@ToshimitsuDan弁護士による憲法講義(法令違憲と適用違憲・LRAと過度に広汎故に無効の法理)

だいぶ長くなりましたが、壇先生との憲法に関するやりとりをまとめました。法令違憲と適用違憲、LRAの基準と過度に広汎故に無効の法理との関係まで盛り沢山です。
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だんどじみつ @Toshimitsu_Dan

それ、適用違憲じゃなくて、処分行為の違憲性では?RT @igaki: 憲法は法令違憲で営業の自由と憲法41条違反、適用違憲で大臣の個人認識情報の要件解釈の誤りを書いたな。めんどくさかった。

2011-05-16 11:11:28
弁護士井垣孝之(法務アウトソーシング) @igaki

それは適用違憲の定義と問題設定の仕方次第ですね。RT @ToshimitsuDan: それ、適用違憲じゃなくて、処分行為の違憲性では?RT @igaki: 憲法は法令違憲で営業の自由と憲法41条違反、適用違憲で大臣の個人認識情報の要件解釈の誤りを書いたな。めんどくさかった。

2011-05-16 11:13:00
だんどじみつ @Toshimitsu_Dan

適用違憲は、法令が適用される範囲で法令が無効。処分行為の違憲は、処分が違憲・違法。法令自体は関係なし。アメリカでは、文面上の訴えは訴えの利益で制限されたりするのですが、日本では、裁判所は勝手に文面判断しちゃうので、あまり意識されてません。よって、司法試験でもあまり問題にされ...

2011-05-16 11:22:19
だんどじみつ @Toshimitsu_Dan

そか、その前に、文面上・適用の訴えと、法令違憲と適用違憲の関係を説明せねば・・・RT @toshimitsudan:...

2011-05-16 11:25:24
だんどじみつ @Toshimitsu_Dan

たぶん、点数にはならないけど、頭の整理にはナル。RT @igaki: 壇先生のツイートが司法試験受験生に超役に立つ内容っぽい予感

2011-05-16 11:30:58
だんどじみつ @Toshimitsu_Dan

アメリカでは、適用の訴え、文面上の訴えがあって、基本的には、適用の範囲で法令が違憲になれば救済されると言うことで、文面上の訴えは、訴えの利益で制限されていたりします。しかし。日本の裁判所は結構ごっちゃ。

2011-05-16 11:34:50
だんどじみつ @Toshimitsu_Dan

文面上無効と適用無効は、訴える側のセレクション。

2011-05-16 11:35:58
だんどじみつ @Toshimitsu_Dan

法令違憲・適用違憲は、裁判所の判断の問題。法令違憲は法令全部が違憲。ただ、これは、アメリカで言うところの文面上無効と対応していると言われているものの、ホントかどうか不明。

2011-05-16 11:37:52
だんどじみつ @Toshimitsu_Dan

適用違憲は、当該事例に適用される範囲で法令が違憲という判断。アメリカの適用審査と対応すると言われているが、これもホントか不明。

2011-05-16 11:39:31
だんどじみつ @Toshimitsu_Dan

で、適用上の訴えと適用違憲、文面の訴えと法令違憲が一対一で対応するかについても、本来的には、適用上の訴えの既決として文面上無効もあり得ると思うのだが、1対1と言う人もいたりして。混乱が見られます。

2011-05-16 11:49:03
だんどじみつ @Toshimitsu_Dan

で、挙げ句の果てに、日本の違憲判決も、法令違憲と言う人が多いのも、良く見ると適用違憲ぽかったりして、人によって評価が違ったりする。

2011-05-16 11:50:43
だんどじみつ @Toshimitsu_Dan

文面上の訴えとかは、第三者違憲とかになると、主張適格が問題になる。

2011-05-16 11:53:12
だんどじみつ @Toshimitsu_Dan

で、適用違憲はなんぞやというと、芦部説で3類型。佐藤説で5類型。佐藤説は運用違憲なんてものも会ったりする。

2011-05-16 12:03:38
だんどじみつ @Toshimitsu_Dan

で、佐藤説は、法令の規定が当該事件に適用される限りにおいて違憲。芦部説は、法令自体は合憲でも、適用される限度医において違憲(処分行為も含む)

2011-05-16 12:13:42
だんどじみつ @Toshimitsu_Dan

芦部先生は、憲法訴訟では、あまりに無邪気な記述だったりする。

2011-05-16 12:15:25
だんどじみつ @Toshimitsu_Dan

基本的には、法令違憲・適用違憲は、百家争鳴で勘違いしやすいので注意。 適用違憲・法令違憲の問題は、多くの人は裁判所の判断の方法の問題と考えているので、代理人の主張で書くのは更にデンジャラス。

2011-05-16 12:28:41
弁護士井垣孝之(法務アウトソーシング) @igaki

結局説がいろいろあってこれというのはないということを再確認しました!RT @ToshimitsuDan: で、ついて来れた人!

2011-05-16 12:32:16
だんどじみつ @Toshimitsu_Dan

当事者の主張の問題と裁判所の判断手法の問題を混同してなければ、痛くはないでしょう。RT @igaki: 結局説がいろいろあってこれというのはないということを再確認しました!RT @ToshimitsuDan: で、ついて来れた人!

2011-05-16 12:36:31
だんどじみつ @Toshimitsu_Dan

憲法訴訟では、輸入間違いが良くあるのです。合憲推定のLRAとか。。。

2011-05-16 12:40:00
弁護士井垣孝之(法務アウトソーシング) @igaki

@ToshimitsuDan 基本書に書いてあるいわゆる処分違憲を代理人は主張すべきということですか?

2011-05-16 12:41:55
だんどじみつ @Toshimitsu_Dan

基本的には、「~法に基づく~の処分が、憲法~条に反し違憲であると主張する」と書けばOK。憲法判断の手法は、基本的には、裁判所が判断するところですから。RT @igaki: @ToshimitsuDan 基本書に書いてあるいわゆる処分違憲を代理人は主張すべきということですか?

2011-05-16 12:52:20
弁護士井垣孝之(法務アウトソーシング) @igaki

なるほど!RT @ToshimitsuDan: 基本的には、「~法に基づく~の処分が、憲法~条に反し違憲であると主張する」と書けばOK。憲法判断の手法は、基本的には、裁判所が判断するところですから。RT @igaki: @ToshimitsuDan 基本書に書いてあるいわゆる処分

2011-05-16 12:55:25
だんどじみつ @Toshimitsu_Dan

処分違憲は、適用違憲から、処分行為の違憲性を別カテゴリーにした考えで、百家争鳴の極みです。RT @igaki: @ToshimitsuDan 基本書に書いてあるいわゆる処分違憲を代理人は主張すべきということですか?

2011-05-16 12:55:46
だんどじみつ @Toshimitsu_Dan

違憲判断の方法を、代理人が主張する必要はありません。適用の訴えでも文言上無効の判断はあります。RT @igaki: @ToshimitsuDan 基本書に書いてあるいわゆる処分違憲を代理人は主張すべきということですか?

2011-05-16 12:56:55
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