2011年5月22日

中井久夫『復興の道なかばで』とそれに対する斎藤環氏のコメント

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斎藤環 10.27発売「コロナ・アンビバレンスの憂欝」 (晶文社) @pentaxxx

東部の被災地にせよ西部の被災地にせよ、街路樹がうっそうとしているところでは、火はそれを越えていない(中井久夫『復興の道なかばで』みすず書房)。

2011-05-19 00:05:39
斎藤環 10.27発売「コロナ・アンビバレンスの憂欝」 (晶文社) @pentaxxx

(承前)突然に避難所の責任者となった校長先生以下の教職員は予想しない過酷な任務に晒されることになった。(中略)次の災害のためには避難所の長としての校長先生のためのマニュアルが必要だろう。

2011-05-19 00:07:29
斎藤環 10.27発売「コロナ・アンビバレンスの憂欝」 (晶文社) @pentaxxx

(承前・大阪-神戸間に三本の鉄道が走っている件について)重複性(リダンダンシー)の有利性のほうが時とともにはっきりしてきた。近接した三つの鉄道の無傷なところを乗り継ぐ交通は非常に有効であった。

2011-05-19 00:09:27
斎藤環 10.27発売「コロナ・アンビバレンスの憂欝」 (晶文社) @pentaxxx

(私見)リダンダンシーの重要性は交通に限らず、電力、通信、輸送、その他の、あらゆる「ネットワーク」に該当するであろう。例えば、このためだけにでも代替エネルギー政策は必須である。

2011-05-19 00:11:28
斎藤環 10.27発売「コロナ・アンビバレンスの憂欝」 (晶文社) @pentaxxx

(承前)第一撃を逃れれば、生きのびるチャンスは東京にもあると思う。(私見:地震以上に津波はそうだろう。「完璧に防ぐ」ことはできないが「完璧に近い避難」は可能だ)

2011-05-19 00:14:13
斎藤環 10.27発売「コロナ・アンビバレンスの憂欝」 (晶文社) @pentaxxx

(承前)大きくわけて、断層の走った方向、土地の地盤、家の構造、この三つが多くの人の明暗を分けた。

2011-05-19 00:16:48
斎藤環 10.27発売「コロナ・アンビバレンスの憂欝」 (晶文社) @pentaxxx

(承前・旧道が破壊されなかったことについて)古代の人は土地のいちばん固いところを街道として通ったに違いない。

2011-05-19 00:17:55
斎藤環 10.27発売「コロナ・アンビバレンスの憂欝」 (晶文社) @pentaxxx

(承前)警官や自衛隊に限らず、被災していない元気な人たちが「いる」ということ、彼らの「プレゼンス」(いてくれること)がもっとも貴重であった。

2011-05-19 00:19:10
斎藤環 10.27発売「コロナ・アンビバレンスの憂欝」 (晶文社) @pentaxxx

(承前・被災地の)中心部にあるのは端的な恐怖と悲嘆であるが、周辺部にはまず不安があり、疑心暗鬼が発生しやすい土壌がある。(私見:ネットと放射能はこうした「中心」と「周縁」の区分をかなり曖昧化した。)

2011-05-19 00:21:19
斎藤環 10.27発売「コロナ・アンビバレンスの憂欝」 (晶文社) @pentaxxx

(承前・被災地での「共同体感情」について)貨幣経済と階層社会の一時停止による、文字通りの「コミューン」に成立する感情である。(私見:いわゆる災害ユートピア。残念ながら常に一過性である。)

2011-05-19 00:23:26
斎藤環 10.27発売「コロナ・アンビバレンスの憂欝」 (晶文社) @pentaxxx

(承前・私見)この文脈ではいわゆるエリートパニックなるものは、まさにエリートのメタポジションが周縁化と同等の効果を自身にもたらすことによるか。

2011-05-19 00:25:17
斎藤環 10.27発売「コロナ・アンビバレンスの憂欝」 (晶文社) @pentaxxx

(承前)この列島は貨幣経済と学歴社会を脱ぎ捨てる夢を時々見てしまう。左の方にも右のほうにも、俗においても聖に向かっても。たとえば「一燈園」「新しい村」から「山岸会」まで。そして、しばしばそれを利用する勢力があった。

2011-05-19 00:27:44

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