- toshi3636_1
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ベートーベンは、確か、第一シンフォニーを書いた頃には耳が聞こえにくくなっていたはずで、主要作品の多くはその音楽を耳にすることがない状態で作曲していたはずだ。そのことの意味はなんなのか、時々考えて見ることがある。
2019-09-07 06:21:33当時は作曲だけでは生活できなかったから、ベートーベンは指揮者もしていて、指揮者が耳が聞こえないというのはおかしいから、耳が聞こえないことをさとられないように聞こえるふりをしていたという。あのしかめっ面の表情は、声をかけられてばれないように威嚇していたという説もある。
2019-09-07 06:22:34『エリーゼのために』はたしか死後に発見されたのだと思うけれども、第九シンフォニー、後期ピアノ・ソナタなど、数々の綺羅星のごとき名作が、自身はそれを音として聴くことがないという状態でつくられていたということは、ベートーベンを考える上で本質だと思う。
2019-09-07 06:23:58以前、港千尋さんが盲目の写真家のことを書かれていて、その方にとっては、シャッターを押した瞬間に写真は完結していると言われていた。自分が撮影した写真を見ることはないのである。ベートーベンも自分が作曲した音楽を聴くことはなかった。
2019-09-07 06:25:06ベートーベンが耳が聞こえないにも関わらずなぜあのような名曲を書けたのかと考えた時、だからこそ外からの音に左右されず、自分の内なる響きに耳を傾けることができたのだと考えることもできるかと思う。もちろん類稀なる音感、構想力がなくてはできないことだが、ベートーベンにはそれができた。
2019-09-07 06:26:53ベートーベンの生涯には、困難やハンディキャップを乗り越える精神という意味で考えるべきことがたくさんあるように思う。しかも、その作品が、作品として、純粋にすばらしい。人類の歴史はベートーベンという事例を出すことで、大きな学びを得たはずだ。ルートヴィッヒに乾杯!
2019-09-07 06:28:15以上、連続ツイート2326回、「困難やハンディキャップを乗り越えて傑作を創った、ベートーベンに乾杯!」をテーマに、6つのツイートをお届けしました。
2019-09-07 06:29:45