元ＮＨＫ社会部記者・小俣一平氏が取り組みたい「高齢者問題」

小俣一平　(坂上　遼) @omataippei

★新しい時代の「老人力」★ #おまた一平　がネット読者の皆さんへのメッセージとして、昨日書き下ろしました。これから１８本に分けて連続ツイートします。#立憲民主党　#比例代表はおまた一平　＃あなたの一票をあなたの一平に（スタッフ）

小俣一平　(坂上　遼) @omataippei

（１）おそらくTwitterをご覧の方は10代から50代の方が多いことでしょう。私が口にする『#老人力』を見聞きして「オッ」と気がつかれる方はなかなかの物知りですね。『老人力』は、故 #赤瀬川原平 さんが1998年に筑摩書房から上梓された作品名で、今でも２作品を合本して１冊の文庫本になっています。 pic.twitter.com/MLK58hRYpS

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（２）この本の特徴は、#物忘れ が激しくなった #還暦 以降の“老人”に、クヨクヨせず、「老人力がついた」とポジティブに考えようという、いわば笑いを誘うエッセイなのです。 　私が「#老人力」というのは、老後を #ポジティブ に生きて行こうという思いが込められています。

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（３）私は2011年に友人たちと「一般社団法人ゆかり協会」を作って、高齢者が安心して最期の日を迎えられるようにとセミナーを開いたり、大きな講演会を開催してきました。またこの仲間から「成年後見制度」や「ひとり暮らしの高齢者」を考えるようになり、高齢者問題が年と共に身近になってきました。

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（４）今回政治に挑戦しようと考えたきっかけは、「果たして高齢者になって、皆安心して暮らしていけるのだろうか？」の疑問でした。私自身はすでに65歳で大学の定年を迎え、以後年金生活以外は大学の講師＋原稿料というささやかな副収入がある程度で、一度何かあれば厳しい現実が待っている生活です。

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（５）今人口の３分の１近くが65歳以上ですが、河合雅司さんの『未来の年表』（講談社新書）を読んだ時、驚愕しました。何となく過ごしている日常ですが、そうポジティブに考えているわけにはいかないぞと考えたのです。 pic.twitter.com/Jp43wf1Awn

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（６）現在私は67歳。仮にあと20年生きられたと仮定して2039年までの #未来予想図 ですと、記述はほとんどが「#高齢者」に関わることばかりです。 少しだけ紹介しますと、 ＜2021年：#団塊ジュニア（団塊世代1947年〜49年の子ども）が50代に突入し、#介護離職 が増え始める＞

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（７）＜2024年：#団塊世代 がすべて75歳以上となり、#社会保障費 が大きく膨らみ始める＞ ＜2030年：団塊世代の高齢化で、#東京郊外 にも #ゴーストタウン が広がる＞ ＜2039年：死亡者数が167万9000人とピークを迎え、#火葬場不足 が深刻化する＞

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（８）その翌年は、＜全国の #自治体 の半数近くが『#消滅』の危機に晒される＞＜団塊ジュニア世代がすべて65歳以上となり、#大量退職 で #後継者不足 が深刻化する＞ 読んでいるには興味深い内容ですが、本を離れて考えてみると、今すぐに手を打っても遅いくらい深刻な状況だと認識しました。

小俣一平　(坂上　遼) @omataippei

（９）ここで私が思ったのは、こうした未来予想について、当然 #厚労省 を始め関係各省庁はすでに様々な角度からの検証、検討に入っていて、#将来構想 もまとめられているだろう。しかし実際に #都会 や #地方都市 には目が向けられていても…

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（10）過疎や限界集落などに暮らす高齢者の実情については「数字」だけで判断されていて、山深い地域にまで人々の暮らしには目が届いているのだろうか？という点でした。そこで役人があまりいかないような九州（東北でも良かったのですが、地の利が少しある九州、それも太平洋側）を回ってみました。

小俣一平　(坂上　遼) @omataippei

（11）私がまず地方から回ったのは、赤瀬川さんの「#老人力は田舎力」という言葉に触発されたからです。#地方、我々の時代は「#田舎」と呼んでいました。 pic.twitter.com/4P3pMPSAqa

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（12）決して蔑称ではないのに、そういう見方をする人たちの＜頭の中は、都市こそは素晴らしいとする考えに占拠されているわけで＞（赤瀬川）田舎の人たちの #力強さ は、「#自給自足」力でもありました。 pic.twitter.com/fDcUyZpwTC

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（13）どこへ行っても少しの畑にも #野菜 を作り、食べる分の #米 を作り、元気なうちは気楽に暮らしていくと話していました。そこからヒントを得たのが、「#日本型ダーチェ」です。#休日・週末農林業 です。 pic.twitter.com/ipSfAYNvev

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（14）一方で、#行政 もいろいろ工夫したり、便宜を施したりしています。#買い物が不便な高齢者 のために、町が補助してタクシーを安い料金で利用でき、買い物や病院通いができるところもありました。

小俣一平　(坂上　遼) @omataippei

（15）反面、周囲に人がいなくて、#一人暮らし なので「#寂しい」という声もよく耳にしました。それをカバーするように #高齢者コミュニティ のようなものも出来ていました。人それぞれの環境や条件によって、日々の暮らしの対応も千差万別でしょう。

小俣一平　(坂上　遼) @omataippei

（16）そこで私が考えたのは、いまの省庁の枠を超えた「#高齢者庁」の創設です。2025年には確実に #３人に１人が高齢者 になるのですが、縦割りでなく #横断的な高齢者対策 が求められます。

小俣一平　(坂上　遼) @omataippei

（17）私が考えている『#老人力』は、赤瀬川さんのポジティブな生き方はもとより、#高齢化社会のパワー としての、名実ともに「老人＋力」なのです。 pic.twitter.com/ec0e0a40ar

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（18）#高齢者 と言うと若い人達は、「俺達には関係ない」と思いがちです。私もそうでした。しかし親も段々歳を取ってくると、介護や病気が気になります。若い人達にとっても、そう遠くない時期に親御さんは高齢者になります。高齢者の問題は #全ての世代が避けて通れないテーマ なのです。（おわり） pic.twitter.com/UUyJmx5Rwp

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