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アンチモラルのヒーロー、ルトガー・ハウアー

「ブレードランナー」のロイ・バッティ役などで鮮烈な印象を残した俳優、ルトガー・ハウアーに関する呟きをまとめました。(途中でルドガー・ハウアーと誤記しているのを、お許し下さい)(セルフまとめです)
ヒッチャー 映画 ブレード・ランナー ルトガー・ハウアー ロイバッティ ナイトホークス
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AFPBB News @afpbbcom
『ブレードランナー』のルトガー・ハウアーさん死去 75歳 afpbb.com/articles/-/323…
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ルトガー・ハウアーは「反社会的なヒーロー」を演じると精彩を放った。ピカレスク・ヒーローとも少し違う。ピカレスク・ヒーローは、悪の仮面の裏側にどこかイタズラっ子のような可愛げがあるのだが、ルトガー・ハウアーは禍々しい悪意だけに満ちていて、それでいて引き込まれるような色気があった。 pic.twitter.com/D8pDACtGBR
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ルトガー・ハウアーを初めて見たのはシルベスター・スタローン主演「ナイトホークス」のテロリストで、その悪のカッコ良さに衝撃を受けた。この映画のテロリストは理解不能の絶対悪ではなく、彼らなりの正義に憑りつかれた人間だった。実は、この頃までのハリウッド映画では、それが普通だったのだ。 pic.twitter.com/SY0i6cokzX
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例えばジョン・フランケンハイマー監督の「ブラックサンデー」(1977)は、中東の描き方が偏向していると抗議を受けて日本での上映が中止になったが、今観ると「テロリストの事情」も描き込んでいるのに驚く。80年代中盤以降のアクション映画での、人間味のない絶対悪としてのテロリストとは全く違う。
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今「京アニの放火はテロだ」という風に「テロ」という言葉を使っている人達は何をイメージしているのだろう?そもそも政治的主張のないテロなどあり得ないのだが、この人達のいう「テロ」とは本来の意味とは違う「理由もわからず襲って来る理解不能の絶対悪」のようだ。どうも健全な風潮とは思えない。
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テロリズムは否定されるべきだが、テロリズムがなぜ起こり、なぜ否定されなければならないのか?から目を瞑り、ただ拒絶するだけでは、テロリズムが生まれてしまう土壌を失くす事もできないのではないか?ある時期から、そうした「思考停止」こそが「平和な市民」の正しい態度だとされるようになった。
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「ナイトホークス」の監督はブルース・マルムースだが、スタローンが当初の監督を降ろして一部は自分で監督もしているから、ハウアーのテロリストにスポットライトを当てた構成も、スタローンの意向が強いのだろう。「ランボー」1作目の頃までのスタローンには、ニューシネマ的なシャープさがあった。
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そのスタローン自身が「ランボー怒りの脱出」の頃からレーガンのタカ派路線に乗っかり、80年代アクションの時代を築くと共に「理由なき絶対悪としてのテロ」のイメージを構築して行くのだが…。ルトガー・ハウアーが80年代中盤以降、急速に輝きを失って行くのは、この流れに乗れなかった為ではないか?
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うーむ、これは… 期待できるのかな? 先程もツイートしましたが、テロリスト側をどう描くか?で決まると思います。 twitter.com/oscarnoyukue/s…
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ルドガー・ハウアーの悪役はカリスマ性と魅力で主役を凌駕してしまう。その代表が「ブレードランナー」のロイ・バッティだろう。ハリソン・フォードはずっと「ブレードランナー」を嫌っていた。理由は色々とあるだろうが、本当の本音は「ルドガー・ハウアーに食われた」からではないかと思う。 pic.twitter.com/lzitVYixkb
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フィリップ・K・ディックは「ブレードランナー」の完成を待たずにこの世を去ったが、もし観ていたらどう評しただろう。ディックは初稿をクサし、デビッド・ピープルズによる改稿を絶賛した。その真意は不明だが、一つは映画がレプリカントの抵抗物語になっていることへの違和感があったのではないか。 pic.twitter.com/AcSp8j2vOY
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ディックは終生①「この世界は虚構だ」と②「我々の中に人間そっくりの偽物(アンドロイド)が紛れている」という2つのテーマだけを書き続けた作家だった。この2つは同じようで微妙に違う。①は実存不安だが、②のアンドロイドは人間性喪失への恐怖であり、ディックはナチスがきっかけだと語っていた。
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ディックはロイ・バッティを演じたルドガー・ハウアーを「ナチスの将校そのものに見える」と気に入っていた。ディックにとってアンドロイドは否定的な存在であり、物語のテーマを「レプリカントのレジスタンス」にしてしまった映画脚本は、本来のディックの意図とは違う。だから最初は怒ったのだろう。
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ディックはデビッド・ピープルズの改稿におけるラストの対決の処理を絶賛していた。あそこで、彼は初めて「レプリカントの抵抗物語」に納得したのではないか。ロイ・バッティの最後のセリフがルドガー・ハウアーのアドリブなのは有名だが、全くの創作ではなく、脚本のセリフを印象的に圧縮したものだ。 pic.twitter.com/xF0n4oM4z9
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『ルトガー・ハウアー、「ブレードランナー2049」への葛藤を語る』 「この映画が必要だったかどうかは分からない。本当に美しいものに対しては、そっとしておくべきだと思うんだ。掘り返すことなんてせず、別のものを作れば良い。30年以上前の栄光にすがる必要はないよ」 gizmodo.jp/2018/02/rutger…
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ルドガー・ハウアー主演の「異色作」は、リチャード・ドナー監督の『レディホーク』だろう。特殊効果に頼り過ぎない品格のあるファンタジーで素晴らしい。公開当時、萩尾望都が褒めていたと記憶する。ただ、ロック調の音楽が合わな過ぎて…。今からでも、オーケストラの音楽を付け直してくれないかな? pic.twitter.com/48QAUShzkd
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冗談抜きで、『レディホーク』は音楽のせいで「歴史に残らなくなった」作品だろう。『コナン・ザ・グレート』の音楽にロックバンドを起用しようとしたプロデューサーのラウレンティスと大喧嘩して止めさせたジョン・ミリアスは正しかったのだなぁ…と思う。
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ルドガー・ハウアーの一つの頂点というか到達点が「ヒッチャー」(1986)だろう。よくいる悪役なのに象徴的と言って良いほどのカリスマ性を感じる。この犯人どう見ても異常なのだが、異常なのに、と言うより「異常だからカッコいい」という領域に到達した。これに匹敵するのはレクター博士だけだろう。 pic.twitter.com/BTqzoGlPst
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「ヒッチャー」は監督と脚本家に確執があり、脚本家のエリック・レッドは後に語り直しとも言うべき「ジャッカー」を自ら監督した。緻密な脚本で面白い作品だったが、普通のサスペンスで「ヒッチャー」から感じた色気や魔力はなかった。あれはやはり、ルトガー・ハウアーが生み出したものだったのだ。
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「ヒッチャー」を頂点にして、なぜかルトガー・ハウアーのキャリアは次第に下降線を辿って行く。80年代後半から90年代にかけて隆盛を誇った「能天気アクション大作」群に「アンチモラルのヒーロー」というルトガー・ハウアーの個性はフィットせず、さりとて一般映画にはアクが強すぎたからだろうか?
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ルトガー・ハウアーがずっとルドガー・ハウアーになっていた!😱

コメント

ハンミョウ獣人 @OrmFkkQMQISzCIz 2019年7月27日
「おまえたち人間には信じられないようなものを私は見てきた。オリオン座の近くで燃える宇宙戦艦。タンホイザー・ゲートの近くで暗闇に瞬くCビーム、そんな思い出も時間と共にやがて消える。雨の中の涙のように。死ぬ時が来た」 ブレードランナーは主人公よりルトガー・ハウアーの方が格好良かったと思います。
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