【R18】絶倫ペアの情交模様・EP7・天井知らずの情交

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まとめ 【R18】絶倫ペアの情交模様・EP6・互いに焦がれて ※続きは〈小説家になろう〉(ノクターンノベルズ)に移転します。 移転先:絶倫男♂女♀の情交模様 https://novel18.syosetu.com/n9108fw/ 移転のお知らせ:https://togetter.com/li/1436897 ---- 逢えない間も互いを想い、昂ぶった性欲を鎮めるために自慰行為に耽る、華純と猛。 4073 pv 1

 
 

エピソード7・天井知らずの情交

夢乃 @iamdreamers

♤ ♤ ♤ ♤ ♤ ♠︎ ♠︎ ♤ ♠︎ ♤ #twnovels

2019-06-14 22:50:49
夢乃 @iamdreamers

来客を告げるチャイムの音がした。まだ朝早いというのに、一体誰だろう? このアパートにはインターホンなどという文明の利器は付いていない。ぼくは玄関へ出て、昔ながらの魚眼レンズを覗いた。 「っ!!」 ドアの外には天使が立っていた。 #twnovels

2019-06-14 22:51:29
夢乃 @iamdreamers

ぼくは急いで鍵を外し、ドアを開けた。 「か、華純さん、どうされたんですか? こんなに早く」 今日の彼女は、薄茶色のスーツ姿をぼくに披露してくれている。髪は綺麗に結って頭の上に纏められている。途轍もなく綺麗で、途轍もなく素敵で、そして、途轍もなく愛らしい。 #twnovels

2019-06-14 22:52:06
夢乃 @iamdreamers

その姿をレンズの向こうに認めた時からぼくの息子はむくむくと目を覚まし、今はもう、ブリーフの中で大きく育っている。 「おはよう」 まずは挨拶、という感じで華純さんは微笑んだ。ぼくは挨拶もしていなかったことを思い出して、慌てて挨拶を返した。 「おはようございますっ」 #twnovels

2019-06-14 22:52:47
夢乃 @iamdreamers

華純さんは少し笑って先を続けた。 「今日ね、あたし帰りが少し遅くなりそうだから、これ、渡しておこうと思って」 そう言って差し出されたのは一枚のカード。 「これは?」 「あたしの部屋の鍵。部屋番号は覚えてるよね。番号を入れて、かざせば開くから。部屋はかざすだけね」 #twnovels

2019-06-14 22:53:29
夢乃 @iamdreamers

「えと、いいんですか? 華純さんの方が早かったら、入れないんじゃ?」 「IDを登録してあるから。こないだ、猛くんのも登録しておけばよかった」 けれど、その表情は残念そうではない。むしろ、お陰で今、会えたことを喜んでいるよう。ぼくも嬉しい。 #twnovels

2019-06-14 22:54:34
夢乃 @iamdreamers

「それじゃ、今夜までお借りします」 ぼくはカードキーを大切に押し戴いた。 「あの、遅くなるって、どれくらい?」 「十九時頃には帰れると思う。十九時を少し過ぎるかも」 それなら、終電まで、五時間くらいは一緒に過ごせる。 #twnovels

2019-06-14 22:55:18
夢乃 @iamdreamers

「解りました。今夜、お邪魔してます」 「うん、そうして。猛くん、まだ時間ある? もう登校するなら、少しだけど一緒に歩きたいな」 ぼくに異存のあるはずもない。 「ちょうど出ようとしていたところです」 普段より十分ほど早いだけだ。 「待っててください。すぐ用意します」 #twnovels

2019-06-14 22:55:54
夢乃 @iamdreamers

ぼくは部屋にとって返し、IDカードを入れてあるカードケースに預かったばかりのカードキーを大切に仕舞う。いつも使っているショルダーバッグを肩に掛け、スマートフォンと部屋の鍵を持って玄関に引き返した。 「お待たせしました」 「全然待ってないよ。行こっか」 「はい」 #twnovels

2019-06-14 22:56:27
夢乃 @iamdreamers

朝から華純さんと一緒にいられるなんて、今日はなんて素敵な一日だろう。学校の門まではアパートから五分程度しかない。その間の時間をできるだけ引き延ばすべく、ぼくは最近漸く慣れた道を、できるだけゆっくりと歩いた。 #twnovels

2019-06-14 22:57:10
夢乃 @iamdreamers

♤ ♤ ♤ ♤ ♤ ♠︎ ♠︎ ♠︎ ♠︎ ♤ #twnovels

2019-06-14 23:00:12
夢乃 @iamdreamers

「ね、ね、鹿古下くん、ちょっといい?」 教室に入って今日の試験の準備をしていると──と言ってもタブレット端末で試験範囲の復習するくらいだけれど──クラスメートの四季嶋 麗奈(しきしま れいな)に声を掛けられた。 #twnovels

2019-06-14 23:00:45
夢乃 @iamdreamers

それなりに可愛い顔で明るく活発な性格から、男女関係なく割と人気がある・・・らしい。人付き合いが苦手で友達も少ないぼくとは、同じクラスというくらいしか接点がないし、言葉を交わしたことも、挨拶くらいしかない。そんな彼女が話しかけてきたことに少し驚いた。 #twnovels

2019-06-14 23:01:11
夢乃 @iamdreamers

「四季嶋さん、おはよう。何か用?」 「おはよ。用ってほどのことじゃないんだけどさ、鹿古下くん、今朝一緒にいた美人、誰?」 華純さんと一緒にいたところ、見られていたのか。まあ、別れたのが校門──通用門だけど──の所だったから、見られていてもおかしくはないけれど。 #twnovels

2019-06-14 23:01:41
夢乃 @iamdreamers

華純さん、本当に綺麗だから目立つものな。今日だって何人もの人が振り返っていたし。でも、誰か、と改めて聞かれると、どう答えればいいのだろう。もう、ずっと前から知っているような気がしているけれど、実際は知り合ってまだ丸四日にも満たない。 #twnovels

2019-06-14 23:02:06
夢乃 @iamdreamers

付き合う約束を交わした訳でもないし、赤の他人と言う訳でもない。赤の他人に自分の家の鍵を渡したりしないもんな。そうだ、ぼくもスペアキーを作って彼女に渡しておこう。スペアキーを作るとなると、大家さんに話した方がいいのかな。おっと、今は四季嶋さんに答えないと。 #twnovels

2019-06-14 23:02:32
夢乃 @iamdreamers

「この間知り合った友達」これだけだと素っ気なさ過ぎるな、と思って言葉を繋ぐ。「四季嶋さんが見てたなんて知らなかったよ」 「友達? ただの?」 ただの、ではないかな。もうセックスしているし、今日も多分、いや、絶対、ヤる。恋人になりたい女性、が一番的確かも。 #twnovels

2019-06-14 23:02:59
夢乃 @iamdreamers

「うん。友達」 頭の中にいろいろな想いは溢れたけれど、口に出してはそう答える。 「本当? 随分と親しそうだったけど」 どれだけ見ていたんだろう。 「本当だよ。好意はあるけど」 あ、つい、本音が出ちゃった。 #twnovels

2019-06-14 23:03:26
夢乃 @iamdreamers

「ふうん、そうなんだ。鹿古下くん、大人しそうなのに、ヤることはヤってるんだ」 なんだよ、ヤることって。とは思ったけれど、突っ込まない方が良い気がする。 「ぼくにだって、少しは人付き合いくらいあるよ。用ってそれだけ?」 #twnovels

2019-06-14 23:03:55
夢乃 @iamdreamers

「うん。クラスメートが美女と一緒にいたから、しかもかなり仲良さそうだったから、気になっただけ。じゃ、ありがとね。さてと、勉強勉強」 最後は呟きながら去って行った。しかし、ぼくが、というかクラスメートが美女と一緒だったからって、気になるものかな。 #twnovels

2019-06-14 23:04:22
夢乃 @iamdreamers

これが男子ならまだ解らなくもないけれど。 「鹿古下くん、ちょっと」 前の席の垣田 静生(かきた しずお)が振り向いた。彼は、今のところこの高校で唯一の、友達らしい友達。垣田くんも人付き合いは苦手らしいけれど、席が前後ということもあって、なんとなく良く話す。 #twnovels

2019-06-14 23:04:46
夢乃 @iamdreamers

「何?」 「鹿古下くんも、確か北の通用門使ってるんだよね」 「うん、そうだけど」 「もしかして、今、四季嶋さんと話してた人って、薄い茶色のスーツ着てた?」 「そう。垣田くんも見てた?」 「見てたって言うか、来る途中でその人とすれ違って。胸が大きくて腰の細い人でしょ?」 #twnovels

2019-06-14 23:05:11
夢乃 @iamdreamers

思わず笑ってしまう。噴き出しこそしなかったけれど。 「なに?」 「ううん、いや、垣田くんもそういうとこ、見てるんだなって」 「そういうとこって」 「胸とか」 「あ・・・たり前だよ。男なら」 ぷい、と横を向いてしまう。怒った訳でなく、単に照れ隠しだろう。頬が染まっている。 #twnovels

2019-06-14 23:05:37
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