ミゲル・シカール『プレイ・マターズ』読書メモ集

ミゲル・シカール『プレイ・マターズ』(フィルムアート社、2019)の読書メモをまとめました。Miguel Sicart, Play Matters, 2014.
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荒木優太 @arishima_takeo

ミゲル・シカール『プレイ・マターズーー遊び心の哲学』(松永伸司訳、フィルムアート社)をご恵投いただきました。ありがとうございます。最近、ゲーミフィケーション、というか遊び論に関心が向いてきたので嬉しいです。現代版カイヨワ…という感じなんでしょうか? 拝読します。 pic.twitter.com/v6k9rfZ78D

2019-06-19 17:04:11
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荒木優太 @arishima_takeo

FA社はゲームスタディーズ入門シリーズってのを始めたそうだ。まったく知らんかった…。filmart.co.jp/books/composit…

2019-06-19 17:06:41
荒木優太 @arishima_takeo

むしろ、ポスト・ホイジンガ&カイヨワ狙いらしい。

2019-06-19 17:13:08
荒木優太 @arishima_takeo

「ゲームは指であって、遊びこそが月なのだ」(̪シカール『プレイ・マターズ』)。そうか。

2019-07-04 17:51:10
荒木優太 @arishima_takeo

わたしは、戦争、儀式、ゲームといった具体的な物や活動の観点から遊びを理解しようとは思わない。かわりに、遊びは存在のためのポータブルな道具であると考える。byシカール『プレイ・マターズ』

2019-07-04 17:53:03
荒木優太 @arishima_takeo

「たとえば「Far Man Dawn」というルールでは、プレイヤーたちは一番太っているプレイヤーをいじめるというロールプレイをそなければならない」(シカール『プレイ・マターズ』)。不思議なルールだ。

2019-07-06 11:13:27
荒木優太 @arishima_takeo

「わたしたちの社会は、合理主義的、ポスト啓蒙主義的、後期ロマン主義的な社会である。つまり、機械工的な創造性と人間的な表現性の両方を発揮し、理解することができる人々に、わたしたちは特権を与える」(シカール『プレイ・マターズ』)。これは現代遊び論で重要な前提な気がする。

2019-07-06 11:28:50
荒木優太 @arishima_takeo

もはや「ゲームデザイナー」などと言うべきではない。それによって生み出されるものが「ゲーム」でないなら、そのような言葉づかいは葬り去っても問題ない。byシカール『プレイ・マターズ』

2019-07-06 11:31:53
荒木優太 @arishima_takeo

「ゲームデザインは死んだ。これからは遊びの建築の時代である」(シカール『プレイ・マターズ』)。あーきてくちゃ〜。

2019-07-06 11:33:55
荒木優太 @arishima_takeo

アーキテクチャーにはあーきてきたー。

2019-07-06 11:34:52
荒木優太 @arishima_takeo

「遊びはパフォーマンスであり、事を起こすことである。それに対して、「システム思考」は還元であり、事を収めることである」(シカール『プレイ・マターズ』)。いい対比の仕方だ。

2019-07-06 11:37:50
荒木優太 @arishima_takeo

シカール『プレイ・マターズ』読了。ポスト・ホイジンガということだが、遊びと現実生活の切り離し論に対する否ということで次期なんだろうか。ビットコインで人生左右されたりゲーム実況で生計立てる奴がいるので、その見立てには説得力あると思うのだが、じゃあなんで私たちはこんなに元気ないのか。

2019-07-06 11:48:08
荒木優太 @arishima_takeo

まあ、元気ないのはお前とお前の周辺連中だけだといわれれば、それまでだが。遊び=現実論は、遊びの全面化であると同時に、遊びが現実、大資本のインフラを受け入れいていく過程のようにも思うが。ロマン主義がキーワードである、というのは学んだ。

2019-07-06 11:52:42