これが読めるか勇者よ- 転 -
- mino_ishioka
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TRPGダイスキ!!ワクチン6回目! マスク、手洗い、うがいの基本感染対策継続中! 自分の為ではなく自分の大事な周りを守るため! 油断せず一歩一歩確実に! なんかものかきするとうふ(ボディはもめん、こころはきぬ) 難病の多発性嚢胞腎を患いお薬で治療中。六四天安門。 #とうふのたんぺんしゅう #これが読めるか勇者よ
「魔王!お前を倒す!」 「その前に…これが読めるか、勇者よ」 「…?なんだ、それは!」 「え…?文字が分からないのか?」 「お前を倒すためにひたすら教えられたのは常に戦い方のみ!」 「…ちょっと待った。聞いておこうか。もしかして今までそういう教育、受けてない?冗談ではなく?」
2019-05-22 03:28:29#これが読めるか勇者よ 魔王:条件付必中呪い特化方最弱魔王 勇者:物理特化型勇者、文字書き取り勉強中 拠点統率サーバント:魔王と勇者のお世話係、影からハラハラ 精霊獣:モフモフ、巨大な姿が本体? 王様:現在、勇者と魔王の教師 王子:新王を名乗り行動開始するが… 姫?勇者:無口
2019-06-13 08:30:41#これが読めるか勇者よ -転- {開始しますか?} >・・・OK< pic.twitter.com/bIbjGPXi63
2019-06-27 00:11:50「問おう、汝こそは勇者を救うに値する知と技の持ち主か?」 [お主…そうか…] >…ゴポ…< 「ほう、王よ、知己か?」 […勇者研究主任…!お主…勇者の…!] >…ゴポ…ゴパァ…< 「答えよ!それとも解答する術は無きか!?」 >…ゴゴポッ…< [魔王、徐々に形が崩れておるぞ!]
2019-06-27 00:17:23>ポヒュ…< 「クソ、存在は再構築されたが、不完全か…!」 [研究主任!頼む!答えてくれ!勇者を救えるか否か!] >ポ…ヒュー…ヒャー…< 「形を保とうとしているが…拠点統率サーバント、安定は不可能か?」 【勇者の生命維持でこれ以上の安定化は不可能。むしろ、再構築された事実が奇跡…!】
2019-06-27 00:20:47>シュー…シャー…< 「こうなれば…止むを得まい」 [何か手段でもあるのか…?] 「別の器に納めるしかあるまい」 […それはつまり、誰かの体に入れる、ということか?] 「あー、こういう時に便利な防衛手段の肉体のみの怪物が残ってたらなぁ…我、予算不足で一体も再構築しておらんかった…赤字が…」
2019-06-27 00:23:55[なれば、私の体に…!] 「無理だ。王よ、器としてはもはや脆い、流石に老いている。薄い氷の器に湯を満たすと同じぞ?」 [ならばこの場でそれを出来る者がおるか!?] 《ぎゃう!》 「却下!精霊獣、お前はもしもの時の備えだ!」 《ぎゃうう…》 [ならば…いや、もしや…本気か!?まさか…まさか!]
2019-06-27 00:26:59「ああ、そうだ。最弱であるが、器までも最弱ではない。今まさに、我の身が唯一の器となる…!」 【よろしいのですか?】 「これを逃せば、勇者の未来も、信頼も、次の授業も、楽しいおやつとお茶会も、二度と無くなる。なれば…勇者研究主任とやらに、我が身を貸して、勇者の延命を試みる!」 >ア…<
2019-06-27 00:29:33【承知致しました。では、魔王様、あなたの体に流し込みます。ご覚悟を】 「…体をもっと鍛えれば良かったと後悔後先立たず、我、死なぬ程度にこやつと意識共有する。我が身に異変起きた場合は拠点統率サーバント、お前に全て委任する」 【了解致しました…幸運を、全ての命に祝福あれ】 >ガシュ…<
2019-06-27 00:32:24【緊急事態につき、強制生命融合。どうか善き導きを…一時融合開始】 「ぐおぉぉ…おっ、オアアアア!」 >ガァァァ…!< [魔王!] 「ガアアッ!ぐ…、と…時として…魔王も…嫌になるな…ああ、これだから…我は…ガァァァァァッ!」 >グガォォォォォ…!!!< [魔王!聞け!ここで負けるな!]
2019-06-27 00:36:15「ガアアッ…ああ…この程度…魔王が負ける訳がァァァァッ」 【意識擬似共有状態域、突入】 >ユ…< 「ゆ…」 >ユウシャ…< 「勇者…!」 [魔王!頼むぞ!勇者の明日を!] >オレ…ハ…< 「ス…ク…」 >ウ…!< 【幸運を】 「 」 > < 《ぎゃおーーーーーーーーん!》 […頼むぞ…双方…!]
2019-06-27 00:40:11#これが読めるか勇者よ 「魔王」限定状況下必中式呪術特化型最弱魔王 「勇者」生命を代償に戦闘の全てを底上げされし無知勇者 【拠点統率サーバント】皆のお世話係 《精霊獣》マスコットにして破壊力を秘める [元王]勇者と魔王の教師 >勇者研究主任<勇者の血の中にいた勇者の秘密を知るキーマン
2019-06-27 00:44:23「…フム。全ての感覚が無くなったな…仮の融合状態に突入したか?」 >そのようだな< 「…ほう?魔王たる我の精神と肉体に潜り込んで、意外とまとも、なのだな」 >はは、まともか?オレが?随分と狂った魔王もいたもんだな< 「その狂った魔王たる我が保証するのだ、お前は…まとも、である」 >そうか<
2019-06-30 21:01:23「さて、時間は無いのは自覚しているな?」 >ああ、分かっている。お前の中に取り込まれて理解出来ている。状況は非常に厳しい、とな< 「ふむ、話が早い。生命的危機の勇者も含めて、下手を打てば魔王たる我も自我の崩壊を踏みとどまっている点、時間が本当に無い」 >それで、オレに勇者を救えと<
2019-06-30 21:04:30「お前の血に残った記憶と情報も奇跡的に残っていたに過ぎない。微量なものだ。それに拠点統率サーバントの権能のひとつ、一時的生命の蘇生としてお前を形作った」 >…そうか。本当に居たんだな、その大地の化身の如き存在。生命の謎の一つを知る脅威の存在。全ての命を慈しみ死をも抱擁する存在<
2019-06-30 21:07:37「世界樹の意志、大地母神、生命と死の守護者、世界創世の一柱…まぁ好きに呼ぶがいい。まぁ、その一部に過ぎない、とは言っておこう」 >なるほど、いわば分体、か。オリジナルでは無いのは残念だな< 「流石に我も原初を従えるほどの器では有らざるよ。我もまた、命の一つに過ぎないのだからな」
2019-06-30 21:10:45>生きていた頃のオレで有れば根掘り葉掘り聞きだす所だが、残念ながらある程度把握している我が身が恨めしい。何より限界が近付いている事も把握している。なんと残酷な事か< 「如何なるものも不滅とは相容れぬ。ましてやお前は死んだ存在の慣れの果て」 >そのようだ。オレと言う存在は既に死んでいる<
2019-06-30 21:13:32「なればこそ、お前がやり残した事を成し遂げるべきでは無いか?」 >一つ、聞く< 「何か?」 >あの勇者を救うと言ったが、何故だ?< 「あいつが望んだからな、学びたいと」 >…育ったのか。そこまで< 「字が読めない、数も指の数までしか把握できない、言葉の意味も殆ど分からぬ、そんなアレが、だ」
2019-06-30 21:15:56>オレが生きている頃には結局、聞けなかった言葉…だな< 「スマヌな、我が頂いて」 >どっちみち、あの時点じゃオレとの必要最低限の会話の範囲でしか、そういうものを教えていなかった…羨ましいな< 「だが、今、勇者の体は代償のせいで思った以上に寿命が縮みつつある」 >魔力杭…頭に埋め込まれた物<
2019-06-30 21:19:42「…どうしても抜けなかったアレがそれか」 >単純な効果だ。頭の中にある脳、その機能全てを運動能力に集中させるもの< 「馬鹿力、破壊的で圧倒的な物理攻撃能力は、その賜物というわけか」 >嫌味か?< 「いや、単純に、そんな事をお前たち側で作り上げ実施する度胸に感服すら覚える」 >は、嫌味だな<
2019-06-30 21:23:29「で、それを除去する為にも…恐らく埋め込んだであろう、もしくは実物を知っているあろう、お前に除去を命じる」 >命じる?拒否したら?< 「それはあるまい」 >何故だ?< 「お前の血を使ってでも勇者を守りたかった、助けたかった。命を失う事になるのに、それを恐れなかった。その勇者を助けない?」
2019-06-30 21:25:59>狂っていた、と思わないのか?< 「ありえんな。脅され、無理矢理も、あり得ん」 >オレは自分の意志で勇者の為に命を賭けたと?< 「一番助かる可能性を選んだ、と我は思っているのだが?」 >最適解が自分の命を使った方法だった、と?< 「如何にも。その証拠に勇者は生き延びた、血にはお前が居た」
2019-06-30 21:30:29>オレが今、記憶しているのは…勇者が王子の勇者の為に血をほぼ抜かれて、死にかけて…約束と違う事にオレがキレて…王子に刃向かおうとして、返り討ちにあった…ってところだ< 「王子の勇者…あれか。あれに勇者の血が入っていると?」 >あれはまともな命じゃない。一度死んだ先代勇者の肉体だからな<
2019-06-30 21:34:13