いわき市 NO NUKES DEMO 〜 被災地へ bcxxxさんのレポート

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いわき駅前でデモ終了。沿道からは多くの人の視線が。飛び入りしたらしい制服の男子高校生三人組や地元の若者も。デモ隊は1000人以上は確実に居たと思う。素晴らしかった。

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今、無事帰宅。デモ終了後、いわき市沿岸部の津波の被害が大きかった豊間地区、江名地区を見て歩いた。自分の中で、被災地の現状をこの目で見たいという気持ちと、被災した皆さんからすれば物見遊山的に思わないかという不安がせめぎあっていた。でもやはり見て良かった。

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豊間地区、江名地区は、被災地の中でも津波に襲われた度合いは比較的軽度だと思うが、それでも津波が家を土台を残して完全に破壊し、残っている家も一階が砲撃でも浴びたように貫かれていた。一方で、隣や一つ奥の家はほとんど無傷なのに、跡形もなくなくなっている家があるなど、明暗が分かれていた。

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これらの地区では多くの方が亡くなったらしい。道ばたに積み上げられた家の残骸の間に、生活していた人たちの暮らしが伺い知れる品物がそのまま散乱していた。二ヶ月経っても誰も片付ける人がいないようで、時間がそのまま3月11日で停止していた。

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いわき市のデモに行くこと自体も相当迷ったけれど、被害地域を見に行くのはさらに迷った。行かないつもりをしていたけれど、デモ参加者の方2人に、そうした地区を「是非見に行ってみてください」と言って頂いたので、行くことにした。

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一階が壊滅しても、二階で電気を点して生活していらっしゃる家も何軒かあった。また破壊されてほとんど屋根の鉄骨のみになったセブンイレブンが営業している様子や、地元のコンビニが一度は津波に洗われた店を意地であけてらっしゃるのも見た。コンビニのおばさんと少し話をできて良かった。

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デモをしている途中には気付かなかったんだけど、公民館のような建物の中から、ガラス窓越しに本当にうれしそうに応援をして下さる人たちが居た。何か市民団体の寄り合いでもあったんだろうかと思っていたが、後で、そこが避難所だったことをきいた。

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デモの参加者にはびっくりするぐらい地元の若者が多かった。東京より若者が全然多い。凄く真剣な目をしていて、活気があった。お洒落に気を使っていたり、色々趣味を持っていたりするような子たちで、そうした子たちがみんな集まったんじゃないかというぐらい、色んなユースカルチャーが集結していた。

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「被災地を見にいってみてください」と言って下さったおばさんは、地元の歯医者さんの奥さんで、デモ参加者に歯医者さん用のマスクをたくさん持って来て配っていた。そんなわけで、デモのマスク着用率はものすごく高かった。

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地元の人に気を使ってマスクをしないでおくべきか、逆にマスクをすることで健康被害をアピールするべきか、これも行く前にさんざん悩んだことだったから、気が楽になった。とにかくこちらの心配が完全に杞憂に終わるぐらい、デモ参加者もそれ以外の人も含めて、地元の人たちは終始暖かかった。

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帰りの特急で、別の地区にボランティアに行ってた友達二人と偶然会った。いつも東京で反原発のデモに来ている二人。「福島でデモするぐらいならボランティアに行け」という人は、そういう人も居ることを知って欲しいですね。

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いわきアクション！パレード(風のたよりーいわき市議会議員　佐藤かずよし) http://skazuyoshi.exblog.jp/14782318/ こんな雰囲気でした。いちばん下の写真が地元の若いスタッフたち！みんなかっこよかった。

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ちょっと悪そうなサングラスかけてデモを見ていたレゲエとか好きそうな地元の若者二人が、列の最後尾に加わってたのが可愛かった。

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これが日本一かっこいいセブンイレブン。 http://togetter.com/li/134683 いわき市・豊間店。

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店にはでかいゴジラの人形が原発の方を睨み、ひまわりの花も。つまり日本一政治的なセブンイレブンでもある笑。

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消防署員の皆さんが、署の建物の窓から大勢身を乗り出してデモを見ていた。東京だとそういう公共機関で働く人は平静なポーズを取ると思う。だからそれだけでうれしかった。

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車窓からしか見ていないけど、茨城〜福島の美しい田園風景に本当に心が痛んだ。原発から40km圏内にあるいわき市の手前のあたりで、腰の曲がったおばあさんが田んぼの手入れをしていた…。