【シナリオ】スライム娘⑨

スライム娘の話
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@akuochiken

「んっ……待ってて、私、あなたと交わるのに相応しい身体に変わるから……」 上ずった声を上げながら、スライム娘は柔らかい両手を自らの股間部に押し当てて弄った。 「あっ……んっ……こ、こう……だよね……」 彼女のスライム状の身体がぷるんと震えたかと思うと、それが股間部に集まってくる。

2019-08-06 21:02:50
@akuochiken

彼女の両手のなかでぐんぐんと成長して形を整えつつあるそれは、人間の男性のモノを想起させた。 びくん、びくんと脈動するその竿は、スライムのように儚く柔らかい印象を与えながらも、受肉したようにしっかりとした形を保っていた。 ねちょり、と糸を引きながら、彼女の両手がその器官から離れる。

2019-08-06 21:06:21
@akuochiken

「まだ、だよ。まだ、あなたに見てもらいたいものがあるの」 そう言うと、今度は自らの胸に手を当てて、何かを絞り出すようにして唸った。 「ん……んんっ……んあん!」 そうやって彼女の手の下で、水晶のような球体状の物体が、まるでこれまで隠されていたのが光の屈折を解かれたように出現した。

2019-08-06 21:10:18
@akuochiken

その水晶はそのまま胸から彼女の下半身へと沈んでいって、そして下腹部を折り返してそのまま股間部の器官へと彼女の体内を移動していって、その器官の先端にて移動を停止した。 「はー……はー……見て、私のコア。本当はね、これは私の命に等しいものだから滅多なことじゃ人に見せないの。

2019-08-06 21:12:02
@akuochiken

でも私たちの身体って透明だから、どこにコアがあるか見えちゃうでしょう? だからいつもは屈折率を弄って、人間の目には見えないようにしてるの。そんなモノを見せるっていうことは、それだけあなたを信用している、あなたに見せてもいい、という好意の証だよ」 彼女は蕩けた表情で先端を撫でる。

2019-08-06 21:14:20
@akuochiken

「私の命、好意の証……私そのものを、本当に好きな人の身体の中に入れるだなんて、私、どうなっちゃうんだろう」 まるで全身が溶け落ちてしまうかのように全身を紅潮させている彼女は、目の前の、愛する女性へとゆっくりと迫っていった。

2019-08-06 21:22:29