【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第222話「漢中馬超軍」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第12巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」】 第222話です。ニャンニャンニャンですが、猫ではなく、馬超の話です。…失礼しました。 さて、蜀の劉璋が何を迷ったか、敵方の漢中に援軍を求めるという暴挙に。師君と呼ばれる漢中の張魯はその手紙を受け取ります。

2019-06-26 12:46:00
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【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」】 援軍を出してくれるなら二十州をお礼に渡すという内容に、冗談ではないと反発する家臣達。そういって玄徳軍を追い払わせ、そのあとでその二十州を取り返す算段に違いないという意見が多数。まあ、あと誰がそれをやるかという問題も無きにしもあらず。

2019-06-26 12:47:42
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【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」03】 そこに口を挟んだのが、なんと馬超です。曹操に敗れた馬超は、流れ流れてここ、漢中に落ち延びていたのです。張魯の客将といった身分でしょうか。兵を貸してくれるなら、玄徳を生け捕り、劉璋には領地をさかせて師君に奉る所存という馬超。

2019-06-26 12:49:48
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【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」04】 張魯は馬超ほどの豪傑ならそれはできるだろうと、援軍を率いて蜀に向かってくれと言います。それまでは荊州軍とにらみ合いをしていた漢中の兵力ですが、これで戦局に変化が生まれます。

2019-06-26 12:51:22
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【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」05】 馬超が援軍の将となって葭萌関に向かっているという報告は、綿竹関にいる玄徳にも伝わりました。漢中に仕込んでいた間者からの報告と思われます。葭萌関は現在孟達が守っていますが、孔明は孟達だけでは守りきれず、すぐさま救援に行かねばと言います。

2019-06-26 12:53:29
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【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」06】 しかし、相手が馬超ともなると、並の将軍では心細い。張飛もしくは趙雲クラスの大将が必要ですが、あいにく、趙雲は兵を率いて付近の宣撫から帰ってきていません。いるのは張飛のみ。

2019-06-26 12:55:05
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【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」07】 ならば張飛を連れて向かってくだされ、と孔明。綿竹関は自分が守る、と孔明。しかし、張飛は血気にはやるところがあるので、釘を指しておかねばならぬと考えた孔明は、一芝居打つことにします。

2019-06-26 12:56:47
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【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」08】 孔明は張飛を呼び出すと、さも困ったかのように、関羽を呼ばねばならぬと言い出します。張飛は何が起こったのか、と聞くと、葭萌関に向かってきた敵の大将が西涼第一の豪雄・馬超であり、関羽でなければ防ぎきれまいと言います。

2019-06-26 12:58:36
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【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」09】 張飛は、自分を差し置いて何を言ってるんだと猛抗議。その昔、長坂橋において曹軍百万を睨み返したのをお忘れか、と張飛。孔明は、あれは大軍で渡るには橋一つで狭すぎたことも幸いした、とあえて張飛の手柄を極小化します。

2019-06-26 13:00:15
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【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」10】 しかし、馬超は、曹操も逃げるほどの男、並の豪雄ではないから、関羽を呼び寄せようと思った、と孔明。張飛は、その任務を自分に任せろと言います。もし、馬超に敗れたら、いかなる軍罰も甘んじて受けると言い、ついには誓約書まで書きます。

2019-06-26 13:02:04
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【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」11】 そこで孔明は、張飛に玄徳と共に葭萌関に行くことを許します。しかし、馬超を甘く見るな、と釘を指します。張飛はわかっておりますわい、と言いつつ、どんあ男か楽しみだわいとやる気十分です。

2019-06-26 13:03:27
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【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」12】 場面変わりまして葭萌関。馬超率いる漢中軍が到着。あんな城落とすに、そう時間はかかるまいと見た馬超は早速突撃のドラを鳴らさせ、攻撃を開始します。張飛も葭萌関に到着して待ち構えていたようで、迎撃に打ってでます。

2019-06-26 13:05:29
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【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」13】 張飛が先頭に立って迎撃にでますが、魏延も出撃していきます。漢中軍の兵士を次々に倒していきますが、そこに大将らしき男を発見します。これが、今後数々の因縁を繰り広げる馬岱との初対面となりますが、この時はまだお互いの名を知りません。

2019-06-26 13:07:39
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【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」14】 魏延と馬岱は一騎討ちを始めます。馬岱は相手が思ったよりも手強いと見て、槍を投げ飛ばし、弓矢を放ちます。矢は魏延の右手に当たり、槍を落とします。不覚を取った魏延は慌てて自陣へ引き揚げます。

2019-06-26 13:09:46
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【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」15】 勢いづいた馬岱は、敵を蹴散らせとばかりに突撃しますが、そこに立ちはだかったのが張飛です。ここから先は通さんと名乗りを上げる張飛。馬岱は思ってもない好敵とばかり、剣を抜きます。

2019-06-26 13:11:03
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【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」16】 お前が馬超か、と尋ねる張飛。俺は馬超の一族、馬岱よ、との返事に、心底がっかりする張飛。そんな者じゃ相手にならん、馬超を出せ馬超を、というと、馬鹿にされたと思った馬岱は、俺の手並みを見てからほざけ、と張飛に襲いかかります。

2019-06-26 13:12:39
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【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」17】 若かりし頃の馬岱。血気にはやるのはいいのですが、実力では張飛にかなうべくもありません。剣と槍を一合しただけでも、腕がしびれてしまった馬岱。二度目で剣を弾かれてしまい、張飛の強さに驚愕。慌てて逃げ出します。

2019-06-26 13:14:17
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【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」18】 それを追いかけようとする張飛でしたが、玄徳が止めに入ります。ただ一騎で来たので、実は大変危険な状態でしたが、玄徳は張飛の短気を心配して追いかけてきたと。自分達もここについたばかりで、兵馬も疲れているから、まずは休息を与えよと言う玄徳。

2019-06-26 13:16:09
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【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」19】 この玄徳の言葉に張飛は従い、兵を引き揚げさせます。初戦は引き分けといったところでしょう。 それからしばらくすると、今度は馬超が自ら兵を率いて葭萌関にやってきて、挑発行動にでます。

2019-06-26 13:17:38
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【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」20】 この馬超に恐れをなしたか、と言われて黙っていられない張飛。すぐに打って出ようとしますが、玄徳に今、でてはならぬ、馬超の気勢をそぐのだ、と言います。

2019-06-26 13:19:00
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【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」21】 それにしても、と玄徳。西涼の錦馬超と言われる相手を見て、その威風堂々ぶりを褒めます。なんでいあんな奴、とちょっとすねる張飛。その超飛を挑発する馬超。腰抜けとまで言って超飛をあざ笑います。

2019-06-26 13:20:39
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【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」22】 馬超から一騎討ちの勝負を持ちかけられると、もうじっとしていられない張飛。玄徳も止めても聞かんだろうと、打って出るのを許します。

2019-06-26 13:24:09
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【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」23】 若干肩に力が入りすぎてる張飛ですが、門を開けさせ、一騎で出陣。玄徳も、敵に卑怯な手があってはならんと、自分たちも城外に出て張飛を見守るのだ、と出陣します。対面には馬岱が見守り兵を率いています。

2019-06-26 13:25:51
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【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」24】 こうして、三国志でも屈指の名勝負が始まります。馬超の一騎討ちシーンは曹操軍の許褚との一戦を思い出す人もいると思いますが、張飛との戦いも見応え充分です。

2019-06-26 13:27:08
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【横山光輝「三国志」講座222「漢中馬超軍」25】 雲を呼び、風を起こす竜虎の戦いになぞらえ、激しく戦う二人。両軍ともかたずをのんでその成り行きを見守ります。二人の勝負はなかなかつかず、途中で水を飲み、馬を取り替えて戦い続けます。やがて日が沈み始めても勝負がつきません。

2019-06-26 13:28:45