岩上安身（@iwakamiyasumi）さん「とくダネ!」出演!!

とし @toshihiro36_sub

---------------冒頭のＶＴＲが流れます---------------

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小倉：熱中症患者は１人だけじゃなかったんですね。作業員のお話を聞くともっと出ている。なんか、あとだしジャンケンみたいに我々にも情報が開示されない。

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笠井：結局、情報が遅れて伝わるのは報道や国民だけではなく・・東京電力は作業している人たちに対しても後から情報を出すので・・作業しながら次はどんな情報が出てくるんだろうと、こわごわやっているという告白でした。そのあたり、いろいろと問題点は情報に関しても指摘され始めています。　（続く

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笠井：そこで、昨日ようやく２カ月経って公開された津波の瞬間映像なんですけれども。（写真のフリップを持って）こちらの軽油タンク、５ｍほどのものが１分間で水没しています。この場所がどちらかといいますと、４号機の横にある軽油タンクが水没しているんですが　　(続く

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笠井：そうなりますと計算上、海面から１５ｍほどまで水位が上がったということになります。津波の高さが何ｍかはわかりませんが、（タンクのところでは海水が）１５ｍまで来てしまいましたという見解を東京電力は示しています。そして、昨日はさまざまな新しい情報が公開されました。　　（続く

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笠井：いま原発はどういう状況なのか、ここでまとめてみたいと思います。１号機に関しましては、今月の９日に９人の作業員が初めて建屋に３０分入って放射線量の測定などを行って、今ではこの中で連日・復旧作業が行われております。ここで作業している人が連日、熱中症などで倒れて　　（続く

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笠井：運ばれているのを、私は見ていますという作業員の告白を先ほど（ビデオの中で）紹介しました。そして２号機、４人の方がこの中に入って放射線量の測定などをして、５０ミリシーベルトまで線量を確認しています。ただ入った人たちが、あまりにも暑いので１５分以上は作業が難しい　　（続く

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笠井：という報告から、それ以上は無理だろうという結論にいまのところ達していて・・ここからなんとか水蒸気を逃がしたり、温度を下げていく作業をまずするそうです。１人の方が熱中症に陥って点滴を受けたという発表も昨日ありました。３号機でも、おととい２人の作業員が初めて入って　　（続く

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笠井：１０分間、配管などを確認していますが・・ここで１６０～１７０ミリシーベルトという高い放射線量を確認していますので・・現状では、はたしてここで作業ができるのかどうかという気持ちもあります。そういう中で現在までの１～３号機の情報を一度まとめてみたいと思います。　　（続く

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笠井：最新情報も含めて。そもそも、３月の地震の翌日以降なんですが・・３月には１号機が地震発生２５時間後に水素爆発をしました。２号機は地震発生８７時間後に異常音が出ております。３号機は地震発生６４時間後に水素爆発を起こしております。それぞれに関しまして枝野官房長官の発表は　（続く

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笠井：１号機・格納容器に損傷はない・・しかし、いま水がどんどん格納容器から漏れ出している現状です。　２号機・放射線濃度の測定値は急激な上昇を示していない・・この時はそうだったのかもしれないが現在は・・という状況です。　３号機・放射性物質が大量に飛び散っている可能性は低い　　（続く

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笠井：昨日の測定値では１７０ミリシーベルトまで建屋の中で観測されています。そして、燃料棒の状況です。燃料棒と言いますのは、格納容器の中にさらに圧力容器がありまして、その中にさらに燃料棒が入っております。その燃料棒なんですが、こちらに模型がございます。　　（続く

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笠井：（模型を出して）これなんですけれども、実際の燃料棒はこの４倍ほどの大きさ（長さのこと）です。しかし、太さ・厚みは実物大です。（そのうちの１本・直径約１ｃｍを指して）ここのところにペレットという核燃料が覆われたものが入っておりまして・・これが、このかたまりが　　（続く

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笠井：原子炉の中に４００個あります。かなりの数ですよね。これがどれだけ損傷しているのか、溶けてしまっているのかの発表が３月の段階で・・１号機・７０％の損傷。２号機・３０％の損傷。３号機・２５％の損傷。１カ月経って４月に、すいません計算間違いをしていました。　　（続く

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笠井：新たな損傷具合です。１号機・５５％の損傷。２号機・３５％の損傷。３号機・３０％の損傷。１号機はかなり大丈夫だったんだと、我々実はちょっとホッとしました。２・３号機もあまり壊れていないなと思っていました。ところが皆さんご存じのように、５月に入って　　（続く

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笠井：東京電力は炉心溶融を認めました。この時の炉心溶融の表現はこちらでございます。「炉心の形状を維持せず、圧力容器の下に崩れ落ちています。溶けています」この状況を「メルトダウン」と東京電力は発表しました。どういうことかといいますと、この圧力容器の中にある燃料棒が　　（続く

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笠井：みんな溶けてしまっている。この（模型を指して）燃料棒４００本がみんな溶けてしまっている。そして底にたまっていて冷えた状態ではありますよという発表でした。では２・３号機は実際にはどうなっているのか。「最悪の場合、１号機と同様のケースが想定できる」　　（続く

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笠井：つまりは、全部溶けているかもしれません。東京電力の言うところの「メルトダウン」圧力容器の底にたまっているかもしれませんと。なぜ、そのことが分かったのか。それは１号機の中に入った作業員が水圧計・圧力計の調整をしたので、それによって１号機の中の　　（続く

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笠井：炉心溶融が明らかになりました。今回、２・３号機の中に人が入ることがおととい始めて出来ました。ここで計器の調整などをうまくすることができれば、２・３号機の炉心の状況が明らかになると思います。そして最悪の場合は・・今見ている状況からすると、同じように炉心溶融　　（続く

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笠井：ほとんどの燃料が溶けている可能性もあるのです。というのが現在の東京電力の見解です。

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小倉：いままでの原発の歴史の中で、３発の原発が同時に炉心溶融なんてことはないんですよね。これがどれだけの影響を与えるのかって、われわれにも分からないんですが・・東電が発表すことに関しては、当初より放射線量も落ちている。冷却がうまくいっているってことなんですけど・・　　（続く

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小倉：岩上さん、炉心も含めて、それを取り囲む格納容器も含めて冷却してやれば、このままで冷却はいずれ完了するだろうって言い方ですよね。どう思いますか？

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岩上：実現性をどうやって担保できるんだと思いますね。マンガみたいだと思いました。新工程表が発表された時の記者会見に行きましたし、細野さんにも松本さんにも説明を伺ったり、質問をしたりしていましたけども・・工程表、これまでに作ったものがあるんですね。　　（続く

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岩上：ところが、その前提が全く変わったわけです。ところが、同じ期間でやるというんですよ。それはいったい何なんだと。どうして可能なんだ。これほど悲惨な、これほど悲観的な事実が明らかになったのに、なぜこの３カ月でステップ１を終わり、そのあと９カ月ぐらいの間に　　（続く

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岩上：ステップ２を終わらせるという期間は変えなくていいという意味がさっぱり分からないんですね。それともうひとつ、重大な問題はここで出てきている話「メルトダウン」炉心溶融ということが、いまさっき分かりましたという‘すっとぼけた‘話になってるわけですよ。　　（続く