たられば流 読書感想文作成法

たられば @tarareba722

何度か似たことを書いていますが、「約40日後の納期に向けて計画を立てて分野ごとに材料を用意し、定期的に決まった分量の作業をこなして納品する訓練」という意味で、夏休みの宿題はすごく実践的な学習機会だし、これをちゃんと履修してこなかった大人はめちゃくちゃたくさんいます。

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感想文は、たいてい「いきなり書こうとすること」が最大の間違いです。内容を整理できてない状態で書き始めるのは、設計図なしで家を建て始めるようなものですから、だいたい失敗します。まず設計図を書きましょう。 #マシュマロを投げ合おう marshmallow-qa.com/tarareba722?ut… pic.twitter.com/5hIfvjQ1bt

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たられば @tarareba722

（人によって適したやり方が違いますが、これは私自身が実践し、若いライターさんに相談されたときに薦める手法です） 作品のレポートや考察、感想、分析のためには、まずそのためにノートをつけます。好きなシーン、セリフ、気になった描写をひたすら書き写し、感想、思いついたことをその横に書く。

たられば @tarareba722

不思議なもので、「好きな1行」を自分でノートに書き写すと、黙読だけの頃とは別の感想が浮かんできます。なのでその感想を書く。その感想を書くと、さらに別の感想が浮かびます。読書感想文とは、そういう感想の自己増殖を膨らませたあとで、そのエッセンスを抽出して研磨して作り出すものなのです。

たられば @tarareba722

もちろん最初はボロボロの、どこかで読んだことがある陳腐な文章群しか浮かばないと思います。それでも書いて文章を完成させましょう。それを繰り返すことでしか、上手な感想を生み出すことはできません（「料理やスポーツの準備と上達」に近いと思っています）。正しい準備と練習を積み重ねましょう。

たられば @tarareba722

この手法が優れているのは、読書感想文以外の、インタビュー起こしや議事録作成、手紙などの文章作成にも応用できることです（材料を用意し、抽出し、考察を加えて、内容と順番を整理して、適切な分量にまとめる）。最初はわたしもズタズタでした。失敗を恐れず怯まずがんばってください。応援します。

たられば @tarareba722

ところで中学生が読んでるのかこのアカウント。

病理医ヤンデル @Dr_yandel

ぼく小学生ですけど大変参考になりました。