アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡―グラゼニ(シリーズ構成・全話脚本):原作とアニメ、それぞれの夏之介の掘り下げ

アニメカイジに感動し、かつ高屋敷英夫さんは子供~大人になるまで、よく見る名前なので気になった…と思ったがこの方の歴史は膨大すぎた。 今回は、グラゼニの、アニメと原作における、夏之介の掘り下げ方を比較したあれこれ。 min.t(簡易版togetter)に、ちまちままとめたものを繋げてみました(インポート機能のテストも兼ねています)。 今までのTogetterも参考までに。 https://togetter.com/id/makimogpfb 続きを読む
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まきもgpfb @makimogpfb

グラゼニの原作中盤のCS(14巻)、高橋ノブヨシに打たれた渋谷に「おれのカタキ…取ってくれるか?」と問われ「そういうこっちゃねーだろーがよ…おれは自分のためだけに頑張る…」と答えた夏之介が、見事ノブヨシを抑える展開もかっこいいんだよなー。ここの表情もたまらん(14巻52P) pic.twitter.com/PNOzgARYJQ

2019-09-06 01:17:40
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まきもgpfb @makimogpfb

グラゼニ原作中盤、ちょっと何Pか忘れたけど、関根さんが「(顔とか)そういう視点で男を見ない」旨を言うのはいいね

2019-09-06 01:28:41
まきもgpfb @makimogpfb

やっぱ腐とか抜きにしても(いやまあ抜かなくても)、渋谷と夏之介の友情は本物なんだよなあ。離ればなれになってもコレだもん。アニメでかなり序盤に渋谷と夏之介の関係が強調されたのもわかる、わかってる

2019-09-06 01:39:46
まきもgpfb @makimogpfb

それはそれとして、海外腐の「daddy-like boyfriend」という渋谷評もわかるww 6話の「野菜食え」とか

2019-09-06 01:42:44
まきもgpfb @makimogpfb

あー、そうなると2B話ラスト、渋谷と夏之介が笑い合うシーンが、シャワー室に改変されてる(原作ではベンチ)のは色々な意味で良改変だなあ。裸の付き合いというか、本当に何でも話せる「友達」なんだ。サブタイトルも「友達」(読みは“ダチ”)だし(原作は「ともだち」)。

2019-09-06 02:14:10
まきもgpfb @makimogpfb

やばいなー、グラゼニはアニメと原作を組み合わせて無限ループを楽しめてしまう… そしてアニメはアニメで、原作にほぼ忠実(時に大胆改変あり)ながら、夏之介のキャラクターが徐々に原作と違ってくるわけで。散々書いたけど、本当にシリーズ構成の高屋敷さんの妙技も関わって絶妙な塩梅になってる。

2019-09-06 02:24:28
まきもgpfb @makimogpfb

原作の夏之介は、高校時代のクールで生意気な面も入れ込んだ、眼鏡の奥で何考えてるかわからない凄みを見せる時があるけど、アニメの夏之介は、一見愛嬌があるけど「悟り」や「誇り」を持ち、熱い心を秘めたキャラになっている。この相違が面白い

2019-09-06 02:30:34
まきもgpfb @makimogpfb

アニメの夏之介の熱さは、 「明日を、未来を勝ち取るために」 「けど、これが…僕の仕事です!」 「負けたくない!1800万だけど1億8000万に負けたくない!」 「超厳しい世界だけど、好きで選んだ道」 「僕は掘り続けます。プロ野球選手である限り!」 といったアニオリモノローグに表れている。

2019-09-06 02:36:02
まきもgpfb @makimogpfb

原作の夏之介は、やはり高校時代編によって夏之介のキャラ付けに厚みを持たせている。これは「連載期間の長さ」を活かした強み。高校時代の生意気クールキャラと、大人版のコミカルキャラが融合して(時折、大人になっても生意気クールな面を出す)、こちらも絶妙な塩梅になっている。

2019-09-06 02:43:36
まきもgpfb @makimogpfb

アニメでは、限られたクールの中で充分すぎるほど夏之介のキャラクターを掘り下げているし、原作は原作で、連載期間を目一杯使って夏之介のディープな部分を描いている。 要するに、どっちも好きって話になるんだけど。

2019-09-06 02:47:40
まきもgpfb @makimogpfb

高校時代こうだった(画像1、原作11巻) のが、アニメ(26歳)だとこうなる(画像2、3話のアニオリ場面)。 このギャップもたまらん。 pic.twitter.com/Ohwey4TjlK

2019-09-06 03:01:38
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まきもgpfb @makimogpfb

原作のここはマジ泣きした(11巻)。あの生意気クールなナッツ(夏之介のあだ名)がこうまで熱い面を見せるとは。これを踏まえると、アニメ15話の「熱さ」が益々燃える。アニメはアニメで培った「熱さ」があり、これも相乗効果を生んでいる。 15話については、前詳しく書いた: makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2019/03/… pic.twitter.com/gtR041gaa9

2019-09-06 03:09:20
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リンク カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 グラゼニ(2期)15話脚本:「熱さ」への導線 - カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 アニメ・グラゼニは、原作:森高夕次氏、作画:アダチケイジ氏の漫画をアニメ化した作品。監督は渡辺歩氏で、高屋敷英夫氏はシリーズ構成・全話脚本を務める。 ─── 本作のあらすじ: プロ野球投手・凡田夏之介は、年棒にこだわるタイプで、「グラウンドにはゼニが埋まっている(すなわちグラゼニ)」が信条。そんな彼の、悲喜こもごものプロ野球選手生活が描かれる。 ─── 今回のコンテ/演出は又野弘道氏で、脚本が高屋敷英夫氏。 ─── 本記事を含めた、グラゼニに関する記事一覧: http://makimogpfb2.hate
まきもgpfb @makimogpfb

早い話が、原作もアニメも、異なるアプローチながら夏之介のキャラクターの掘り下げが最高ってことで。

2019-09-06 03:18:08
まきもgpfb @makimogpfb

アニメ版グラゼニ(探求中の高屋敷英夫さんシリーズ構成・全話脚本)3話、高校時代の夏之介入れたのはアニオリ構成なわけだが。 これも少しアニメ版はキャラが違いそうだ(アニメの大人夏之介に合わせてる感じ)。大人版とのギャップはアニメも凄い。それにしても本当に原作の高校版夏之介は生意気(画像2)w pic.twitter.com/VsmVrm24u7

2019-09-07 01:17:04
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まきもgpfb @makimogpfb

原作のこの場面、「せいせいするぜ」が底無しのツンデレなのが後にわかるのが感動するわけだがw アニメはアニメで、1話から植え付けた夏之介の「熱さ」が高校時代にもあるような描写であり、大野との昔(敵同士)と今(同郷のチームメイト)の関係性の違いを際立たせる構成になっている

2019-09-07 01:22:58
まきもgpfb @makimogpfb

あーなるほどなるほど、アニメの、負けん気の強そうな高校生版夏之介は、6話(対関谷戦)のアニオリモノローグ、「負けたくない!1800万だけど1億8000万に負けたくない!」に繋がって行くわけか。作画も寄せてる。本当に構成が練られてるんだなあ pic.twitter.com/MTH6pO4kBI

2019-09-07 01:34:20
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まきもgpfb @makimogpfb

原作のナッツ編(高校時代の話)のクライマックスが泣けたので、アニメの高校生版夏之介が出る3話を見返したんだが、昨日延々ツイートした、渋谷と夏之介の関係といい( min.togetter.com/iOYdcC2 )、この3話(大野との関係)といい、見る度に新たな発見がある。本当に原作とアニメの結びつきが面白い

2019-09-07 01:44:17
まきもgpfb @makimogpfb

なんだかんだ8月は、abemaがグラゼニを無料配信・一挙放送してくれたおかげで、私的にグラゼニフィーバーが再び来て楽しかった!原作もアニメ化された範囲以降の分、ちまちま集めてたのにガバッと最終巻まで買っちゃって一気読みしたし(電子書籍)、9/1が夏之介の誕生日だったりしたので…

2019-09-07 03:24:46
まきもgpfb @makimogpfb

あー、原作を最終巻まで読むと、高屋敷さんの体力が城山・雪室両氏並にあることを願って、3期・4期と続いて欲しいという願望が…違うスタッフになったら嫌だし、アニメはアニメでキレイに終わってるけどね~ 原作の高校生編を読むと、動く西浦が見たい。 高校生版西浦と夏之介、ここも好きw(10巻) pic.twitter.com/NYL5N93Se5

2019-09-07 03:35:05
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まきもgpfb @makimogpfb

原作の高校生版夏之介は、冷静で尊大で生意気なんだけど、これを踏まえて、アニメにおける渋谷や大野との仲良しぶり(アニオリも多い)を見るのが、また良いんだよなあ pic.twitter.com/nqY9dFirHV

2019-09-07 03:43:45
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まきもgpfb @makimogpfb

これなんだよなー、アニメはアニメで綺麗に終わってるのに、ついつい原作を読みたくなる…高屋敷さんシリーズ構成作ってそういう力もある(原作読まなきゃよかったと思う時もあるけど)。カイジやRAINBOW二舎六房の七人、そしてグラゼニは、その典型例。 高屋敷さん自体、原作を読み込んでるだろうし

2019-09-07 03:51:28
まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷さんの60代での仕事に名作が多い(カイジ、ワンナウツ、RAINBOW二舎六房の七人)のって、惚れ込んだ原作しか引き受けない体制になったからかも?当時のマッドハウス社長の丸山さんの企画力も凄いが(元から凄い人)。 グラゼニもまた、高屋敷さん自体、原作に惚れ込んでそう

2019-09-07 03:56:26
まきもgpfb @makimogpfb

そうじゃなきゃ、“夏之介くん”が何をするのか、何を食べるのか考えたりしない(高屋敷さんのミニコラムより)w 夏之介がノートを書いているだろう…とかも想像したりしているし。それもちょっと、アニメで見てみたくなる。

2019-09-07 04:00:24
まきもgpfb @makimogpfb

F-エフ-やカイジもだけど、まず、主人公を好きになって欲しいという思いがあるのではないだろうか。殆どマイナスイメージからスタートしてるのに、中盤あたりから主人公が大好きになれる構成はホントに毎度同じで、その度「やられた」と思う。グラゼニでもその技は健在どころかアップグレードされてる

2019-09-07 04:04:40