こいしちゃんと夢人格について

サク＿ウマ @sakuuma_ROMer

ネタバレ要素が若干あるので誰の作品とは明言しないんですが、秋例で買った小説本で「地上で観測されたさとり様は夢人格」という描写がありまして、その説は非常にあり得る話だなあなどと思ったわけでして。つきましては考察屋各位に於かれましてはこの説の検証をお願いしたく存じます

雪月楓 @Kaede_Yukiduki

さとり夢人格説。 心理系学問は昔から夢と関わりが深かったんだ。 主にフロイト心理学がそれに当たるけど、あれはデータもロクになく信憑性が薄いからとっくに疑問視されてる。 今は心理学といえばアドラーの方が有名だよね。 ただ、信仰が形になる幻想郷であるからこそバカにはできない。

雪月楓 @Kaede_Yukiduki

んで、この説を一番最初に聞いた時思いついたのは、さとりに夢人格は存在しないんじゃないか、って話。 覚りは「意識に潜む妖怪」なのよ。 目を開いていれば意識を操り、閉じていれば無意識を操る覚り妖怪。夢すらも自身のテリトリーである可能性。

雪月楓 @Kaede_Yukiduki

意識を渡り歩く妖怪にとって、夢もまた自身の私有地に過ぎない。 夢は意識と無意識が歪ませたもう一つの世界なんだからね。 秘封悪夢日記にあるような「夢の中の世界」はユングで言う「集合的無意識」にかなり近い。 覚りはそこに干渉できる存在であるなら、夢と現を同一として視ているかもしれない。

雪月楓 @Kaede_Yukiduki

ここがドレミーとは違う所。 ドレミーはあくまで「夢の世界の住人」であり現と夢を同一視していない。 そこを同一視できるとしたら覚り妖怪じゃないかな。 メリーの相対性精神学に繋がる部分もあるね。

雪月楓 @Kaede_Yukiduki

ドレミーの対こいし勝利セリフ、 「あれ？あなたは夢を見ないのかな？こころがスカスカですね...」 って、 「こころがスカスカ“だから”夢を見ない。」 って受け取ってたけど、この文脈だと「夢を見ないと、こころがスカスカになる」 が正しいな？ 「こいしは夢を見ない」はドレミーの推測なんだな。

雪月楓 @Kaede_Yukiduki

「こころがスカスカ」とはどう言う事なんだろうか。 「こころがスカスカ」=「無意識」ではないような気がする。 そうだったらそんな存在こいししかいないんだからこんな推測されないと思う。

雪月楓 @Kaede_Yukiduki

“夢”はもしかしたら“将来の夢”とかそう言うことかもね。 希望がなければこころがボロボロになるとかそう言う意味かもしれない。

雪月楓 @Kaede_Yukiduki

そもそも、夢の支配者であるドレミーが夢について疑問形になっているのも気になる。 こいしは目立ちそうなのに、あまり詳しく知らないみたい。 他の対戦者には夢について会話をしてるのに、こいしだけあっさりしている。 こいしが夢の世界にいないからよく知らないのかもしれない。

雪月楓 @Kaede_Yukiduki

という論理は悪夢日記で崩れ去っています。 さとこいキチンと出てきてるんだよね。 だから、この文脈での“夢”は“将来の夢”の方なんじゃないかなーと。

雪月楓 @Kaede_Yukiduki

それから、さとこいが夢と現実を自由に行き来出来るかどうかって言うのもちょっと難しい。 例えばゆかりんなんかは自由に行き来してるのをドレミーに咎められてる。 いくら覚り妖怪でも紫よりも隠密能力が高いとは思えないな。

雪月楓 @Kaede_Yukiduki

だから昨日のさとり論理では、「夢存在がいない」ではなく、「ゆめさとりと現さとりは同一存在である」って主張だったんだけどね。 全くの同一ならいくらドレミーでも気づくまい。

雪月楓 @Kaede_Yukiduki

...ん？どうしてドレミーは「こいしのこころがスカスカ」って気づいたんだ？ さとりでも読めないのに。

雪月楓 @Kaede_Yukiduki

ああ、違う。 原作でも、「さとりはこいしの心を読むことはできない」って表記は無い。

雪月楓 @Kaede_Yukiduki

『良いこと教えてあげる。お姉ちゃんは絶対に私には勝てないの。 何故なら、私は「読む事の出来ない無意識」で行動できるから。』 このセリフかな？ これ、あくまで「無意識に身を委ねて行動することが出来る」 であって、「いつも心を読めない」訳じゃないな。

雪月楓 @Kaede_Yukiduki

だから、さとりでも普通に過ごしてるこいしの心を読むことは出来るんじゃないかなー。 無意識行動はパッシブスキルじゃなくてアクティブスキルなのではと。

サク＿ウマ @sakuuma_ROMer

古明地こいしの夢問題について。 そもドレミーの夢日記とは「内に隠された」「欲望」が記述されているわけだけど、こいしは隠すもなにも基本的に無意識のまま≒己が欲望のままに生きてるわけだ。そうすると、夢日記になにも記述がないのも納得なのではなかろうか。

サク＿ウマ @sakuuma_ROMer

また、ドレミーは「心がスカスカ」→「夢を見ないのかな？」と論理を組み立てているわけだけど、この「心がスカスカ」の判断基準が「夢日記の記述量」に拠るとすれば辻褄が合うかなと

サク＿ウマ @sakuuma_ROMer

で、結局こいしは夢を見るのかという問題なんだけど、「こいしはドレミーに会って初めて夢の世界のことを知った」という説を提唱したい。言い方を変えれば、それまでこいしは夢の世界にはいなかった、と。

サク＿ウマ @sakuuma_ROMer

…理由については、ちょっと今はまとまりそうにないんでまた今度。「胎児の夢」「夢枕にご先祖総立ち」とかで表された無意識の世界に夢こいしはいたんじゃないか、という話です

雪月楓 @Kaede_Yukiduki

憑依異変に関われた時点で夢こいしがその時点で存在するのは間違いなさそう。 そうだ、こんな根本的な事を忘れていた。

雪月楓 @Kaede_Yukiduki

夢を見なくても夢人格は存在するのかなぁ？ 夢人格についての記述を見るに、そんな事は無いと思うんだが。

サク＿ウマ @sakuuma_ROMer

夢というものは意識、無意識とかなり近しい関係があるんですけど、ということは無意識領域と夢の世界は隣接している可能性があるわけでして