2019年8月3日

クセナキスの習作時代最後の作品《アナステナリア》研究ノート

《メタスタシス》で音楽の楽壇デビューを果たしたギリシャ人作曲家・建築家クセナキスの、習作時期の最後の作品《アナステナリア》について執筆するための研究メモ。随時つぶやきを追加していく予定です。
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MIKAMI, Ryota / 三上良太 @Ryota_MIKAMI

内容ごとにつぶやきを整理して、小見出しをつけてみた。 pic.twitter.com/rohaqA5YIY

2021-01-15 17:42:45
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クセナキスとコルビュジエのユニテ・ダビタスィヨンの原稿が一段落したので、やっと、次のものに取り掛かることができる。次は、チャンディーガルの都市計画。ここでもクセナキスは重要な働きをしている。もし可能なら、ラ・トゥレットも。そしてその間に、三幅対《アナステナリア》を挟む。

2019-05-07 21:21:10
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当初のこの執筆計画はとても無理そう……チャンディーガルも、アナステナリアも、どちらか一つだけでかなり枚数が多くなりそうだから。ましてラ・トゥレットも、となるとこちらは一回ではとても書き切れなさそう。

2019-09-18 02:55:20
MIKAMI, Ryota / 三上良太 @Ryota_MIKAMI

アナステナリアの祭儀について書いた後は、具体的にクセナキスの作品《アナステナリア》に入るつもりにしていた。しかしこの2つを一つの論考にまとめるとなると、あまりに長大な論考となってしまう。どうしようかなあ。

2020-03-24 22:02:39
MIKAMI, Ryota / 三上良太 @Ryota_MIKAMI

どころか、《アナステナリア》だけ(つまり《プロセッシヨン・オ・ゾー・クレール》と《ル・サクリフィス》のオーケストラ作品二作)でも、一つの論考にまとめるのは無理がありそう……(少数存在する欧米の文献は全て、ひとまとめにして扱っている。

2019-09-18 03:00:06
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クセナキスの《アナステナリア》では、きっと歌詞も取り上げられそうだが、その前作《ズィア》は歌曲なのに拙論でさほど言及しなかった(できなかった)。今思うととても悔やまれる。何とかすべきだったが自分の現代ギリシャ語の語学力ではどうしようもなかった。

2019-10-07 13:14:22
MIKAMI, Ryota / 三上良太 @Ryota_MIKAMI

民衆の伝統としてのアナステナリアについて、若きクセナキスの解説をなぞるだけでなく、調べて書かないといけないし、ギリシャ語で書かれた「ギリシャ音楽の作曲の問題」にも触れなければならない。これは、独訳と仏訳しかない。短い論考なので、是非、全文を日本語訳して掲載したい。

2019-09-18 03:00:19
MIKAMI, Ryota / 三上良太 @Ryota_MIKAMI

アナステナリアはクセナキス関連としては二次的調査になるわけだけど、日本語の文献がないのでどこまで書いたらいいのか、迷う。クセナキスに直接関連性のないことでも、単体として見たら、書くべきことは本当に沢山ある。徹底的に書くべきなのかなあ……

2020-01-21 06:42:27
MIKAMI, Ryota / 三上良太 @Ryota_MIKAMI

火渡りや生贄について、踊りや歌について、行列について、イコン画について、それぞれの町(特にコスティやアヤ・エレニ)の歴史……。「これについてはこの欧米の参考文献を読んでくれ」ってすると省スペースにはできるけど、やりすぎると日本語の読者に向けて書く意味がなくなる。

2020-01-21 06:44:04
MIKAMI, Ryota / 三上良太 @Ryota_MIKAMI

一本の論考でアナステナリアの全体像をある程度(クセナキスが知っていた程度だけでなく、+α)知るためには、色々書かないといけないことがあった。

2020-03-24 22:02:17
MIKAMI, Ryota / 三上良太 @Ryota_MIKAMI

概要だけならまとめて一つの原稿にできるけれども、これらはどれも日本語の研究がほぼ皆無(だと思う)ので(特にクセナキスの視点から見たものは)、参考文献もちゃんと明示して細大漏らさず書かないと、意味がない気がする。

2019-09-18 02:56:24
MIKAMI, Ryota / 三上良太 @Ryota_MIKAMI

とにかく、今あるクセナキスのメタスタシス前夜に関する少数の文献(それらは今後、私も含めてクセナキスの習作時代を研究する者たちが例外なく参照するものである)のうち、どの文献よりも詳細に、仔細漏らさず、判明している限りのことを読者が知れる論考を、日本語で書かなければいけない

2019-09-18 03:05:43

クセナキス《アナステナリア》作曲過程など

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アナステナリアはフランス・ミュジックのラジオ放送が保存している録音で抜粋を聴くことができる。ここでもマキス・ソロモス出演&大活躍。クセナキスのインタビュー本を出しているブリュノ・セルーも出演。 francemusique.fr/emissions/musi…

2019-09-15 15:05:55
MIKAMI, Ryota / 三上良太 @Ryota_MIKAMI

クセナキスが習作期の最後に書いた管弦楽のための「サクリフィス」(アナステナリア三幅対の一曲)は、8つの音による音階の基づいていて、その音階には持続時間が割り当てられており、これを一種のセリエリスムと見做していた。

2018-01-20 21:42:35
MIKAMI, Ryota / 三上良太 @Ryota_MIKAMI

これは、クセナキスにル・コルビュジエがマルセイユのユニテの屋上で音楽イベントを企画するように(建築シンポの閉幕イベント)と依頼した時に見つけた音の「干渉効果」から思いついた部分があるようだ。

2018-01-20 21:42:50
MIKAMI, Ryota / 三上良太 @Ryota_MIKAMI

メタスタシス直前に作曲したサクリフィスで用いた「干渉」のアイデアのきっかけとなったマルセイユのユニテ・ダビタシオン屋上でのコンサート(ル・コルビュジエが建築家会議の閉幕イベントとして全面的にクセナキスに依頼)。クセナキスはそこで「空間化したコンサート」を企画した。その会議の冊子。 pic.twitter.com/ZztYKsa2Iu

2018-05-04 11:18:19
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MIKAMI, Ryota / 三上良太 @Ryota_MIKAMI

コンサートの同時進行ということだけなら、クセナキスが53年(デビュー前)、コルビュジエに頼まれたCIAM閉幕イベントにおいてマルセイユのユニテ屋上でやったことに似ている(やや牽強付会か……)。この時の「干渉」体験がクセナキス初の管弦楽作品《プロセッスィヨン》を生み出すきっかけになった。 twitter.com/takashi531/sta…

2019-09-25 10:04:23
MIKAMI, Ryota / 三上良太 @Ryota_MIKAMI

この会議で露わになったことは、ボニッロとマスュの編集した『批評の現代性』がまるまる一冊をかけて詳細に論じている(ボニッロによる要約が『リヴ・ノール・メディテラネ』24号に掲載)。エクスからマルセイユのユニテまでは車で一時間ぐらいなので閉幕イベントをユニテの屋上で開催できたのだろう。

2018-05-04 11:18:30
MIKAMI, Ryota / 三上良太 @Ryota_MIKAMI

クセナキスはCIAM閉幕のイベントでユニテ屋上のコンサートを任され、企画したわけだが、コルビュジエの思いつきで、その会場で流したジャズの音楽のところには「裸の女性がほしい」と言われて、マルセイユの街にクセナキスは探しにいく羽目になったらしい(レスターニョのインタビューで証言)。

2019-08-09 19:52:33
MIKAMI, Ryota / 三上良太 @Ryota_MIKAMI

クセナキスが「総音列音楽の危機」直前にギリシャ語で書いたと思しき「ギリシャの作曲についての問題」を掲載していた雑誌『Επιθεώρηση Τέχνης(芸術批評)』が、以下に全て電子化されている。これはものすごく貴重。 askiweb.eu/index.php/el/2…

2018-04-29 21:41:33
MIKAMI, Ryota / 三上良太 @Ryota_MIKAMI

ただ、政治亡命者としてパリに逃れたまだ名もなきクセナキスの論考が、創刊2年たらずのこのギリシャ左派系の文化批評誌に掲載された経緯は、一体どのようなものだったのだろうか。それについては誰も書いていない(そもそも、この論文に言及している文献自体、非常に数が少ない)。

2018-04-29 22:19:12
《スタマティス・カトタキス》について
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クセナキスが「抽象化」へと歩みを進めたアナステナリア三福対はメタスタシス直前の作品だが(メタスタシスそのものが、アナステナリアから派生している)、この三福対とメタスタシスの間に、実は、小品が一つある。

2019-06-11 03:01:22
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コメント

MIKAMI, Ryota / 三上良太 @Ryota_MIKAMI 2019年12月4日
また少し、更新してみた。つぶやきを時系列に並べるのと、テーマごとにするのと、どちらが見やすいんだろうか。
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MIKAMI, Ryota / 三上良太 @Ryota_MIKAMI 2020年1月18日
久しぶりに更新した。こうして眺めると自分でも調査の過程がわかるなあ……。書き終えたらもうアナステナリアについての本は読みたくない……。
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