商店街活性化は、売る側と買う側、両者の認識ギャップが大問題
- takeoquolaid
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商店街・中心市街地活性化の推進には「売れる売場づくり」の術式の構築と普及が不可欠だが、このことを理解している関係者はほとんどいない。 術式は我々が開発済みだが、課題は問題意識のない関係各方面にどう提案し取り組んでもらうか。前途遼遠だが状況は緊迫。
2019-07-23 23:37:36商学部では商学原論の未構築が商学、商学部のアイデンティティ・クライシスと言われている。「売場=売買接点」の論理と構造が解明されていないため、商店街活性化の実務では中心課題である「売場の活性化=売れる売場づくり」という問題が宙に浮いている。
2019-07-24 00:15:28商店街活性化として取り組まれているソフト・ハードの事業は、既存売場のほとんどが「売れる売場」のであることを前提にした販売促進事業である。これらの事業は売れない売場の改革転換を課題とする商店街活性化に役立つ事業では無いことが、いくら取り組んでも成果が得られない原因だ。
2019-07-24 00:19:34既存個店の売場、お客側から見た「売買接点としての評価」に・改革改善の余地が有ることは、都度のアンケート調査等で多く指摘されているが、まったくと言っていいほど対策が講じられていない。確認されたし。他方、商業者の問題意識には忠実に対応した取組が行われている。通行量増大、空店舗減少、
2019-07-24 10:17:14一過性集客イベント等々。一目、これらの事業がお客の指摘する問題の解決に直結していないことは明白だ。問題意識のギャップ。 お客の指摘に対応できないのは、「売場」すなわち、売買接点の論理と構造が理解されていないために、取組の方向と方法が分からないから。同伴専門家も理論を展開出来ない。
2019-07-24 10:23:45商業者の問題意識に応じて取り組まれる商店街活性化施策は、お客の売買接点に対する期待とはほとんど無関係に推進されている。 活性化施策がお客の消費購買意欲を喚起することはほとんど期待できない。 お客が指摘する「ショッピング行き先」としてみた問題と、商業者が見る「商売の立地条件」としての
2019-07-24 10:31:02商店街には、問題をとらえる視点の相違から大きなギャップがある。周知のギャップだが見なかった振りをしてもっぱら「立地条件としての商店街」を改善しようとしているのが本流的活性化。販促三点セットも同類。売場すなわち売買接点には何の問題も無い、と言う前提に無意識の裡に立っている。
2019-07-24 10:36:05個店から始まる活性化と言う触れ込みの三点セットも売買接点の有り様の改革改善にはまったく言及無し。お客さえ引っ張って来れば売れる、と言う立地(条件の不備)問題としての取組に終始しているしているため、新規顧客の創造につながらない。 主流が取り組む商店街活性化は、劣化している立地条件を
2019-07-24 10:42:28改善するためのソフト・ハードの取り組み。お客が指摘する問題は、売買接点としての不具合。このギャップが40年以上続けている商店街活性化が成果を挙げられない第一の原因。各種活性化計画で「売れる売場づくり」が取り上げられることは皆無と言ってよい。こんなことでどうすんのよ、と言う状況。
2019-07-24 10:47:03商店街こと自生型売買接点集積は、売買双方の論理の最適融合を実現すべきなのに、販売サイドの販売促進・立地改善という高度成長期・成功体験に基づく問題設定に終始しており、お客のPDCA、PDMA喚起には無力。
2019-07-24 11:19:20近年は、個店売場の改善がまま提起されるが、商店街活性化の死命を制する課題という認識はなく本格的な取組は無い。 何しろ、商学、経済学に市場経済の出口・売買接点が存在せず、売買接点の論理と機能についての知見は未整理状態、解決の方向・方法不明の問題を回避したいのは人の常、
2019-07-24 11:40:12売場の改革改善という課題は、浮上しては消える泡の様な。 商業理論の不在と問題意識の至らなさの相互作用が商店街活性化をかくあらしめているわけで、3年周期で移動していく組織体制で是正出来るかと言えばそれはどうでしょうか。youtube.com/watch?v=erR6Eg…
2019-07-24 11:40:12アンケート調査に見られる売買接点・個店売場についてのお客の不満は、〈業容〉全般について指摘されている。 業容三大要素: 〇品揃え 〇購買支援 〇環境 指摘に反論する関係者はいないが、改善へのアプローチがまったく分からず放置状態。 これで立地改善にいくら取り組んでもお客は増えませんよ。
2019-07-24 12:05:43少し詳しく見ていくと: 〇品揃え:鮮度、選択肢、流行・・・。 〇購買支援:つきまとい、押しつけ、無視、無愛想・・。 〇環境:整理整頓、清掃、陳列・・・。 などが指摘されることが多い。 オーナーに取っては一々分かっていることだが、どこに向かって何からどう手を着けたらよいのか?
2019-07-24 12:15:04商店街が取り組む立地改善では問題の解決にならないことは分かっているのだが・・・。 執行部は、街に人を集める(立地条件の改善)は組合の仕事、集めた人をお客にするのは個店の仕事というが、ことはそう簡単では無い。 直面する問題状況は、経験と勘で対応出来るレベルでは無い。
2019-07-24 12:15:04Donald Byrd - House Of The Rising Sun youtu.be/4oRJpv-SAb4 @YouTubeさんから
2019-07-24 12:17:53個店売場の業容に問題があり、改善の改善があることを否定する人はいないが、この問題が集積としての商店街の劣化―空洞化の根本要因で有り、この問題に適切に対応出来るかどうかが商店街活性化の成否を左右する課題であることを理解している人は極めて少ない。
2019-07-24 12:45:21この問題への解が商店街内部から自生することは難しい。 指導に当たる専門家、とりわけ理論的な指導を担う学識系経験者の任務だが、我々が日頃指摘するとおり、商学理論―商業理論が構築されていないため、手がかりが得られない。抑も〈立地条件の改善〉以上の問題意識が提案されたことは無さそうな。
2019-07-24 12:45:21商店街活性化の議論で、商店街は物販機能の集積だが、物販機能だけが商店街の機能では無い、といったかと思うと後は一瀉千里、コミュニティ云々といった非物販機能の話に終始するのが、とりわけ〈商店街活性化は陳腐化した〉と称して〈まちづくり〉を掲げる先生方のお仕事。 罪該万死といっておこう。
2019-07-24 12:49:29ということで。 商店街がいくら取り組んでも活性化出来ないのは、問題の設定を間違えているから。最重要課題は、既存個店の業容改革だが、この問題になかなか到着できないこと。商店街活性化=商業集積としての持続可能性の構築の成否を左右する中心問題であることが理解されていない。これを理解し、
2019-07-24 12:58:04解決策を案出することを現場段階に求めることは無理。 問題は当事者が一番よく分かっている、というのはレトリック。 ということで、この方向からのアプローチも〈アドボケイト〉の不可欠を示しているが、まあ、後は本気で探索すれば我々のアドボケイトとひょっとしたら出会えるかも。
2019-07-24 12:58:05