芝村裕吏さん流、企画自己チェック法

芝村裕吏 @siva_yuri

そして今日も、難題を待つ。話題でも可。

芝村裕吏 @siva_yuri

「自分の考えたゲームの企画を脳内プレイする」スキルの習得方法ってありますでしょうか？ ですか。 素直にプロトタイピングしたり、全規模試作で無くても小規模試作がおすすめです。というのも、企画は自分で暖めても意味はないのです。 他人にプレゼンしないことには・・・

芝村裕吏 @siva_yuri

ただ、自分の考えたゲームについて、企画書などを起こす前に、それがそれに値するかどうかのクリアランスチェックは行いますね。その方法をお教えしましょう。

芝村裕吏 @siva_yuri

お手元のアイデアを以下の観点からチェックしてください。 １：その顧客はどんな人か（具体的に想定する）、どれくらいいるのか ２：その顧客に気づいて貰える体裁か、手の届く範囲の価格を付けられる規模か ３：その顧客は手にとってどう遊ぶか。とりあえず何をしてどうプレイをすすめるか。

芝村裕吏 @siva_yuri

４：セールスポイントであるシステムやシナリオに、どうやって想定する顧客はたどりつき、どう触れるのか。 ５：ネットで情報交換がされて、ある程度ネタバレしていても、鑑賞やプレイに耐えうる内容か。 ６：顧客を序盤、いい意味でどう裏切るか ７：最期に自分の人生の何％をかける価値があるか。

芝村裕吏 @siva_yuri

以上の観点でセルフチェックして、問題なければ、企画書を起こし、人を巻き込んでいくのが企画職としてよろしいのではないでしょうか。

芝村裕吏 @siva_yuri

自分がどうプレイするのかは、ある意味どうでもいいのです。料理人の舌にあわせて料理するんだから、自分にはうまいに決まってます。 問題はその先なのです。 料理を食べてくる人の、その前に食べた料理や、体調を考えられるか、なんですよ。、

芝村裕吏 @siva_yuri

自分のやりたいものをやるだけなら、クリエイターかアーティストにまかせればいいと思います。 でも、職業ゲームデザイナーは、いつも誰が客かを念頭に置かなければなりません。 我々の仕事はプレイヤーにお金以上のいい体験、貴重な体験を与える事です。

芝村裕吏 @siva_yuri

以上説明終わり。