高橋しん先生、小学館新人コミック大賞の最終選考をする

第六十八回 小学館新人コミック大賞青年誌部門の最終選考で審査にあたった高橋しん先生の呟き。 小学館新人コミック大賞については次のサイトを参照のこと http://shincomi.shogakukan.co.jp/ 青年部門の審査員は、ここ何回かは次の4先生方が担当: 黒丸、高橋しん、乃木坂太郎、山本おさむ
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高橋しん+しんプレ @sinpre

では、第六十八回、小学館新人コミック大賞青年誌部門、最終選考作の私の審査を始めます。心当たりの方は緊張してください、私も緊張しつつ、まずいちまんが読みとして楽しんで読ませて頂こうと思います。。。。しん

2011-05-11 08:29:19
高橋しん+しんプレ @sinpre

第六十八回、小学館新人コミック大賞青年誌部門。私の審査。ランダム感想メモ:夢のあるお話ですね。あとは、読み手の人のリアルにどれだけ接点を強く強く描けるかです。受け皿を幅広くしてもいいし、むしろ尖って突き刺しても。それは作家の自由な、しかし大事な選択です。。。。しん

2011-05-11 08:44:53
高橋しん+しんプレ @sinpre

第六十八回、小学館新人コミック大賞青年誌部門。私の審査。ランダム感想メモ:キャラクターが不思議に魅力的。人を濃く泥臭く、でもまっすぐ優しい目で描けるのは大事な才能です。机上で勉強して身に付く物ではないチカラです。。。しん

2011-05-11 11:44:32
高橋しん+しんプレ @sinpre

第六十八回、小学館新人コミック大賞青年誌部門。私の審査。ランダム感想メモ:理屈でなくジンと来ました。30ページ程度の読み切りでこ「のジンとさせる」は結構得難いもの。せっかくのこの武器を生かすためにもっともっと導入、流れ、キャラクターを懸命に考えて育ててほしいです。。。しん

2011-05-11 12:11:08
高橋しん+しんプレ @sinpre

第六十八回、小学館新人コミック大賞青年誌部門。私の審査。ランダム感想メモ:才能があります。このまま何作も何作もいろんな作品を重ねて行く物が見てみたいです。その先で生み出される作品が見てみたい。今の作品が必ずしもベストではないけど、作品群の中では十分意味を持つかもしれないから。しん

2011-05-11 12:23:00
高橋しん+しんプレ @sinpre

第六十八回、小学館新人コミック大賞青年誌部門。私の審査終了しました。今回は、可能性だけ見るととてもいい作家さんばかりで、採点がとても楽しかったです。「作品」として点差は付けてありますが、「作家」としてみると、自分にとっては皆さん同じ高得点、くらいの気持ちです。。。しん

2011-05-12 12:27:31
高橋しん+しんプレ @sinpre

第六十八回、小学館新人コミック大賞青年誌部門。今回、せっかくいい作家さんがそろっていたので、満点を付けられる「作品」がなかった事が本当に残念です。みなさん今後の可能性にとても期待です。いい刺激を有り難うございました。自分も負けずに頑張ります。。。しん

2011-05-12 12:30:54
高橋しん+しんプレ @sinpre

第六十八回、小学館新人コミック大賞青年誌部門。審査コメント中。。。しん

2011-05-15 20:44:29
高橋しん+しんプレ @sinpre

第六十八回、小学館新人コミック大賞青年誌部門。審査コメント、大体終わりました。あす、もう一度推敲してお渡しします。。。ふう。。。しん

2011-05-16 02:28:05
高橋しん+しんプレ @sinpre

第六十八回、小学館新人コミック大賞青年誌部門。審査コメント、終わりました。みなさん力作有り難うございました。以前も書きましたが今回は可能性を感じさせる方が沢山いてとても審査が楽しかったです。お疲れさまでした。。。しん

2011-05-16 12:17:47
高橋しん+しんプレ @sinpre

小学館新人コミック大賞青年誌部門。私の審査。ランダム感想メモ:多くの読者さんにの感受性に合わせる必要はありません。むしろ、作品の感受性を美しく尖らせて、多くの人がその感受性を共有したいと思ってもらう事、こちらが大事とおもいます。。。しん

2011-05-16 13:21:22
高橋しん+しんプレ @sinpre

小学館新人コミック大賞青年誌部門。私の審査。ランダム感想メモ:どうかこれから、作品の魅力を伝えるために、優しい人ばかりに頼らずにまず自分から読者さんに対して、親切で優しい人になってください。作品を描くと言う事は、読者さんと面と向かって付き合うという事です。話をするという事です。

2011-05-16 13:22:37
高橋しん+しんプレ @sinpre

小学館新人コミック大賞青年誌部門。私の審査。ランダム感想メモ:キャラクターを掘り下げると言うのは、大げさな事ではなく、そうしたキャラクターと周囲の事、一つ一つに出来るだけの気を使ってあげる、そういう積み重ねにも沢山あるのだと思っています。

2011-05-16 13:25:35
高橋しん+しんプレ @sinpre

小学館新人コミック大賞青年誌部門。私の審査。ランダム感想メモ:主人公は、作者が設定したから主人公なのではありません。それではただの語り部です。主人公は作品を通して読者さんの中で存在が成長し、読者さんにこれは主人公だと認めてもらう事で、初めて主人公になれるのです。

2011-05-16 13:27:00
高橋しん+しんプレ @sinpre

小学館新人コミック大賞青年誌部門。私の審査。ランダム感想メモ:せっかくの伝えたい事を沢山含んだ作品、その伝えたい事は、作者からではなく、好きだと思えるキャラクターから伝えてもらう事を読者さんは期待しています。だから漫画を読んでいます。

2011-05-16 13:29:30
高橋しん+しんプレ @sinpre

小学館新人コミック大賞青年誌部門。総評メモ:作品に「この程度でいいかな」の隙があるという事は、読者さんを作品という「紙に描いた絵を使って表現したリアル」という夢から覚めさせる事です。その危機感をもっと感じながら、どうか隙を見せないための努力を惜しまないでください。

2011-05-16 13:37:29
高橋しん+しんプレ @sinpre

小学館新人コミック大賞青年誌部門。総評メモ:絵について。商品を安心して読んで頂くための入り口、漫画はまずここから始まります。店舗がボロくても小さくてもいい、お客さんを迎えるためにきちんと玄関前を掃除して、お客が来たら精一杯おもてなしをする事、どの商売でも基本ではないかと思います。

2011-05-16 13:39:56
高橋しん+しんプレ @sinpre

小学館新人コミック大賞青年誌部門。総評メモ:主人公。読者さんの意思で感情移入してストーリーを主人公とともに楽しみたい、そう思ってもらうために懸命に考えること。一緒に楽しんでもらうためにアピールする事。それは、その事でお金をもらい漫画家として生きていく行為とほとんど同意と考えます。

2011-05-16 13:42:00
高橋しん+しんプレ @sinpre

小学館新人コミック大賞青年誌部門。総評メモ:キャラクター。漫画という大きな嘘を信じてもらうために、楽しんでもらうために、キャラクターが生きている人と同じように、人生を生きて来て、だから笑って泣いて怒って喜んでいるんだ、その事を読者さんに信じてもらう事。

2011-05-16 13:45:02
高橋しん+しんプレ @sinpre

小学館新人コミック大賞青年誌部門。総評メモ:キャラクター2。ストーリーに合わせてキャラクターがあるのではなく、キャラクターに作品の中で生きてもらう事。ストーリーの都合上のキャラクターなど、実生活での「嘘をごまかすための芝居」と同じで、読者さんは簡単に見抜いてしまいます。

2011-05-16 13:46:06
高橋しん+しんプレ @sinpre

小学館新人コミック大賞青年誌部門。総評メモ:アイディア。新人さんの作品に求めるものは、頭で思いついたちょっと面白げな設定…「小ネタ」アイディアではなく、この人は「もっと」こんな作品を描いて行けるのではないかと、読み手の方に期待させるプレゼン的アイディアだと思ってください。

2011-05-16 13:47:32
高橋しん+しんプレ @sinpre

小学館新人コミック大賞青年誌部門。総評メモ:アイディア2。小ネタは作品一つで終わってしまうものですが、「可能性」はこの先もずっと残り、武器になって行くものです。漫画を描くという事は、自分のそうした可能性を探して行く行為です。

2011-05-16 13:48:15
高橋しん+しんプレ @sinpre

小学館新人コミック大賞青年誌部門。総評メモ:アイディア2。小ネタは作品一つで終わってしまうものですが、「可能性」はこの先もずっと残り、武器になって行くものです。漫画を描くという事は、自分のそうした可能性を探して行く行為です。

2011-05-16 13:48:15
高橋しん+しんプレ @sinpre

小学館新人コミック大賞青年誌部門。総評メモ:読み手のみなさんの多くは、あなたがそうであるように、興味のない漫画を飛ばしたくて飛ばしたくて、うずうずしてるとまで、どうか考えてください。新人という立場や、不慣れを自分向けのいい訳にして、隙を作っている場合ではないんです。

2011-05-16 13:51:46
高橋しん+しんプレ @sinpre

小学館新人コミック大賞青年誌部門。総評メモ:漫画家になるという事は、読み飛ばされたらそこで負けの残酷で単純なルールの上で生きるという事です。

2011-05-16 13:53:32