現実に起きた日本タンカー襲撃事件から、ホルムズ海峡を迂回するパイプラインのお話を再考しつつ、なにがおきるかを予測しよう。
国会安保論争、首相は本音を、真の狙いを示してほしい。ホルムズ海峡の機雷除去なんていう現実味のない話では響かない/イランによる「ホルムズ完全封鎖」は非現実的 掃海部隊を中東に派遣する前提に誤り | 安全保障 - 東洋経済オンライン toyokeizai.net/articles/-/714…
2015-06-08 21:46:47実は上記まとめで、取り上げられた話なのですが、当時は
機雷除去は現実的ではないと話をしていた2015年、
でも実際はそれが現実的な対策として、組み込まなきゃいけない問題ともなってきてしまったわけです。
.@kanda_daisuke 2012年1月に「EUがイラン産原油禁輸で合意、イランはホルムズ海峡封鎖を警告」という記事が出ているのですが、jp.reuters.com/article/topNew… 現実的には、あるいは現在では「ホルムズ完全封鎖」は現実味がないということでしょうか。
2015-06-08 22:19:58で神田記者にこのように突っ込みを入れられた 草食主義な黒兎さん が、まとめを作成されたんですが、ある意味封鎖に近い状態が起きてしまったわけです。
UAEは、安定的な原油輸出を目的とする陸上パイプライン建設を国家戦略とし、アブダビ政府系の国際石油投資会社(IPIC)が、アブダビ南方のハブシャン油田からインド洋側のフジャイラ港までの約370kmをホルムズ海峡を迂回する形で接続する原油パイプライン(The Abu Dhabi Crude Oil Pipeline)を2008年から建設し、2010年12月に試運転を開始した。
輸送能力はUAEの原油生産量の7割に相当する日量150万バレル程度と言われる。なお、建設は中国企業が請負い、住友商事及び住友金属工業がパイプライン用の鋼管を受注している(他にドイツとインドの企業も受注している)。
このツイートも2015年のものですけど、今現在パイプラインはどう伸びているかがわかるので、掲載させていただきます。
無意味なホルムズ海峡掃海論争。昨夜の報ステも反証。 日本の原油備蓄は200日(半年以上) 日本の原油輸入第一位サウジアラビアは、ホルムズ海峡を通らず紅海から可能。 第二位のアラブ首長国は、ホルムズ海峡迂回するパイプラインを3年前完成。 pic.twitter.com/OnqvnsYFtE
2015-05-29 13:02:56で、自分は別にその当時の危機(2015年)このように語っていました。
①仮に海峡が封鎖された とシミュレーションするなら、一時的に混乱するも、高めの代金で米から原油やLNG、LPGを買う流れに、ロシアとも交渉を始める。シェールガスを日本が金だして復活させる流れにも。そ.. togetter.com/li/790384#c180…
2015-03-05 13:08:00②ただ、どんどん石油価格が上がるので、輸送量が高騰し、政府が「必要最小限の流通」で、生活必需品以外の通販制限、更に特別措置として、総理権限で休眠の原発も稼働、反原発連中は息を潜めるようになる。(あく.. togetter.com/li/790384#c180…
2015-03-05 13:08:24河野太郎氏のブログから引用 2012年の政府ヘの答弁
問い(今は消えている模様 自分のまとめから引用)
原子力行政が国民の信頼を失い、原発の再稼働が難しくなる中でホルムズ海峡が封鎖される可能性が生じてから今日までの間に、万が一、ホルムズ海峡が封鎖された場合に、国内のエネルギー需給をバランスさせるために政府がとってきた具体的な対策を一つ一つ述べよ。また、その対策の目的と効果を述べよ。
答え 御指摘の「ホルムズ海峡が封鎖される可能性が生じてから今日までの間」の意味するところが必ずしも明らかではないが、我が国への原油や石油ガスの供給が不足する事態に備え、従来から、石油の備蓄の確保等に関する法律に基づき原油や石油ガス等の備蓄を行っている。
また、エネルギー資源の大部分を輸入に依存する我が国にとって、エネルギーの安定供給は必要不可欠であることから、従来から、原油、石油ガス及び天然ガスの生産国に対して、当該国の要望を踏まえた投資促進、技術協力等を行い、良好な関係を構築すべく務めている。
河野太郎氏のブログから引用 2012年の政府ヘの答弁 その2
問い ホルムズ海峡が封鎖された場合、日本への天然ガスの供給に影響が出るのは必至であるが、日本への天然ガスの供給の維持を目的としてアメリカのシェールガスを輸入するために、イランによるホルムズ海峡の封鎖が取りざたされるようになってから、政府がとってきた具体策をとくに詳細に述べよ。
ホルムズ海峡が封鎖された場合、アメリカのシェールガスをどの程度輸入することができると政府は考えているか述べよ。
答え 御指摘の「ホルムズ海峡の封鎖が取りざたされるようになってから」の意味するところが必ずしも明らかではないが、米国本土から我が国への天然ガスの輸入が実現すれば、我が国への天然ガスの安定的な供給の確保に資すると期待しており、政府としては、平成24年3月29日に行われた枝野経産大臣とチュー米国エネルギー長官との会談、同日に行われた玄葉外務大臣と同長官との会談、同年4月10日(現地時間。以下同じ。)に行われた同大臣とクリントン米国国務長官との外相会談、同月30日に行われた野田総理とオバマ米国大統領との首脳会談等において、米国側に対して協力を求めてきているところである。(抜粋
-----------で自分はこんなこと書いてますが
一方こういう流れも?
二転三転 世界情勢は変わります。2014年10月の段階で、一部の米LNG輸出プロジェクトは停滞の可能性も取り沙汰され始めた。 ともあります。ほんとに世の中の流れは形成がまるっきり反対に振れますね。
でも 本当にホルムズ封鎖となったら?日本が米に擦り寄って、シェールガス再開という事態も十分起きうるのです。
ロシアからは、LNGだけでなく原油の輸入も有るかもしれません。
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さて、現実問題になってきた。どう対処するのでしょう?といえばパイプラインも作られているという事からも、最悪の断絶という事は避けられることが予測できます
ホルムズ危機が現実のものになると、背筋が寒くなる、立憲民主党枝野さんの発言。狂ってる。石油が止められたことを一因に日本は戦争に突入した。 pic.twitter.com/FW51aCOPwk
2019-06-14 00:41:11で 石井さんが枝野さんが2015年に言及していた国会答弁を正確に引用している様子もないが、
2015年当時は割としっかり枝野氏は問題を認識していたし、すぐさま戦争突入と考えるべきではないとくぎを刺しているだけの気もする。
河野太郎氏のブログから(その記事は消えているので、自分が書いたコメから再現)
2012年の当初から枝野氏はエネルギー危機(ホルムズ海峡問題)に取り組んでいたことがわかります。だからこそ、この問題を出して、「戦争突入しようとしていませんよね?大丈夫ですよね?」と 政府に確認しているのだと理解できます。実際枝野氏は、米でこの件を考えて米と交渉してるんですよね。 というか そこまで調べないと わかりにくいのも難儀ですが(苦笑
だから「枝野氏はエネルギー問題がわかっていない」という解釈は間違い。 むしろ野党でエネルギー問題に関してはエキスパート