茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第2309回「基本はスマホ、キーボード入力で、新鮮なアイデア出しは手書きでやるという基本戦略」

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茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート2309回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。

2019-08-21 14:33:06
茂木健一郎 @kenichiromogi

手書きとスマホやコンピュータのキーボードへの入力のどちらがいいかだけれども、一概には言えない。手書きの方が認知的、身体的付加が高い部分もあって、それがより記憶されやすいとか、思考が進みやすいということはあるかもしれない。それは身体性の問題である。

2019-08-21 14:34:10
茂木健一郎 @kenichiromogi

これは技術の問題でもあるけれども、手描きの課題はそれがSNSへのシェアなどのネットワーク適応性において劣るところで、つまりは自分の手元の問題になってしまう。(将来はこの問題は解決されるかもしれない)。逆に言えば、手元の問題として手書きの優位性を考えた方が問題が純化する。

2019-08-21 14:35:50
茂木健一郎 @kenichiromogi

手書きが圧倒的に優位なのは、そのスピードと自由度であろう。特に、文字だけでなく、矢印を書いたり、あるいはスケッチやラフを描いたりすること、それを混在させること、そのようなメモを取る際の自由度とスピードは圧倒的に手書きがすぐれている(これはiPadで書くような場合も含む)。

2019-08-21 14:37:21
茂木健一郎 @kenichiromogi

図を描いたり、矢印を絡ませたり、文字の配列自体に意味をもたせたりするというような自由度を考えると、手書き(タブレットを含む)は、スマホ入力や、キーボード入力に比べてすぐれている。つまり、思考の生産性を高める「坩堝」としては、手書きの優位性が歴然としている。

2019-08-21 14:38:54
茂木健一郎 @kenichiromogi

「手書き」対「スマホorキーボード」の棲み分け戦略を考えると、今のSNSやメールなどのネットワーク適応性から、基本的にアウトプットは後者で行うようにして、ただ、自己ブレストや、アイデア出し、doodlingのような思考の醸成には前者を使うというのが現時点における一つの最適解だと思う。

2019-08-21 14:40:31
茂木健一郎 @kenichiromogi

手書きはネットワークへの適応性が少ないという話をしたけれども、たとえばiPadで手書きでアイデアを文字やスケッチで表現して、画像キャプチャしてパワポのプレゼンの一部に使うと効果的だし、場合によってはSNSなどのネットワークでそれをシェアすると、アイデアが新鮮に伝わって良いかもしれない。

2019-08-21 14:42:36
茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート2309回「基本はスマホ、キーボード入力で、新鮮なアイデア出しは手書きでやるという基本戦略」について6つのツイートをお届けしました。

2019-08-21 14:45:10