2019年7月6日

ツイッターにおける甲状腺癌過剰診断論に関する個人的な感想の纏め

一般的な甲状腺癌過剰診断論に対する反論、よく使われている詭弁についての解説とその対策。
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手術の基準を変えても過剰診断は防げないという断言についての感想、その誤解について

nekojita @nek0jita

手術の基準を変えても過剰診断は防げないということを、まるでドグマのように主張するのは、高野徹の主張にはない、菊池氏のオリジナルの部分のようだ。手術の基準を変えても過剰診断は防げないという主張が事実に反することは30秒考えれば嘘だとわかる。

2019-07-05 08:44:15
nekojita @nek0jita

もし全員手術したら過剰診断の害は大きくなるのに対して、一人も手術せず結果さえ伝えなければ過剰診断害は皆無になる。その害とベネフィットが釣り合うのがどの地点かというだけの話なのを、まるで定量的な視点のない人がドグマの話にしている。

2019-07-05 08:48:56
nekojita @nek0jita

過剰診断でない(つまり後の人生のどこかの時点でみつかり手術されるか、それをすり抜けて命を落とす可能性もある)癌を早期に発見する(前倒し診断)ことも倫理的に問題だとするのも、おそらく菊池氏のオリジナルの部分。

2019-07-05 08:58:47
nekojita @nek0jita

前倒しで診断されているなら予後を改善はしないにせよ有害とはいえない。病気が見つかったこととかによって差別されるのを無くそうというのは社会に対する周知を図ればいい話だ。

2019-07-05 13:37:10
nekojita @nek0jita

そして高野先生が間違っている…というか、高野先生などですら、前倒し診断さえも問題だとは、言っていない。

2019-07-05 13:39:06

待てよ、過剰診断そのものの数と過剰診断の害について、菊池氏は、(わざと?)混同して使っているが、名取氏は、まっとうに分けて使っている上、そうなると、背景に詭弁が仕掛けられているぞ、と、気づいた話
そのことと、福島の甲状腺癌過剰診断理論に関する問題点とを、まとめてある。

名取宏(なとろむ) @NATROM

@kuninosaiseiwo 「福島ではしっかり癌を確認して摘出」したのは存じております。基準を設けて小さいがんは手術していないのも存じております。手術介入基準は過剰診断の害を減らすことはできても過剰診断そのものを減らすことはできないということを、一部の人たちがご理解しようとしないこともよく存じております。

2019-07-05 10:19:10
nekojita @nek0jita

そこなんですけど、過剰診断の害を減らすことができれば過剰診断そのものを減らす必要は別に無いですよね?

2019-07-06 01:10:27
nekojita @nek0jita

過剰治療でなく過剰診断そのものを減らすべきなのか、前倒し診断(過剰診断とは排他的であり、重ならない)は、益するところがないのか。益するところがない前倒し診断は「倫理的に問題」なのか。

2019-07-06 01:12:26
nekojita @nek0jita

菊池氏は「過剰診断の害でなく過剰診断そのものを減らすべき」とはっきり思っているし、「前倒し診断は倫理的に問題だ」と公言している。そのうえで定量的な視点に立たないからおかしな結論になる。

2019-07-06 01:16:54
nekojita @nek0jita

おかしな結論というのは、放射線の影響で仮にどれほど癌が発症していても、関係なく検診はやめるべきだとか、手術の基準をどのように変えても同じだとか。

2019-07-06 01:17:41
nekojita @nek0jita

名取氏は、先のツイートのように、まるでそれらに肯定的なように思わせる態度をしばしば取りながらも、厳密にはそもそも立場を明らかにしていないのでは?

2019-07-06 01:17:51
nekojita @nek0jita

あと、「経過観察や手術介入の基準をどのように変えても、検診をやめない限り過剰診断は減らせないということは、医師でさえ理解していない」と盛んに宣伝することには問題があると思う。

2019-07-06 01:19:30
nekojita @nek0jita

どの一人の医師も、「手術の基準を適切に決定すれば、過剰診断“そなもの”の数を減らせる」と思っていない事は、明らかだ。そのような事は自明だから。そういう意味での過剰診断の数を減らすべきだとさえそもそも思っていない。

2019-07-06 01:22:07
nekojita @nek0jita

(なお、「見つけたら何もしない訳にはいかない」などの誤解が外野から散見されるが、福島では適切な基準を用いているので、結節が有っても経過観察すらしていない症例があり、小さな結節でも癌と宣告され、その後の将来に影響を与えているという指摘は、そもそも全く当たらない。)

2019-07-06 01:24:25
nekojita @nek0jita

多くの医師が、「手術の基準を適切に決めれば過剰診断を減らせる」と言うとき、何かが見つかる件数(そのものの数)ではなく、手術など侵襲的な介入をされる数について言っている事は、誰が見ても、明らかだ、

2019-07-06 01:26:15
nekojita @nek0jita

そしてそのことは原理的に正しい。何度か言っているように、全例で何もしなければ、侵襲はゼロになるからだ。倫理的に許される範囲で実行的な対策をした場合に、十分に減らせるかどうかは議論があるとしてもだ。

2019-07-06 01:29:37
nekojita @nek0jita

それをあたかも「過剰診断そのものの数」を減らせると主張しているように喧伝し、誤ったことを言っていて不勉強であるかの如く取り扱うのは、まったく誠実でない。

2019-07-06 01:29:59
nekojita @nek0jita

ここのところに卑怯な罠が仕掛けてあるのにすぐに気づかなかったから、一部不毛な議論をしてしまった。

2019-07-06 01:33:28
nekojita @nek0jita

被曝した小児の甲状腺がんを放置した場合に長期の予後がどれくらいかというデータはないのに、まるで有るかのように主張して数字を引っ張ってくるのも問題だ。

2019-07-06 01:35:46
nekojita @nek0jita

手術加療をした人の生存率であったり、成人のスクリーニング例であったり、小児であっても被曝していなかったり、そのまま福島に当てはめる事が出来ない事を、まるで自明に当てはめる事が出来るように主張しているが、実際にはそういうデータは無いのだということをまず認めなくてはならない。

2019-07-06 01:38:32
nekojita @nek0jita

もちろんいろいろな手立てで推測は出来るのだが、その場合、個別の推測のプロセスが、(推測の確度を左右するので、)当然議論の対象になる。転移するまでほうっておいた症例はどれほど死んでいるのか、等。そういう議論が行われる事をも勉強不足と嘲笑うような態度はやめるべきだ。

2019-07-06 01:41:55
nekojita @nek0jita

なおこれは例の朝日新聞への投稿のような、ネットで膾炙する言論について特に言ったものであり、本職の評論は、そのような初歩的な所で躓いてはいない。というか、わかっていて巧妙に回避している。それは例えば高野先生が日本リスク研究学会誌というのに書いた評論である。

2019-07-06 01:46:19
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