自身の創作の見直しについて真剣に考えてみた･属性編

いよかんドール @gSacqZctcnyygx9

さて､私は現在従来よりもオリジナリティを高めることを目的に自身の創作についての見直しを検討している最中ですが､その一環としてまずは属性の再編を始めようと思います｡

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ちなみに現在作中に登場させている属性は｢無･武･念･精･火･雷･地･金･風･水･氷･木･命･毒･光･闇｣の16種類で､キャラ毎に最大2種類､技毎に1種類の属性が割り当てられるという形になっています｡

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まあ先程私が挙げた属性分類を見て気付いた人も多いと思いますが､このままだとあまりにもポケモンの影響が強過ぎるので､この課題を何とか解決出来ないかなとふと思ったのが今回の決断に至るきっかけとなったのです｡

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勿論それを抜きにしてもどうせ属性相性を設定するならなるべく読者からして違和感なく覚えやすい形に整理した方がスッキリするに決まっているのも確かなんですが､ハッキリ言ってそんな都合のいい思いがいとも容易く実現できる程現実は甘くありません｡

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何故ならそもそも多くの人が属性だと認識しやすいものはかなり限られており､その傾向として概ね四大元素(地水火風)に光と闇を加えたタイプが最も多く見受けられ､

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続いて雷と氷の採用率が比較的高めで後はせいぜい五行の構成要素の一部として挙げられる木や金､状態異常の定番である毒､そしてあまり属性相性に左右されない無辺りまでが限界でしょう｡

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無論実際には精一杯頑張ればこれ以外にも属性っぽいものを作り出せますが､その場合だと大抵属性相性が初見では理解し辛いものになってしまいがちです｡

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例えばポケモンの格闘タイプは2019年の時点では飛行､エスパー､フェアリーが弱点タイプになっていますが､風属性にほぼ相当する飛行はともかく､エスパーやフェアリーに関しては名前からしてどんな弱点や耐性を持っているのかがイマイチ解り辛いと感じる人も少なくないと思います｡

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特にフェアリーに至っては明らかに種族のイメージの方が遥かに強いせいで普通に考えたらわざわざ属性として組み込む必要性を感じないと思う人が殆どでしょう｡

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また弱点や耐性の設定についても水は火に強いといった一部の例外を除くと作品毎に属性相性が変わるものの方が多いので､その辺りの取り扱いもちゃんと決める必要があります｡

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しかも実際には世界観等との兼ね合いを考慮しなければならない場合もある為､属性関連でオリジナリティを出そうとなるとそれだけでも大変な作業になってしまうのです｡

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更に属性設定の悩みはこれだけでは終わらず､よく考えると実は属性毎に使用できるモチーフにかなりの差が生じているのです｡ とは言えそのままでは流石に解り辛いので､とりあえず私が現時点で属性として扱っているものを例に挙げてみると大体こんな感じです｡

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【各属性のモチーフ格差】 無属性：ぶっちゃけ特定の属性を持たないことが最大の特徴なので何でもありです(ﾏﾃ 武属性：物理系なら適当なスポーツ選手を基にすればいいけど､魔法系だと気功位しか使えるモチーフがないのが難点

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念属性：魔法系なら適当な超能力者や魔法使いを基にすればいいが､物理系はどうしても具現化ありきになってしまう 精属性：妖精やお化けに精霊等と種族としての汎用性は高い｡ただ技が魔法系に偏りがちなのがやはり問題になる

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火属性：どうやってもまず何らかの形で炎と絡ませないと何も始まらない為､基本的に何もないところから燃やす必要がある 雷属性：火属性と似た理由により創作難易度は高い｡しかも火属性と違ってポジションがイマイチ安定しないのも痛い

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地属性：物理系なら大地や岩､魔法系なら泥や宝石が有力候補｡また種族としても地上で暮らす生き物なら大抵モチーフとして使える 金属性：地属性と一緒くたにされがちな上に種族としては機械系に､技としては物理系にそれぞれ偏りがちなのが少々ネックか

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風属性：鳥類等を始め空を飛べる種族なら大抵候補にはなり得るものの､技としては下手に風縛りでやると意外ときついものがある 水属性：とりあえず水棲生物をモチーフにすれば何とかなるとは言え､技に関しては若干魔法系寄りに偏りやすいのでそこは注意

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氷属性：水属性とごっちゃになるのは日常茶飯事な上､どうしても寒冷地仕様にせざるを得ないのが辛い 木属性：地属性にされることも時々あるが､そんなことよりもまず植物というだけでも種類が豊富な点で創作には非常に有利

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命属性：早い話が適当にそこらの動物や虫をモチーフにすればいいので汎用性はかなり高い 毒属性：大抵は状態異常に組み込まれがちだが､毒と一口に言っても種類は様々なので割と融通が利く方

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光属性：聖なる力という意味合いを含めるケースがあまりにも多いせいで本来の光学系的要素が軽視されがちなのが残念 闇属性：人間が持つ負の一面だったり､重力要素を兼ね備えたりと実は結構イメージ的に潰しが利く属性だったりする

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……まあ御覧のように水や地､風､木､命辺りは実在する生き物だけでもとにかく候補が多過ぎて絞り切れないという状況が大いに起こり得ることが解ります｡ 例えば水属性の場合なら魚類や甲殻類､貝類､海獣､水鳥等々とざっと思いついただけでもとにかく数え切れない程の候補が次々と挙がってきます｡

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勿論他の4属性についても該当する実在生物があまりにも多い為､キャラ被りを避けるにしてもこういった点がかえって足かせになってしまう可能性が非常に大きいのです｡

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その一方で使えるモチーフに制約が多い属性もいくつか存在しており､特に火属性や雷属性に至っては現実世界でそれを体現しているような生き物がごく僅かしか存在しないのが非常に辛く､いざキャラ作りしようと思うならそれこそ神話や伝承頼みか､いっそ一から作るかの二択にならざるを得ません｡

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この時点で既に各属性で使えるモチーフに相当な差が生じているのに､それに加えて複合属性を有りにするだけでもその差は膨大なものへと膨れ上がってしまいます｡

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その一例として風属性と複合した組み合わせならとりあえず飛べる或いは浮くようにデザインするという鉄則を守るだけでも成立しますが､これが火水複合や火氷複合等といったお互いの性質が相反する組み合わせだとデザイン面で苦労するのが目に見えているという訳です｡