【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第219話「援軍到着」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第12巻に収録されています。
0
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」01】 一人逃げる玄徳。張任はもう一息だ、と玄徳を追い詰めます。玄徳の眼の前に新たな軍勢。ここにも兵が伏せてあったのか、ともはや我が運命もこれまでか、と覚悟を決める玄徳。しかし、その先にいたのは、なんと張飛でした。

2019-06-18 12:42:25
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」02】 一方、張飛の方といえば、先に何者かが戦っているのは認識しましたが、今みたいに照明器具が発達しているわけではないので、詳細は不明。敵なら捕まえろ、と大雑把な命令で駆けつけてきます。すると、なんと玄徳がいるではないですか。

2019-06-18 12:42:25
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」03】 暗闇の中でしたが、同士討ちを起こすことなく、張飛は玄徳と合流することができました。まさしく玄徳救援が間一髪間に合った形です。玄徳は、自分を追ってきた方向を指し、奴が蜀将だ、捕らえろ、と命じます。

2019-06-18 12:42:25
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」04】 殺せ、とか、倒せ、ではなく、あくまで捕らえよ、というのがミソ。いかに敵とはいえ、いずれ味方にするつもりであるのは明白です。一方、張任は突然の敵兵の出現に驚きます。玄徳追撃なら手勢で十分ですが、伏兵に対する備えはありません。

2019-06-18 12:42:25
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」05】 さすがは名将と言われる張任。ここで、迷うことなく引き上げます。張飛は、追撃することなく、一旦は玄徳の無事と状況を確かめます。玄徳は張飛が思った以上に早く到着したことに驚きますが、その話はおいといて、張飛は味方の救出に動き始めます。

2019-06-18 12:42:26
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」06】 雒城周辺では、なおも激しい戦いが繰り広げられています。疲れ切った玄徳軍が押されていましたが、ここに張飛が駆けつけます。心強い味方の登場に、玄徳軍の兵士たちの表情が一変。張飛はそのまま蜀軍相手に大暴れ。

2019-06-18 12:42:26
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」07】 張飛が振り回している蛇矛。突く、斬る、も出来ますが、なんと言っても、叩きつける打撃力がすごい。グシャ、という音とともに敵兵の頭を叩き割ります。形勢は逆転。崩れる蜀軍を見て、張任は雒城内に引き上げていきます。

2019-06-18 12:42:26
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」08】 こうして、一旦、戦闘は停止。張飛は一気に攻めようか、と言い出しますが、玄徳は、兵も疲れているし、雒城はそう簡単には落ちないから、一旦涪城に引き揚げることにします。

2019-06-18 12:42:26
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」09】 魏延、黄忠達も引き揚げるように伝令を飛ばす玄徳。結果的には何も得られなかったと思いきや、魏延たちは思わぬ拾いものをしていました。

2019-06-18 12:42:27
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」10】 涪城に戻って一息ついたか、玄徳。張飛らに事の次第を尋ねます。張飛が思ったよりも早く到着できた理由は、厳顔の協力があったからです。巴城から雒城まで三十数箇所の城、砦が全部厳顔の顔パスで通れたのが大きい。

2019-06-18 15:08:12
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」11】 それ以前に、張飛が孔明の言うことをよく聞いて、厳顔を味方に引き入れることが出来たというのが勝因でありました。張飛のお手柄です。酒に飲まれなければこれほど頼りになる武将はおりません。

2019-06-18 15:09:46
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」12】 玄徳は厳顔に礼を言います。厳顔は、大義のため、天下万民のためなら喜んで協力すると言います。玄徳は力強い味方が出来、うれしいと素直に喜びます。そして、厳顔に感謝の気持ちとして、鎧を手渡します。

2019-06-18 15:11:34
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」13】 鎧を贈る描写は珍しいですが、傍らに置いてあった鎧は、先程まで玄徳が身につけていた鎧でしょうか。とりあえずお下がりを渡したというよりも、厳顔の行動は自分の身を守っていた鎧に等しい存在だ、という意味を込めた贈り物のような気がします。

2019-06-18 15:15:31
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」14】 さて、ほどなくして黄忠、魏延も帰還してきます。二人は無事に帰ってきただけでなく、呉蘭と雷同という敵将を捕らえてきました。あの苦戦の中でさらっと手柄を立ててくる黄忠達。

2019-06-18 15:17:21
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」15】 バツの悪そうな表情の呉蘭と雷同は、厳顔の姿を見て、お前も捕らえられたのか、と尋ねます。厳顔は、捕らえられたが、玄徳の意思を聞いて、自分も力を貸すことにした、と言って呉蘭たちにも協力するように説得を開始します。

2019-06-18 15:19:34
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」16】 すべて漢朝のため、天下万民の平和のため、という大義。蜀の今後も考えると、玄徳とともに他国に侵略されない平和な蜀を造ったほうがいいと、厳顔。玄徳からも協力を促された呉蘭は、雷同と相談します。

2019-06-18 15:21:31
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」17】 雷同は、厳顔までが協力しようとする方なら、間違いない人物かもしれん、と言うと、蜀の民を安んじてくれるならば、と二人は玄徳に協力することにします。

2019-06-18 15:23:18
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」18】 オセロゲームみたいに敵味方がひっくり返っていますが、苦しくなるのが雒城に立てこもっている側です。雒城防衛の中心者である呉懿と張任らは、相手の勢力が今までの数倍に膨れ上がったことに危機意識を持ちます。

2019-06-18 15:25:09
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」19】 なにより、玄徳軍の救援に駆けつけてきた張飛の豪遊ぶりが、雒城の兵の士気を下げています。そこで張任は、張飛を捕らえ、敵の士気を落とす作戦を考えます。張飛の猪突猛進の性格を利用しようと言うのです。

2019-06-18 15:27:10
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」20】 玄徳は龐統を失い、また張飛を失えば、確かに意気消沈するに違いありません。作戦はすぐに実行されます。張任自ら兵を率いて城を出ます。 城外の駐屯地から、雒城から兵が出てきたのを確認した張飛はすかさず応戦に出ます。

2019-06-18 15:29:12
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」21】 張任と張飛、お互いの姿を認めた二人による一騎打ちが始まります。知恵者の張任ですが、膂力は張飛のほうが上。張任はとてもかなわんと、すぐに逃げ出します。張飛はすぐさま追いかけます。これこそ張任の作戦です。

2019-06-18 15:30:29
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」22】 ひとしきり追いかけた張飛ですが、複雑な地形で張任の姿を見失います。引き揚げようとすると銅鑼の音が鳴り響き、張飛らを取り囲むように軍勢が。張飛は強行突破を図ります。

2019-06-18 15:32:30
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」23】 呉懿は張飛を追い詰めようとしますが、張飛は構わず突き進みます。しかし、その先には新手が…。張飛絶体絶命か、と思いきや、目の前にいたのは趙雲でした。張飛よ、安心して戦えと趙雲。

2019-06-18 15:34:46
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」24】 事態が飲み込めない様子の呉懿でしたが、趙雲子龍の槍さばきの前に刃が立たず、あっさり捕らえられます。張飛もひとしき大暴れ。将を失った蜀軍は我先にと退却していきます。

2019-06-18 15:36:43
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座219「援軍到着」25】 呉懿が捕らえられたのを見た張飛は、ざまあみろってんだ、と一言。孔明は一足先に涪城へ行ってると聞き、自分たちも引き揚げることにします。

2019-06-18 15:38:05