世耕大臣 WTO一般理事会でのやり取りについてのまとめ

世耕経済産業大臣が、2019/7/24のWTO一般理事会で輸出管理運用見直しに関する説明内容と、出席者(他国)からのヒアリング結果をまとめ
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世耕弘成 Hiroshige SEKO @SekoHiroshige

昨日のWTO一般理事会では、輸出管理の運用見直しについて、日本の立場をしっかりと説明しました。出席者からヒアリングした現場の雰囲気を報告します。(続く)

2019-07-25 22:44:33
世耕弘成 Hiroshige SEKO @SekoHiroshige

(続き①) 会議の時、韓国は、日韓が対話で解決すること(日本は協議の対象でないとの立場)に反対する国は 起立して欲しいと求めましたが、どの国も起立しませんでした。一部報道では、韓国はこの沈黙をもって発言への支持を得たとみなしたと述べたと報じられています。(続く)

2019-07-25 22:44:33
世耕弘成 Hiroshige SEKO @SekoHiroshige

(続き②) 事実は、議長が他出席者に発言機会を与えたが誰も発言しなかったので、一般理事会で本件へ同意が得らなかったということ。 また議長は勝手に採決を求めるような韓国発言を制止しようとし、最後は議長が残りの重要な議題を議論する必要があることを理由に本件議題を打切りました。(続く)

2019-07-25 22:44:33
世耕弘成 Hiroshige SEKO @SekoHiroshige

(続き③) そもそも一般理事会は、多国間の自由貿易について議論を行う場であり、WTO以外の国際的枠組の下で行われている輸出管理措置を議論する場ではありません。 なお会合終了後、他国の出席者からは、自国の立場を冷静に主張した日本の対応を評価するという声が少なくありませんでした。(以上)

2019-07-25 22:44:34

[参考] 日経新聞電子版より
23~24日にスイス・ジュネーブで開いた一般理事会には、韓国が議題として提案した。金勝鎬(キム・スンホ)新通商秩序戦略室長は同日の演説で「政治目的から世界貿易をかく乱する行為で、多国間貿易の秩序に甚大な影響を与える」と非難した。その後、金氏は記者団に「日本に2国間対話を申し入れたが、日本からの反応はなかった」と語った。

日本側によると、韓国からの直接の申し入れはなかった。韓国の金室長は一般理事会で各国代表に対し「日本と韓国が2国間対話することに反対する方はいらっしゃいますか」と呼びかけたが、会場で出席国の反応はなかった。
これについて金室長は記者会見で「(各国の)沈黙こそが、韓国側の提案が支持されたという証拠だ」という認識を示した。