アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、RAINBOW-二舎六房の七人-22話脚本:見上げた先
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カイジが好きで始めた、カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの歴史を追うシリーズの続きやります。 今回は、RAINBOW-二舎六房の七人-22話脚本。 前回は、同作21話脚本。 ブログ: makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2019/08/… ↑のtogetter版: togetter.com/li/1395013 他: togetter.com/id/makimogpfb
2019-09-01 14:01:32高屋敷氏脚本RAINBOW二舎六房の七人22話1 アニメ・RAINBOW二舎六房の七人は、安部譲二氏原作・柿崎正澄氏作画の漫画のアニメ化作品で、戦後の少年院の少年達の物語。 監督は神志那弘志氏、シリーズ構成・脚本は高屋敷英夫氏。 今回のコンテ/は演出は倉田綾子氏で、脚本が高屋敷氏。
2019-09-01 14:04:22高屋敷氏脚本RAINBOW二舎六房の七人22話2 詳細は、ブログに書きました: RAINBOW-二舎六房の七人22話脚本:見上げた先 - カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2019/09/… #はてなブログ 私のブログの、RAINBOW二舎六房の七人に関する記事一覧: makimogpfb2.hatenablog.com/archive/catego…
2019-09-01 14:07:20高屋敷氏脚本RAINBOW二舎六房の七人22話3 今回の話: 龍次(元・少年院の二舎六房の一人。頭脳派)は娼婦のエリ(本名は絵理子)と駆け落ちを図るが、エリは別の男と心中してしまう。そして龍次は皆の前から姿を消すが… ・前回についてはこちら: togetter.com/li/1395013
2019-09-01 14:10:53高屋敷氏脚本RAINBOW二舎六房の七人22話4 忠義(元・少年院の二舎六房の一人。自衛官)に殴られた龍次(元・二舎六房の一人。頭脳派)は真理緒(元・二舎六房の一人。熱血漢)の部屋で目覚める。 龍二の眼鏡が映る。アイデンティティを示す物のアップは頻出。宝島(演出)、グラゼニ・めぞん一刻(脚本)と比較。 pic.twitter.com/nIKlU5ANMe
2019-09-01 14:12:36高屋敷氏脚本RAINBOW二舎六房の七人22話5 壊れた眼鏡の修理代として忠義が置いて行った金を、真理緒は龍次に渡す。 それは、エリ(娼婦。本名は絵理子)との駆け落ちを決めた龍次に対する、忠義なりの餞別だった。 あしたのジョー2(脚本)で、給料を丈に渡す西が思い出される。 pic.twitter.com/mJOwpblGEm
2019-09-01 14:13:48高屋敷氏脚本RAINBOW二舎六房の七人22話6 「どこにいたって俺達はダチだ」という皆の愛情を胸に、龍次は、待ち合わせ場所である泉草寺の、戦争で焼けた銀杏の木の下でエリを待つ。 鳩が飛ぶ(アニオリ)。長年一緒に仕事した出崎統氏ゆずりの鳥描写は多い。おにいさまへ…・陽だまりの樹(脚本)と比較。 pic.twitter.com/ey8JINiYWU
2019-09-01 14:15:18高屋敷氏脚本RAINBOW二舎六房の七人22話7 だが、エリは他の男と落ち合う。 雨の中、龍次は何時間もエリを待ち続ける。そこへ昇(元・二舎六房の一人。小柄)が現れ、傘をさしてくれる。 一人でいる所に友達や仲間が寄り添う状況は強調される。カイジ2期・陽だまりの樹(脚本)、ど根性ガエル(演出)と比較。 pic.twitter.com/8glRRbxTkP
2019-09-01 14:17:20高屋敷氏脚本RAINBOW二舎六房の七人22話8 エリを待ち続けた龍次は熱を出して倒れ、真理緒の部屋に運び込まれる。 ここでも、龍次のアイデンティティを示す眼鏡が映る。同様の描写は数多い。宝島(演出)、グラゼニ(脚本)、元祖天才バカボン(演出・コンテ)と比較。 pic.twitter.com/9LEtOIqJKR
2019-09-01 14:18:22高屋敷氏脚本RAINBOW二舎六房の七人22話9 看てくれている万作(元・二舎六房の一人。巨漢のプロレスラー)が買い物に出ている間に、龍次は、エリが大学生と心中したという新聞記事を目にし、新聞を握りしめる。手による感情表現は色々な作品で出る。おにいさまへ…・グラゼニ(脚本)と比較。 pic.twitter.com/gwlu4s5r0i
2019-09-01 14:19:17高屋敷氏脚本RAINBOW二舎六房の七人22話10 安かったからと、万作は野菜を沢山抱えて買い物から戻ってくる。 「野菜が安かったからつい沢山…」という台詞はアニオリ。 食いしん坊描写は多数。おにいさまへ…(脚本)、宝島(演出)、F-エフ-(脚本)と比較。 pic.twitter.com/8nPViQIktp
2019-09-01 14:20:14高屋敷氏脚本RAINBOW二舎六房の七人22話11 外に飛び出した龍次は、エリが働いていた女郎屋に行く。そこで龍次は、エリの身の上話がデタラメだったことを知る。 下卑た事を言う女郎屋の主人を、龍次は締め上げる。ここも、手による感情表現。おにいさまへ…・グラゼニ(脚本)と比較。 pic.twitter.com/srOnddjDKY
2019-09-01 14:21:05高屋敷氏脚本RAINBOW二舎六房の七人22話12 万作、真理緒、昇は手分けして龍次を探す。最悪の事態を危惧する万作に対し、昇はそれを全否定。この会話はアニオリ。悲観や精神疾患による自殺を、高屋敷氏は強く否定する。また、不思議なことに、あしたのジョー2(脚本)と画が重なる。 pic.twitter.com/hiJIBvYkhQ
2019-09-01 14:22:08高屋敷氏脚本RAINBOW二舎六房の七人22話13 あてどなく彷徨う龍次は、エリと落ち合うはずだった泉草寺に行き着く。 ここでも、鳥(鳩)が飛ぶ(アニオリ)。おにいさまへ…(脚本)、宝島(演出)、ルパン三世2nd(演出/コンテ)と比較。 pic.twitter.com/OhC36yZDqR
2019-09-01 14:23:15高屋敷氏脚本RAINBOW二舎六房の七人22話14 龍次は、焼け折れた木に触れる(アニオリ)。これもまた、手による感情表現。宝島(演出)、F-エフ-・カイジ(脚本)と比較。 pic.twitter.com/CBjgo4FYef
2019-09-01 14:24:15高屋敷氏脚本RAINBOW二舎六房の七人22話15 龍次は、朽ちているはずの木に芽が生えているのを目にする。命ある自然の描写や、生きているような建造物の表現は強調される。おにいさまへ…・チエちゃん奮戦記・アカギ・はだしのゲン2(脚本)と比較。 pic.twitter.com/snLQddoqgv
2019-09-01 14:25:02高屋敷氏脚本RAINBOW二舎六房の七人22話16 1ヶ月後、昇は龍次の家を訪ねる。 洗濯物がはためく(アニオリ)。こういった描写は出崎統氏ゆずりで、要所要所で見られる。あんみつ姫・F-エフ-・あしたのジョー2(脚本)と比較。このうち、あしたのジョー2は出崎統氏のコンテ。 pic.twitter.com/pBgfHSLmD7
2019-09-01 14:26:13高屋敷氏脚本RAINBOW二舎六房の七人22話17 そこへ龍次が帰ってきて、持ち出した金と同額の金を母に差し出す。 今までの事を謝る龍次を、龍次の母は「おかえり」と許す。心情や状況と連動する光の表現は様々ある。蒼天航路(脚本)、宝島(演出)、ベルサイユのばら(コンテ)、はじめの一歩3期(脚本)と比較。 pic.twitter.com/hstbWIbmUu
2019-09-01 14:27:43高屋敷氏脚本RAINBOW二舎六房の七人22話18 今まで龍次は飯場で働いており、忠義に金を返したと昇に話す。そして、今ある分の金を昇に渡す。 夕焼けの中話すのはアニオリ。 夕焼けの中の友情表現は多い。おにいさまへ…・F-エフ-(脚本)と比較。 pic.twitter.com/PUCj2xRd8V
2019-09-01 14:28:48高屋敷氏脚本RAINBOW二舎六房の七人22話19 月が映る(アニオリ)。全てを見守る月は頻出。はじめの一歩3期(脚本)、空手バカ一代(演出/コンテ)、めぞん一刻(脚本)と比較。 pic.twitter.com/viEcmpJn87
2019-09-01 14:29:50高屋敷氏脚本RAINBOW二舎六房の七人22話20 元・二舎六房の面々は龍次を囲んで朝まで飲み明かし、彼を励ます。 仲間愛は、数々の作品で印象に残る。あんみつ姫(脚本)、元祖天才バカボン(演出/コンテ)と比較。 pic.twitter.com/1wjDFKbbpf
2019-09-01 14:30:53高屋敷氏脚本RAINBOW二舎六房の七人22話21 龍次は皆に、焼け折れた木に芽が出ているのを見せる。6人全員でそれを見るのはアニオリ(原作では、昇に見せる)。ここも仲間愛の強調。ど根性ガエル(演出)、カイジ2期・はだしのゲン2・めぞん一刻(脚本)と比較。 龍次は、強く生きて行くことを誓うのだった。 pic.twitter.com/qYWPuS870Q
2019-09-01 14:33:56高屋敷氏脚本RAINBOW二舎六房の七人22話まとめ1 戦争で焼け折れた木が芽吹き、龍次が励まされる描写は、はだしのゲン2(脚本)で、まるで子供達を見守っているような原爆ドームを思い出す。どちらも戦争で死んだように見えるものが、強く生きているからだと思う。
2019-09-01 14:34:41高屋敷氏脚本RAINBOW二舎六房の七人22話まとめ2 また、前回に引き続き、常人にはできない領域の仲間愛が描かれる。 特に前回、龍次に嘘をつかれたり、酷い事を言われたはずの昇の、龍次に対する優しさは凄い。時に聖人レベルの優しさを発揮する、カイジ(シリーズ構成・脚本)におけるカイジが重なる。 pic.twitter.com/zUTo4q1tgo
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