図書館で通りすがりに目に付いた「電子本をバカにするなかれ」って本がすげぇ面白いので11時までこれ読む。10年スパンではなく1000年スパンで考えてみよう、みたいなアプローチってとても「文系的」だと思う
2011-05-20 10:37:12別に俺らはヒト以前の祖先が文字を使ってなかったのも知ってるし、中世になって初めて活版印刷が出来たのも知ってる。そこに新事実があるわけではないのに、導ける結論が変わったりする。こういう思考法って人間の不完全性に根ざしてるもんだからScienceの世界にはあまり無いよね。新鮮だー!
2011-05-20 10:40:11現代人が電子書籍を批判するように、対話の哲学者でもあるソクラテスは文字の出現そのものを批判していた。自分の外部に記憶を持つことで、自らの内に留めたものを思い出す術を失いつつあるとのこと。いやはや。
2011-05-20 11:30:45次に、印刷という同一コピーの多数同時生産技術が生まれたとき、これは人間から「精読」の習慣を奪うものだという強烈な批判がなされた。
2011-05-20 11:32:261960年、作家の堀田善衛氏が初めて論文の複写にコピー機を用いた時の言葉「もはや貴重な文献の筆写などという労は、勉強には無用無縁のものと成り果てたのであるか!なんと便利な!しかし、これは少々便利すぎやしないか・・・」
2011-05-20 11:34:50そして、今回の電子書籍化。2000年分時間軸を設けて流れを見つめ直すと、確かに少し見方が変わってくるな。もともと俺は賛成派だけども。
2011-05-20 11:36:19こういう問題は、結局好きか嫌いかだと思う、双方それを踏まえた上で勝手なこと言ってるのが一番。そこに他者への押し付けが入ると変なことになっちゃうよね。
2011-05-20 11:37:56まぁ放っておけば電子書籍化は進むだろうし、自分がそっち側の人間だから静観してても何の問題もないんだろうけど。例えば食事をサプリメント化しようみたいな運動が起こったら俺は全力で反対するwww
2011-05-20 11:40:00因みに、結果としてソクラテスや堀田氏が危惧していた記憶と精読の能力が完全に失われることは無かった。勿論幾分低下はしただろうが。その代わり、私たちは文字以前、印刷以前の世界を創造的、実証的に復元する力まで手にした。これは間違いなく、文字と印刷のお陰だ。
2011-05-20 11:43:23読みながら気に入った箇所を指でホイホイEVERNOTEに放り込めれば読書の性質はものすごく変わるんだろうな、と思ったりする。勿論物語までそんな読み方をしようとは思わないけど、そうしながら読みたい本は沢山ある。
2011-05-20 11:47:28電子書籍と紙書籍で住み分けるだろうね。教科書は電子化すべきと思うし。RT @komei_s 読みながら気に入った箇所を指でホイホイEVERNOTEに放り込めれば読書の性質はものすごく変わる(中略)勿論物語までそんな読み方をしようとは思わないけど、そうしながら読みたい本は沢山ある。
2011-05-20 11:56:42禿同。RT @komei_s: 読みながら気に入った箇所を指でホイホイEVERNOTEに放り込めれば読書の性質はものすごく変わるんだろうな、と思ったりする。勿論物語までそんな読み方をしようとは思わないけど、そうしながら読みたい本は沢山ある。
2011-05-20 12:07:28気に入る場所が多すぎて入力に困ってる笑“@yusuke555: 禿同。RT @komei_s: 読みながら気に入った箇所を指でホイホイEVERNOTEに放り込めれば読書の性質はものすごく変わるんだろうな、と思ったりする。勿論物語までそんな読み方をしようとは思わないけど、そうしなが
2011-05-20 12:12:58萩野正昭とロバート・ダーントンの親和性。自らの愛する映画や書物という入れ物に存在する固有の限界を感じ、そこから溢れてしまう断片や思いつきを回収する仕組みを、多重構造の電子本に求めた二人。
2011-05-20 11:55:52電子書籍化に付随して拡大/縮小や音声読み上げ機能が当然のものとして付けば、読書習慣が高齢者、全盲の人に広がる可能性がある。これは意外にも考えたことなかった。確かに。
2011-05-20 11:59:31本が例外的にタダで読めてしまう公共図書館という存在自体、資本主義的には不自然なルールだ。恐らくゲームではあり得ない現象w要するに、出版社と図書館はかなり微妙なバランスの上に共存してるんだな。共存しなければいけない理由は、やはり本というのは人類の共有財産っていう側面があるんだろう。
2011-05-20 12:15:54もう一つ考えるべきは森林資源の問題。これから中国、インドの知的中間層が拡大すれば、木材資源の観点からも紙の本のみで現在の教養水準を維持することは出来なくなる。しかし、出版社に紙の消費を制限するインセンティヴは無い。紙の本が好きとか嫌いとか、そのレベルの問題だけではないみたいだ。
2011-05-20 12:23:37.@komei_s 実は電子書籍と紙書籍の関係性ってデジタル時計とアナログ時計の関係性と似てると思ってて、確かに電子書籍のほうが圧倒的便利だけど、あと何ページで読み終わるかとかを可視化したときに電子書籍みたいに500/865って表示されるより、アナログな感覚で認識したいんだよね。
2011-05-20 12:06:09@ryutakamu アナログ時計、確かに似てるかも!因みに俺はアナログ手巻きを愛用してますw毎日巻くっていう習慣さえつけば、例えば試験中とかここぞと言うときに絶対止まらないっていう安心感が好き。
2011-05-20 12:26:12@komei_s 興味深いな スキャナを買っても紙から完全には脱却できてない ゆーて紙もなくならんよね、まぁ手書きレベルでpdfに書き込めたり、解像度が半端なくあがれば話は別なんだろうけど
2011-05-20 13:24:49@jin427 スキャナ→紙からの脱却とは??確かに紙とパソコンは根本的に違ったけど、タブレットが出てきてから質的な差はかなり無くなった気がする。あとは時間の問題じゃないかねぇ。画面の脇でペンの種類選べて、自由に書けて、消すのも消しゴムとリドゥ両方出来たらなかなかよさげ。
2011-05-20 13:40:51