リグナ・CLT欧州建築事情視察2019

2019年5-6月に行ったリグナ・CLT欧州建築事情視察のまとめ
木造 建築 木材 CLT
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小見山 陽介 @yosukekomiyama
BMW博物館/BMW Welt(Coop Himmelb(l)au, 2007)。企画展は電気自動車の歴史。1830年代に電気モーターが発明され、1881年に電気駆動三輪自動車が走り、ドイツで量産が試みられる…。最新のコンセプトカーでは躯体が木質化され、車内に植物が植えられ、後部座席は図書室のような設えが提案されていた。 pic.twitter.com/opwfLf80Vq
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小見山 陽介 @yosukekomiyama
LIGNA 2019を視察。1500の企業が出展する会場はひととおり歩くだけでへとへと。木材加工機械の数々が世界中から集まり、各所で商談が行われている。ハノーヴァー万博でトーマス・ヘルツォークが設計した建物が今も使われている。写真はExpo Roof(Thomas Herzog、2000)。広場を覆う木造の巨大な屋根。 pic.twitter.com/PizoLUVb8X
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小見山 陽介 @yosukekomiyama
建築設計の知識では加工機械の見方がわからず、建材メーカーの方々と一緒に回り勉強。木材の一片・接着剤の一滴も無駄にしまいと、進むライン化・自動化・クラウド化。一方、ありふれた機械に加えられた素朴な一工夫が職人技的な違いを生み出したりと、デジタルとアナログの両面で最前線を感じました。 twitter.com/HayashiTomoyuk…
小見山 陽介 @yosukekomiyama
ミュンヘン 、ハノーファーからウィーン、リンツへ。そしてドルンビルン、チューリッヒへ。ドイツ→オーストリア→スイスと中欧のドイツ語圏をめぐる旅。建材加工機械を学んだ前半戦が終了し、後半戦はCLT等による中大規模木造視察。高さ・広さ・形・混構造の極端を見て、日本が取るべき位置を探る旅。
小見山 陽介 @yosukekomiyama
PANEUM – Wunderkammer des Brotes(コープ・ヒンメルブラウ、2017)を視察。パン工場に併設の博物館。パンにまつわる古今東西の収集品を展示。複雑な3次元形状の建物は、600m3のCLTパネルをCNCで200m3分削り落とし積層することで実現。狂った構法による建築だが洞窟のような内部空間は感動的だった。 pic.twitter.com/REr67M7fcS
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小見山 陽介 @yosukekomiyama
G3 Shopping Resort Gerasdorf(ATP、2012)を視察。日本からも多くの方が訪れている定番のCLT建築。面積60,000m2の波打つ屋根はCLTパネル8,000m3と集成材3,500m3で構成されている。軒裏と一部の店舗天井ではCLTパネルの下面が現しとなっていた。閉店法により日曜日は営業しないため混雑する土曜夕方。 pic.twitter.com/ki1YgBhc5K
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小見山 陽介 @yosukekomiyama
Mühlwegの集合住宅(ヘルマン・カウフマン、2006)を視察。ウィーン市主催コンペを経て整備されたカウフマンによる最初期のCLT建築。様々な試験を経てCLT構造と木質外装が実現したが、構造に木材を過剰に使用してしまったとも反省する黎明期の建築。この経験が後の木質ハイブリッド建築群につながる。 pic.twitter.com/ad18iZYGUN
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小見山 陽介 @yosukekomiyama
HOHO Wien(RÜDIGER LAINERら、建設中)を視察。ウィーン郊外の政府・市による再開発地区で地下鉄駅に直結した一角に建設中の24階建て木造高層ビル。壁はCLTだが鉛直力は集成材の柱で支え、コンクリートの臥梁を介しXCパネルの床(CLTとコンクリートの複合)を接続。再開発の象徴的役割なのだろうか。 pic.twitter.com/wHWtYeFwDT
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小見山 陽介 @yosukekomiyama
Hauffgasse 37-47(bwsg、建設中)を視察。EUの気候変動対策基金Smarter Togetherを得て進められている老朽化した集合住宅の改修計画。目的は暖房費削減と住環境改善。既存部分を使いながらの改修に加え、屋上にCLT工法でペントハウスを増設。家賃も公開されており興味深い。bwsg.at/de/projekt/hau… pic.twitter.com/68wj3VVOKT
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小見山 陽介 @yosukekomiyama
視察後半の拠点チューリッヒに到着。英語読みではズーリック。ホールデンが暮らし、ここからロンドンとミュニック(ミュンヘン)に通った街でもあった。写真は空港の到着ゲート付近。森林の風景に添えられたプライベートバンクの広告コピー「責任感。それは私たちの数ある天然資源の一つ」。 pic.twitter.com/X9I3aYKTnO
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Illwerke Center Montafon(ヘルマン・カウフマン、2014)を設計者クリストフ氏の案内で視察。Cree社開発のライフサイクルタワー工法で建設した発電所オフィス。技術者と作業員の交流拠点でもある。構造・内装に地域産木材を使用。環境性能の高さはもとより、利用者のための空間を目指したとの説明。 pic.twitter.com/fYvKU9dmSU
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小見山 陽介 @yosukekomiyama
ドルンビルンへ移動する車窓から。公園の東屋、納屋の外装、住宅の板塀、点々と立つ小屋。すっかり色を落とした木材たち。先ほど見学したIZMでも、内外装ともに木材には特段の処理をせず、風化するに任せているとのこと。張りたての木は輝きすぎている、時がたつことで風景に馴染んでくるんだ、と。 pic.twitter.com/txEZG0wAvs
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小見山 陽介 @yosukekomiyama
LCT ONE(Cree、2012)を視察。設計部門のレオニ氏から、ライセンス制で世界に広がるLCT工法の概要と将来構想の解説。ライセンスとは部材断面等を規定するのではなく、世界中から彼らのもとに蓄積した経験・情報を同志に提供し、木質化のための短期長期目標を一緒に策定するサービスを指すのだと理解。 pic.twitter.com/LjQ3EOUM4S
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Blumer Lehmann社を視察。CAD/CAM部門のカイ氏に工場を案内いただく。自身も建築家であるカイ氏は、建築家・構造家・材料メーカーが早い段階から協働することで可能になる様々な木造を説得力十分に紹介してくれた。常識を疑い、加工機械の能力を引き出し、手仕事を信じ抜き、モックアップを使い倒す。 pic.twitter.com/xMWaceeasT
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小見山 陽介 @yosukekomiyama
@884si 紛らわしいけど、これはLCT(Life Cycle Tower)工法で、CLTパネルは使ってないのです。集成材柱と断熱材が一体化した外壁パネルと、集成材梁とRC床が一体化した床パネルによる工法。囲い込みのためのライセンスではなく、アレンジ可能、同志を増やして同時多発的に市場を攻めるためという感じでした。
小見山 陽介 @yosukekomiyama
Tamedia本社ビル(坂茂、2013)を視察。ロビーは一般公開されており、特徴的な木構造に手で触れることが出来る。天気が良いため上階は外ブラインドが降りていたが、歩行者からもガラス越しに木構造が現れる。昨日見学したBlumer Lehmann社のフリーフォーム加工技術が街に実装されるとこうなるのだな。 pic.twitter.com/Ws09cL8CJl
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小見山 陽介 @yosukekomiyama
チューリッヒ動物園象舎(Markus Schietsch Architektenら、2014)を視察。タイの森を模した木漏れ日の空間を、現場で曲げた3枚重ねの80mm厚CLTパネル、製材によるウェブ、40mm厚LVLパネルによる複合梁(木造シェル)による構造で実現している。外周のRC列柱を介して接地。一部開閉する屋根はETFE膜。 pic.twitter.com/4iZQKfcVDN
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小見山 陽介 @yosukekomiyama
チューリッヒ市のための学校パヴィリオン(Blumer Lehmann、2012)を視察。住宅地開発が進むエリアで、変動する学校や幼稚園需要を補完する仮設園舎。モジュールを加えれば拡張可能。事実2016年視察時から裏手に一棟増設されていた。リース期間後は工場に戻され再利用される。blumer-lehmann.ch/en/timber-cons… pic.twitter.com/OM2sxortIw
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小見山 陽介 @yosukekomiyama
帰国前、乗継時間を利用しMicro Compact Home o2 Student Village(Horden Cherry Lee Architects and Haack Hopfner Architekten、2005)を訪ねる。まだ住人がいました。Home Delivery展(2008)のためにMoMAが製作した映像で語られた「建築が小さくあること」の試行は今も。 youtu.be/AMdV8kj924U pic.twitter.com/4Ri1OtAIge
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小見山 陽介 @yosukekomiyama
京都大学・京大オリジナル株式会社による講演会『農林資源の今と未来~SDGsにも貢献する農林業~』(8/2木13-17時、京大アカデミアフォーラム)に登壇します。テーマはいつもの「CLT建築 世界の動向と日本における可能性」ですが、最新情報を加え内容はアップデートしてます。kyodai-original.co.jp/?p=4763 pic.twitter.com/Xn01jTrJkA
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