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茂木健一郎 @kenichiromogi
連続ツイート2242回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。
茂木健一郎 @kenichiromogi
香港のデモ、いつもは普通の生活をしている方々が、思いが募って路上に出てきたのだろう。「一国二制度」といいながら、徐々に、なし崩し的に中国本土のシステムに組み込まれていくかに見える香港。自分たちの生活の基盤が崩れることに対する不安や恐怖が今回の行動へと駆り立てている。
茂木健一郎 @kenichiromogi
中国本土の政治制度は、「人民独裁」というレーニン主義で正当化されるということになっているのだろうけれども、その人民の意見が一つではないということは、理論的にもどう扱われるのか。普通の理性でかんがえれば、やり方を無理強いすることには良心の呵責があるはずだ。
茂木健一郎 @kenichiromogi
フランシス・フクヤマが『歴史の終わり』を書いたときには冷戦が集結し、自由主義経済の体制が勝利を収めたように見えたけれども、その後の中国の体制は経済発展で変化するよりは、むしり強固なものになっているように見える。
茂木健一郎 @kenichiromogi
インターネットを通した人々の監視、評価システムと結びついて、「デジタルレーニン主義」と呼ばれる体制へと変貌しつつある中国。アメリカと中国の貿易摩擦は、社会をどう構築するかという命題に対する2つの異なるアプローチを背景にしている。
茂木健一郎 @kenichiromogi
香港のデモは全く正当なものだが、それに対して中国政府が聞き入れたり態度を変えたりすることは全く期待できない、と多くの人が思っている。中国政府はそのような存在であり、それを前提に中国本土の方々は動いている。それでこれまでなんとかなってきてしまっているのだ。
茂木健一郎 @kenichiromogi
中国の政治体制が良いと思っている人はあまりいないだろう。しかし、経済発展によって、いわば「実利」の部分で中国と事を荒立てないという態度をとる人、政府が増えてきた。そのような中国容認のあり方に、今回の香港デモは一つの問題を投げかけている。
茂木健一郎 @kenichiromogi
世界が中国政府風のデジタルレーニン主義におおわれることは悪夢だ。しかし、世界が今中国のそのようなやり方をとりあえず容認していることも事実だ。ずっとこのままでいいのか。今回の香港のデモは、世界全体にとっての「炭鉱のカナリア」であるように思われる。
茂木健一郎 @kenichiromogi
以上、連続ツイート2242回「香港のデモは、世界全体にとっての炭鉱のカナリア」をテーマに7つのツイートをお届けしました。

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