タイクーンは十年のうちに、すっかりこの地を歪めちまったよ。ご覧、黒漆瓦屋根の家々を。血の川もじきに見える。五重塔には気をつけなされ。ニンジャの見張りがおる」

2019-06-02 22:18:04
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「五重塔……?ニンジャの見張りですか?」「気をつけなされや!」老女はコトブキの手を握りしめた。「暗黒メガコーポの連合軍はタイクーンのニンジャ軍と激しくイクサしておる。ヒ、ヒヒ!文明の連中はこの地の蜜に目がくらんどる。タイクーンに勝てるものかい!無理だよ!」喉を鳴らして笑う!

2019-06-02 22:24:10
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「すぐにわかる!燃える龍の名はオオカゲ!タイクーン御自ら鞍にまたがりィー……!」「婆さん、それぐらいにしておけ!」樹液採りの男が制するが、聞き入れない。「付き従うはアケチ・シテンノ!その無慈悲なるカラテ!邪悪也!邪悪也!ま、ま……マッポーカリプス!ナァァウ!」

2019-06-02 22:26:46
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

◆◆◆◆◆  NINJA SLAYER: AOM SEASON 3 ◆◆◆◆◆

2019-06-02 22:28:05
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「AAAAARGH!」ザリザリ……通信途絶。ランデブー飛行していた二機の戦闘機の一方は、黒煙を噴き上げて落ちて行った。「ダーシー!」レヴァンが叫んだ。偵察飛行の最中、彼らが遭遇したのはタコを背負ったニンジャの編隊であった。スリケンとクナイで戦闘機の機銃と渡り合う恐るべき敵だ。

2019-06-02 22:35:16
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

レヴァンのニューロンに「何故」が駆け抜けた。ゲニントルーパーは航空戦力にもなるというのか。決死のドッグファイトによって切り抜けるも、彼はダーシーを失い、ミサイルも撃ち尽くしてしまった。眼下の森には五重塔が複数。この地域にまで……!とにかく生きてこの偵察情報を持ち帰らねば!

2019-06-02 22:41:00
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「ハンニャアアアア!」超自然の咆哮が機体を震わせた。「エッ!?」レヴァンはレーダーを見た。光点が高速接近!「ハンニャアアアア!」「アイエッ……」視界に入るのは一瞬だった。レヴァンは操縦桿から手を離し、高速失禁した。戦闘機に襲いかかったのは……ナムサン……長虫めいた龍だった。

2019-06-02 22:44:43
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「ハンニャアアアアアア!」それは黒い龍の叫びだった。彼の耳から血が噴き出す。そして見た。龍にまたがる邪悪なニンジャの姿を。当然レヴァンはそれが何者か知っている。龍はオオカゲ。そしてその主、鍛え上げられた肉体、カタナや槍を持つ四本の腕、太陽めいて燃える凶悪な目……!タイクーン……!

2019-06-02 22:51:55
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

レヴァンは悲鳴を上げる事もできずに死んだ。次の瞬間、邪龍オオカゲの顎がキャノピーを砕き、操縦席を圧し潰し、噛みちぎったからだ。「惰弱!」タイクーンは吐き捨てるように言った。そして龍の横腹を踵で蹴った。DOOOOOM……龍は黒い炎を吐き、噛みしめた戦闘機を焼き溶かした。

2019-06-02 22:57:29
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「わたしが戦います」「正気かい?」コトブキの言葉に、来訪者は驚いて見せた。「苦しい戦いの中で、マスラダ=サンはひどく傷つきました。敵は、わたしが倒します」「そうは言ってもなァ。キミは当然ニンジャじゃないしさ……」「知恵と、決意と、力です」コトブキは断固として言った。

2019-06-02 23:05:50
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「イヒヒヒ……いや、すまねえ」むっとしたコトブキに、彼は詫びた。「悪意はないんだ……大それた事を考えるもんだと思って、びっくりしちまってさ」そして真顔になり、コトブキをじっと見た。「アイツを戦わせたくないッて気持ちはわかったが……それは……アイツの意志なのかな」

2019-06-02 23:07:40
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

ゴーン!ゴゴーン!等間隔のトリイ・ゲート通過音と風の中、彼女はイアイを研ぎ澄ませた。そのニンジャバランス感覚は極まっており、この大陸横断ヨロシンカンセンの背の上でも、その体幹は1インチたりともブレる事はない。「ヤモト=サン……!」その背後、ハッチから顔を出したコトブキが息を呑む。

2019-06-02 23:12:34
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

叫びと共に向かってくるゲニントルーパーのヤジリ陣形!その白い装束ゆえに、本物の巨大な矢尻めいている。アズールは眉一つ動かさず、ホルスターから銃を抜いた。クルクルとスピンさせ、真っすぐ構えた時には、既に熱い銃弾は放たれていた。

2019-06-02 23:20:20
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