【シナリオ】ぴっちりスーツが同化して竜娘化しちゃう女の子

ぴっちりスーツが同化して竜娘化しちゃう女の子の話
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マツクラ @matsukura_d

着ぐ同化TFとか脱いだらTF済みとかいうのロマンだよな

2019-07-26 09:25:19
だいしゅきホールディングス(株)ウマ妄想事業部 @botch_tourer

ぴっちりスーツが同化して竜娘化しちゃう女の子だって!?

2019-07-26 09:27:39
@akuochiken

「ぴっちりスーツが同化して竜娘化しちゃう女の子」だけど、倒したドラゴンの龍鱗で編んだ対魔力ぴっちりスーツを纏って戦っていたら、自分が倒したドラゴンからの呪いで、いつの間にかぴっちりスーツが癒着してしまって脱げなくなり、そのまま全身を侵食していってヒロインを竜娘に変えていくの。

2019-07-26 09:52:20
@akuochiken

初めのうちは自分が倒したドラゴンからの呪いだと気付いて、侵食されていくことに恐怖を感じていたけど、次第に思考がドラゴンのものに侵されていって、自らがドラゴンとなることを厭わず、むしろドラゴンこそが人間よりも優れた存在という思想に飲み込まれ、羽化するようにして竜娘化していく展開。

2019-07-26 09:56:42
@akuochiken

「ギャヒヒ……こんな素晴らしいチカラが手に入るだなんて、我慢する必要なんてなかったじゃない」 聞こえてきたのは確かに彼女の声だったが、その声と重なるようにして重低音が響いてきた。 ずる、ずる、と彼女は身体を引きずりながらゆっくりと前進していく。 まるで何者かに誘われるように。

2019-07-27 18:42:27
@akuochiken

龍鱗に蝕まれた身体は、既に大部分が異形の変化を遂げていた。 未だ女性のシルエットを保つ彼女の身体ではあるが、両腕の先は蜥蜴のような妖しい手と化し、歩みを進める両脚は外骨格めいた硬い鱗に覆われた具足を形成していた。 そして先程からずるずると地面を引きずっている、臀部から伸びる尻尾。

2019-07-27 18:48:48
@akuochiken

その尻尾を自由に動かせない様子は、未だ彼女が人間から竜へと変貌する途上にいることを示していた。 響き渡る言葉を漏らす彼女の口は、既に鋭利な牙が並ぶ巨大な開口部と化し、中から異様に長い舌が見え隠れする。 歩み続ける彼女が投げ掛ける視線、その瞳孔は縦に割れ、瞳は金色に輝いていた。

2019-07-27 18:54:27
@akuochiken

「あそこに行けば、私は“私”になれる……」 かつて彼女がドラゴンを討ち取ったという洞窟。 そこに向けて、ゆっくり一歩ずつ歩みを進める。 だらしなく垂れている両手からは赤い血が滴り落ちていた。 「ゲヒヒ……人間が止められるはずないだろう」 彼女は、既に手に掛けた仲間のことを回想していた。

2019-07-27 18:59:34
@akuochiken

だがそこに悔恨は存在しない。 むしろ彼女という存在に歯向かおうとした仲間を断罪したことを誇っているような口調である。 ぴしり、ぴしりと彼女の全身が音を立てる。 元々彼女の身体に沿うように編み込まれた龍鱗のスーツは、彼女の皮膚と癒着していた。

2019-07-27 19:06:39
@akuochiken

それどころか、その龍鱗の一枚一枚が彼女の表皮を貫通して彼女の身体へと食い込み、破断音を立てながら彼女の龍鱗を体表に形成していっていた。 足取りの重い彼女が、かつてドラゴンが根城にしていた洞窟の奥にたどり着いたときには、彼女の全身はスーツとの境界がなくなり、硬い龍鱗に覆われてた。

2019-07-27 19:13:05
@akuochiken

「こ れ だ」 彼女の両手は地面を掴み、四足歩行になって、かつて“彼”が鎮座していた台座へとたどり着き、頬ずりからして全身を擦り付ける。 ふと振り返ると、彼女を追って洞窟へと侵入してきた討伐隊の姿が目に入った。 「私ですら命を落とし掛けた“彼”を“食べた”私にお前達が敵うはずないだろう」

2019-07-27 19:27:06
@akuochiken

台座の上でよつん這いになった彼女は身体を討伐隊の方に向ける。 次の瞬間、彼女の全身が脈動し、その肉が裂けるようにして変貌が始まった。 真っ先に彼女の背中から展開された巨大な爬虫類の翼。 その大きさに相応しいほどに彼女の全身が、肉が、表皮が膨張していき、瞬く間にドラゴンへと変貌する。

2019-07-27 19:32:12
@akuochiken

先程までの人間のシルエットを保っていた状態とはまるで違った、巨大なドラゴン。 だが、その全身は彼女のように凛々しく、流麗さを感じさせていた。 「私“たち”の聖域に足を踏み入れたお前たちを生かして帰すわけなかろう」 彼女の口が大きく開口する。 それに合わせて洞窟内の空気が振動する。

2019-07-27 19:37:59
@akuochiken

彼女の口元に光の粒子がちらついた瞬間、光の束が彼女の口から放出され、前方の討伐隊を包み込み薙ぎ払った。 跡形もなく消滅した討伐隊を見て、彼女はゆっくりと口を閉じた。 口端から漏れ出る光の粒子は煙のように白く立ち上り、霧散していく。 「ふふ、この程度が避けられないようではとても」

2019-07-27 21:18:34
@akuochiken

彼女は自身に満ち溢れた表情で微笑んだ。 「はぁ……なんて素晴らしいチカラかしら。やはりニンゲンなどという下等な存在に縛られていた私が愚かだった。だが……」 彼女は火照ったように全身を赤らめ、煙のような白い気体を立ち上らせた。 「このカラダでは、少し疲れる、な。チカラの制御が難しい」

2019-07-27 23:45:18
@akuochiken

彼女の全身から放出される白い気体の量が増えると同時に、彼女の巨体がどんどんと萎んでいく。 みるみるうちに収縮していった彼女は、やがて人間の姿を形作っていく。 「はー……はー……」 苦悶にも嬌声にも聞こえる“彼女”の声が口からは白い気体と共に漏れ出、彼女は台座の上で蹲って静止していた。

2019-07-28 00:06:49
@akuochiken

「ふっ……ふふっ、やはりニンゲンのカラダの方が動きやすいな」 ゆっくりと立ち上がった彼女。 その姿は、ここに至るまでの龍鱗に、ドラゴンに侵食されつつあった歪な怪物ではなく、あくまで人間をベースにした、それでも所々に見える龍鱗やその牙、瞳が、彼女がドラゴンであることを物語っていた。

2019-07-28 00:16:55
@akuochiken

申し訳程度に身体から生えている細い尻尾を空中でしならせ、同じく小さな翼をパタパタと羽ばたかせ、自らの身体の様子を確かめる。 そして全身で空気を感じ取るように、その艶かしい身体を大きく広げ、彼女は吠えた。 「あはっ、あははっ! さぁ来なさい! 何者でも私が喰らい尽くしてあげるわ!」

2019-07-28 00:36:52