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本まとめの作成にあたっては白泉社様刊行の「ゆびさきミルクティー」(宮野ともちか先生著)各巻からの引用を行いました。
以下に著作権法上の引用ルールを明記します。

①被引用作品自体が未公表でないこと
②被引用作品が引用者の作品ではないと示していること
③あくまでも引用対象が従たるもので、引用者のコメントが主たるものであること
④引用者と被引用作品との関連性が明白であること
⑤著作者人格権を侵害しないこと
⑥出典の明記

以上です。

コ・ソンナム @3Tf8Yj3Rb20pjdL
「コ・ソンナム氏、宮野ともちか先生『ゆびさきミルクティー』の池田由紀を公開処刑の巻。」 ぼくには愛して愛してやまない、宮野ともちか大先生(仕事してくださいお願いしますマジで)の『ゆびさきミルクティー』という漫画があります。版元は白泉社様です。ゼロ年代に一部で大流行した作品です。
コ・ソンナム @3Tf8Yj3Rb20pjdL
宮野先生はぶっちゃけ一発屋なんですが、その一発があまりにも濃厚かつハイレベルで、ぼくの中では既に永久殿堂入りです。あれはイラストつきの文学です。『人間失格』系。読み飛ばせるコマがありません。深いです。
コ・ソンナム @3Tf8Yj3Rb20pjdL
ちなみに宮野先生は現在、連載作家としては完全に戦力外扱いされてます。年に二話くらいしか描きません。月に二話じゃないんですよ、年に二話なんです。それでもヤングアニマルDensiに去勢男子モノの連載持ってますから、漫画家としては戦力外通告されてないっぽいです。だからマジ仕事してください。
コ・ソンナム @3Tf8Yj3Rb20pjdL
『ゆびさきミルクティー』の主人公は池田由紀(いけだ・よしのり)という真正のクソ野郎なんですが、「肉体的な浮気はせず自意識ばかり高い美少年で、周囲の女性陣に勘違いさせまくり自分自身も彼女たちに甘える」School Daysの伊藤誠だと思ってもらえれば大体あってます。どんだけクソなんだよ。
コ・ソンナム @3Tf8Yj3Rb20pjdL
Yubisaki Milk Tea Volume Three: Yoshinori Must Die youtube.com/watch?v=Nhwvab… 英語圏のぼくたちも同じ意見のようです。
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コ・ソンナム @3Tf8Yj3Rb20pjdL
ぼくの手元には、かつて『うどーじんえ』した(※自炊のこと)『ゆびさきミルクティー』のファイルがありますので、著作権法に基づき引用しながらあらすじを追い、最後に池田由紀に天誅を下したいと思います。よろしくお付き合いくださいまし。
コ・ソンナム @3Tf8Yj3Rb20pjdL
『ゆびティー』は心情描写が繊細で、フェチシズムに満ちていて、読んで何も残らないということがありえないです。皆さんはナルキッソスご存知でしょうか。湖の水面に映る自分に見とれていたら、水仙になってしまった美少年ですね。ナルシズムの語源。この話の影響が『ゆびティー』には強く見られます。
コ・ソンナム @3Tf8Yj3Rb20pjdL
『ゆびさきミルクティー』の舞台は東京の城南地区、旧東京第一学区ですね。大田区と品川区が作中に出てきて、由紀は都立高校に通っているので必然的にそうなります。恐らく武蔵小山のあたりです。
コ・ソンナム @3Tf8Yj3Rb20pjdL
ヒロインは二人。二つ下で団地の隣に住む幼馴染の森居ひだりと、学年首席で友達がいないメガネ美人の同級生・黒川水面です。水面は「みなも」と読みます。基本は、由紀がこの二人の間で揺れ動くお話です。 因みに『ゆびさきミルクティー』のキャッチコピーは「限りなく透明でささやかなストーリー」。
コ・ソンナム @3Tf8Yj3Rb20pjdL
由紀が女装するようになったきっかけは些細なことでした。美人の姉・未記が由紀のバイト先である写真館のモデルを頼まれていたところ約束を忘れてしまい、困った店長が、姉に似て女顔の由紀を女装させてウェディングドレスの写真を撮ったことが全ての始まりです。そこから、由紀は女装に目覚めました。 pic.twitter.com/5P1eg444qc
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コ・ソンナム @3Tf8Yj3Rb20pjdL
ナルシストの由紀にとって、女装は芸術です。一種の美学をもってやってます。由紀自身、写真を趣味としていて写真館でアルバイトしています。そこで由紀は「女装の上でのセルフポートレート」という前代未聞の分野を開発しました。ふつーに美人です。美人すぎますわ。 pic.twitter.com/4K0U9156eT
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コ・ソンナム @3Tf8Yj3Rb20pjdL
女装したとき、由紀は音読みである「ユキ」を名乗ります。作中のプロットとして面白いのは、別人格に近い扱いであること。レンズの中に写る「ユキ」は、由紀であって由紀ではない。彼は写真家であると同時に、モデルでもあるのです。だから芸術的かつ徹底的に女装します。店長「ちょっとしたアート」。 pic.twitter.com/a1S5YDW1ZT
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コ・ソンナム @3Tf8Yj3Rb20pjdL
『シスコン(未記)・ロリコン(ひだり)・女装(ユキ)・ナルシスト(由紀)のすべてを兼ね備えた優柔不断キャラ。それが池田由紀です。端的に言って、変態のクズ野郎です。スクールデイズの伊藤誠が肉体的二股野郎なら、池田由紀は精神的二股野郎と言えるでしょう。第一話扉絵、由紀とひだりの図。 pic.twitter.com/e5w7ItRsym
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コ・ソンナム @3Tf8Yj3Rb20pjdL
ある日、由紀はサッカー部の親友・高槻亘(たかつき・わたる)との雑談で『クラスで最も可愛い子は誰か』という話になり、『黒川水面』と答えます。由紀自身も中学時代はサッカー部でしたが、やめてます。理由が「足に傷がついて女装の美しさが損なわれるのが嫌だから」「筋肉をつけたくないから」です。 pic.twitter.com/E4YBt9ASGF
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コ・ソンナム @3Tf8Yj3Rb20pjdL
ツンとした横顔 誰も気付いてないんだろうか 学年トップの秀才 黒川水面は美人… 亘 「今日も可愛いぜ―― 芝りえ子―― あの八重歯」 由紀「何かキャラ作ってねー? あの女。そーゆーの見えるとすげー萎えんだけど…」 pic.twitter.com/6JzxiGAor5
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コ・ソンナム @3Tf8Yj3Rb20pjdL
水面のクラスでのイメージは、『性格も人付き合いも悪いガリ勉のメガネ女』。ですが由紀は『美』を見抜くことに関しては天才的な才能を作中で何度も発揮する天性のカメラマンです。その観察眼で、水面が美人であることを見抜いていました。 pic.twitter.com/6qLcM9lQOd
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コ・ソンナム @3Tf8Yj3Rb20pjdL
由紀は水面に「ねー黒川、シャー芯ちょうだい」と話しかけます。水面とのファーストコンタクトでした。水面は返します。「全部あげるから、二度と話しかけないでね」 pic.twitter.com/DhtOQH4lQK
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コ・ソンナム @3Tf8Yj3Rb20pjdL
そのとき、『感情の機微』に敏感な由紀は理解しました。水面は『お高く止まっている』のではなく、単に不器用なのだと。 pic.twitter.com/PLsaCXYHkf
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コ・ソンナム @3Tf8Yj3Rb20pjdL
明くる日、由紀は女装した「ユキ」(音読み)の姿で水面に話しかけることにします。 「これは作戦ですよ作戦。クラスに一人男嫌いっぽい女がいてですね、この格好なら話してくれるんじゃないかという」 いざ出発、というときに「ユキさん」と声をかけられます。声の主・ひだりはユキの正体を知りません。 pic.twitter.com/DgIiEgDIqm
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コ・ソンナム @3Tf8Yj3Rb20pjdL
「やっぱりユキさんだ。おはようございます」 (ひだり) 「あー その制服、ユキさんて高校生だったんですか」 「ふふ、そんなに老けて見えた?」 (びっくりした――…って、そんな場合じゃなかった) pic.twitter.com/uajsqj6ePv
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コ・ソンナム @3Tf8Yj3Rb20pjdL
「黒川水面さん。ちょっといいかな?」 水面は由紀の手を引いて、校舎裏に連れて行きます。彼女は、由紀の女装を一発で見抜く怜悧な女性でした。 pic.twitter.com/MC3avF8L1X
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コ・ソンナム @3Tf8Yj3Rb20pjdL
女装を見破られた由紀は、水面に述べます。 「魔法なんだ。この姿の時だけ違う自分になれる」 pic.twitter.com/tmEh0RbHhd
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コ・ソンナム @3Tf8Yj3Rb20pjdL
「バカにしていいよ。俺、怒ったりしない。だって俺、黒川の気をひきたくてこんなカッコしてんだもん」  この時点で由紀の気持ちは、明らかにひだりより水面に傾いています。 pic.twitter.com/JFvLDeuICJ
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コ・ソンナム @3Tf8Yj3Rb20pjdL
父子家庭で放課後は一人のひだりのところに、新しい家庭教師がやってきます。 「気に入らないヤツだったら絶対追い出す」 完全に殺る気満々の目で乗り込んだ由紀を出迎えたのは、なんと水面でした。 「へー二人って知り合いなんだ」 このころのひだりは、まだ無邪気でした。作中で一番成長するキャラ。 pic.twitter.com/hZPyYyypAR
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