@torii_h 氏の抄訳による、IAEA報告書「チェルノブイリ原発事故による環境への影響とその修復」2006年

IAEA報告書、"Environmental consequences of the Chernobyl accident and their remediation," IAEA, Vienna (2006) の抄訳です。 さらに加筆されたものが、こちらに公開されました (2011/05/21): http://www.numtech.co.jp/column/20110520/
39
🌸 中谷康一 Koichi Nakatani @knakatani

[編集者註] この抄訳の改訂版が http://t.co/frNFQl4 で公開されました。一般的には、この Togetter ページを読む必要はもうありません。このページは、ただ記録を残す目的で残しておきます。

2011-05-22 05:35:23
Hideyuki Torii @torii_h

IAEAのチェルノブイリ報告書にはいろいろ興味深いことが書いてある。Wikipedia情報も多くはこれが出典のようだ。フクシマ後の生活にも大いに参考になると思う。今から20kmジョギング行くので、帰宅後にサマリーをお届けしますね。私の訳でよろしければ。。。

2011-05-15 10:34:06
Hideyuki Torii @torii_h

IAEA報告書(1): 今から "Environmental consequences of the Chernobyl accident and their remediation," IAEA, Vienna (2006) を元にツイートします。長いので覚悟!

2011-05-15 18:52:00
Hideyuki Torii @torii_h

IAEA報告書(2): 原資料はこれ。 http://bit.ly/iP0Te4 文中カッコで原資料の該当ページ番号を示します。原文は大変不親切なので私が適当に注釈を加えました。[解説]のタグをつけておきますので、疑問があればどうか原典をあたってください。

2011-05-15 18:52:34
Hideyuki Torii @torii_h

IAEA報告書(3): 念のためDisclaimerを。以下のツイートは全文翻訳ではありません。原典180ページの中から福島原発事故後の生活に役立つと思われる箇所を抜粋したものです。文章の正確性は保証できない。また文章の引用は原典と比較の上で自己責任でお願いします。

2011-05-15 18:53:07
Hideyuki Torii @torii_h

IAEA報告書(4): [解説]報告書は最初に事故の概要、次にミルクの汚染など環境汚染、そして除染作業の話に続きます。最初の方は退屈かも。「いいからミルクのことを先に言ってよ!」という方はしばしお待ちを。

2011-05-15 18:53:36
Hideyuki Torii @torii_h

IAEA報告書(5): チェルノブイリ原発事故の概要。1986年4月26日に発生。放射性物質放出の経過(p18) http://flic.kr/p/9HAzNU 大気への大量放出は10日間継続。放出放射性物質の種類と量(p19) http://flic.kr/p/9Hxxyp

2011-05-15 18:54:18
Hideyuki Torii @torii_h

IAEA報告書(6): [解説]参考情報として京大、広島大、国学院大、日本大の有志による飯館村周辺放射能汚染調査の結果を示します。 http://bit.ly/iZ1gHI 表1表2の核種別土壌汚染データをチェルノブイリのケースと比べて下さい。

2011-05-15 18:54:28
Hideyuki Torii @torii_h

IAEA報告書(7): 事故初期の脅威は主にヨウ素131(半減期8日)、次にセシウム137(半減期30年)。事故後20年経過した時点で大半の核種は脅威外。現在はセシウム137とより少ないストロンチウム90(半減期29年)が主な問題。ストロンチウム90は原発周辺で特に問題。

2011-05-15 18:54:48
Hideyuki Torii @torii_h

IAEA報告書(8): 何百年何千年というタイムスケールでは、最後に残る問題はプルトニウム同位体。またプルトニウム241の崩壊によって生成されるアメリシウム241が今後増加すると思われる(p20)。

2011-05-15 18:54:57
Hideyuki Torii @torii_h

IAEA報告書(9): 事故後最初の1年間の核種別汚染寄与度の変化(大気中)(p104) http://flic.kr/p/9HB2qL 100km以上遠方の場合 http://flic.kr/p/9Hygvp 総合的な汚染度の変化 http://flic.kr/p/9HyiYz

2011-05-15 18:55:11
Hideyuki Torii @torii_h

IAEA報告書(10): [解説]こちらと比べてみてください。よく似た経過を辿っています。【仙台市青葉区の放射線量】 2011/5/14まで。田村さん@東北大の測定。 http://flic.kr/p/9HjYkX (続)

2011-05-15 18:55:21
Hideyuki Torii @torii_h

IAEA報告書(11): [解説]放射線を出す核種が変わる。チェルノブイリの場合、最初の1か月はヨウ素の寄与が大きく、それ以後はセシウムの寄与が大きい。これは安価な放射性測定器による線量測定が難しいことを意味します。(続)

2011-05-15 18:55:29
Hideyuki Torii @torii_h

IAEA報告書(12): [解説]安価なガイガーカウンターでは放射線の種類や強さがわかりません。ガンマ線のみ測定しセシウム137を仮定して線量表示する機種が大半。ところがヨウ素131が出すガンマ線のエネルギーはセシウム137の半分なので換算するにはエネルギー補正が必要。(続)

2011-05-15 18:55:54
Hideyuki Torii @torii_h

IAEA報告書(13): [解説]このため最初1か月の線量表示が最大約2倍になる可能性が。現時点で高価なシンチレーションカウンターが自治体に大量に出回っているはずはない。「急に線量が下がった」と聞いて安心してたら、実は不正確な測定のせいかもしれません。用心を。

2011-05-15 18:56:08
Hideyuki Torii @torii_h

IAEA報告書(14): チェルノブイリ原発事故によって放出された放射性物質は6次にわたる放射能雲となって拡散した(p22) http://flic.kr/p/9HAKdb [解説]幸運なことにフクシマではこれが1度(3月15日)だけで済んだのです。

2011-05-15 18:56:17
Hideyuki Torii @torii_h

IAEA報告書(15): その結果ヨーロッパ全域に放射能汚染が拡散。セシウム汚染図(p24) http://flic.kr/p/9HyhNr チェルノブイリ周辺(p25) http://flic.kr/p/9HyDeK

2011-05-15 18:56:26
Hideyuki Torii @torii_h

IAEA報告書(16): ストロンチウム汚染図(p26) http://flic.kr/p/9HyG5k プルトニウム汚染図 http://flic.kr/p/9HByaW

2011-05-15 18:56:34
Hideyuki Torii @torii_h

IAEA報告書(17): [解説]放射性物質の種類によって汚染地域が異なるという情報は重要です。フクシマでも早くこの種の詳細情報が欲しいものです。ストロンチウムやプルトニウムの測定は容易ではありません。現在セシウム汚染の情報ばかりが多いのはそのせいかも。

2011-05-15 18:57:10
Hideyuki Torii @torii_h

IAEA報告書(18): 都市部におけるセシウム汚染の分布(p28) http://flic.kr/p/9Hz3GD 地面や屋根に溜まりやすい。木にも少々。屋根の材質によるセシウム汚染の違い。 http://flic.kr/p/9HBUFN 瓦屋根は樹脂製に比べて汚染される。

2011-05-15 18:57:22
Hideyuki Torii @torii_h

IAEA報告書(19): [解説]水平な場所にセシウムが溜まるのはわかると思います。瓦やブロックタイルになぜセシウムが溜まるかというと吸着する性質があるからです。今後、フクシマの除染作業でも考慮する必要があるでしょう。

2011-05-15 18:57:32
Hideyuki Torii @torii_h

すいません。妻が外食したいと言うので行ってきます。残りは今日中に必ずアップします。(こんな話題に興味のある方がいらっしゃるのかわからないけど...)

2011-05-15 19:07:24
Hideyuki Torii @torii_h

IAEA報告書(20): 降水降雪など自然の風化作用や交通、あるいは清掃作業によって汚染物質は表面から剥がされ移動していきます。こうして事故の最初の1年間に汚染レベルは大きく減少しました(p28)。

2011-05-15 20:56:31
Hideyuki Torii @torii_h

IAEA報告書(21): 垂直な壁は屋根に比べて風化作用の影響を受けにくい。デンマークの調査では14年後の汚染減少率は壁面が当初の50-70%に対して屋根が60-95%です。対照的にアスファルト路面は急激に減少し当初の10%以下になりました。

2011-05-15 20:57:00
残りを読む(108)

コメント

🌸 中谷康一 Koichi Nakatani @knakatani 2011年5月18日
通番95が2回収録されていたので修正。
0
🌸 中谷康一 Koichi Nakatani @knakatani 2011年5月21日
更新版へのポインタを先頭に追加。
0
🌸 中谷康一 Koichi Nakatani @knakatani 2011年5月22日
リロケーション情報をより目立たせるように試みた。
0