香港デモの嘘、暴力、破壊行為。(8) 負傷の原因は警察のビーンバッグ弾?デモ隊のパチンコ弾? 右目を失いかけた「爆眼少女」の謎をめぐり警察が医療報告書を入手 本人は警察による医療記録の使用禁止を求め司法審査を要求したのち行方不明に

香港在住で永住権と選挙権を持つ日本人です。香港独立派の活動家は組織的にデマを拡散しています。同時に大手メディア内に潜入し記事を提供しているため、日本や欧米など海外のメディアは、デモ隊による放火や暴力、度重なる残忍なリンチなど彼らに都合の悪いことについては、香港では誰でも知っているにもかかわらず、長らく報道しませんでした。 どちらの味方もしなくていい。まずは真実を知ってほしい。日本語で日本人にアピールする工作員の巧妙な嘘に惑わされない正確な香港ニュースをレポートします。 更新中の最新版はhttps://togetter.com/li/1380509
1

【閲覧注意】この記事には負傷現場の写真が多数登場します。ご自分の意思で、見たい方のみご覧ください。

・9月12日分を追加しました。
・これ以上は1ページに収まらないので、9月13日以降の関連記事は更新用の最新版をご覧ください。

まとめ 香港デモの嘘、暴力、破壊行為。(最新版は2020年1月1日移動しました) 香港在住で永住権と選挙権を持つ日本人です。香港独立派の活動家は組織的にデマを拡散しています。同時に大手メディア内に潜入し記事を提供しているため、日本や欧米など海外のメディアは、デモ隊による放火や暴力、度重なる残忍なリンチなど彼らに都合の悪いことについては、香港では誰でも知っているにもかかわらず、長らく報道しませんでした。 どちらの味方もしなくていい。まずは真実を知ってほしい。日本語で日本人にアピールする工作員の巧妙な嘘に惑わされない正確な香港ニュースをレポートします。 香港デモの嘘、暴力、破壊行為。まとめURL一覧https://togetter.com/li/1416014 46162 pv 311 232


【香港】8月デモ現場で右目を負傷し「爆眼少女」の名で反政府デモのシンボルと化した女性は、事件から一か月経った現在も捜査への協力を拒否している。このため警察は裁判所から令状を得て医療報告書を入手した。弁護士を通じて反対していた女性側は裁判所に司法審査を求め、12日高等法院で公開審問が開かれる。

この事件では負傷の原因をめぐって発生当時から紛糾しており、反政府デモ陣営は警察のビーンバッグ弾が原因と主張。「目には目を」「市民が警察に殺される」といった過激なスローガンのもと、一段とデモが激化する発端となった。これに対し警察側では、現場の写真の不一致など矛盾点が多いことから、原因は特定できないとして、一貫して本人に協力を呼びかけている。入手した医療記録は捜査に使用するのみで、一般公開はできないという。

【事件の発生と経過】(全て2019年、香港現地時間)

■8月11日
香港各地で大規模なデモが発生。九龍の繁華街チムサーチョイ(尖沙咀)では、過激派が警察署に向かって放火や投擲などの攻撃を行い、警察は署内からこれに応戦していた。午後6時過ぎには、過激派の投げた火炎弾によって警官が火傷を負った。

ものものしい雰囲気の中、同日夜7時過ぎ、警察署沿いのネーザンロード(彌敦道)バス停付近にいたデモ参加者の女性が右目を負傷。直ちにクイーンエリザベス病院(伊利沙伯醫院)に搬送された。重傷だったため、火傷した警官を後回しにし、女性を先に救急車で運んだという。

この事件は瞬く間に市民の間に広がり、同時に、女性が着用していたとされる保護ゴーグルの写真がネットで出回り始める。ゴーグルの右下には穴が開いており、その穴を貫通したビーンバッグ弾と思われる物体が挟まったまま残っていた。

事件を知ったデモ隊や支持者の間では「眼球破裂で失明の恐れ」との報道を受けて強烈な批判が巻き起こり、「目には目を(黑警還眼)」のスローガンのもと、女性の写真を使ったチラシなどの大量のデモ素材が瞬く間に用意され、翌日から空港占拠デモをはじめとする大々的な抗議活動へと発展していく。

■8月12日
一方、事件当時現場から生中継されていたニュース動画にも、同じ物と思われるゴーグルが映っているのが発見されたが、不思議なことに、この映像にはビーンバッグ弾が見当たらなかった。

https://www.youtube.com/watch?v=IV07LTaNCdY

また女性が事件当時にいた場所と警察署の間はバス停の広告で遮られており、警察の撃った弾が届く可能性はないとして、過激派が現場付近の路上から警察に向けて飛ばしていた鋼鉄のパチンコ玉(スリングショット弾)が原因ではないかとする説が、対立する親政府陣営から浮上した。

「爆眼」事件疑點重重!(香港文匯報 2019-8-13 オンライン版は前日)
http://news.wenweipo.com/2019/08/13/IN1908130013.htm

その後まもなく、反政府系の香港紙『蘋果日報』オンライン版が、ニュース動画から抽出した写真を「証拠」として公開。これには女性がまだ着用している時点で、ゴーグルの中にビーンバッグ弾のような物が見えるが、先に公開されたビーンバッグ弾の状態とは一致せず、話は二転、三転しながら、結局何も解決しないまま謎が深まっていった。

【逆權運動】有片為證!少女爆眼一刻 布袋彈插實護目鏡(蘋果日報 2019-8-13 オンライン版は前日夜)
https://hk.news.appledaily.com/local/realtime/article/20190813/59925313

警察も当初からネットで出回っている各情報を正確に把握しており、写真や動画の矛盾などから、原因は特定できないとして、負傷した女性本人の回復を待ち、捜査を進めていく意向を示した。しかし失明の恐れがある重傷であるにもかかわらず、女性本人からも家族からも被害届が出されることはなかった。

■8月12日~15日
入院中の女性は家族らに厳重にガードされ、関係者以外は一切接触できなかったという。入院翌日の12日朝、緊急手術を受けたと思われ、12日夜までには容態も重体から安定へと改善された。

■8月13日
女性から被害届がないため、警察から本人に協力を求める書簡が送られる。

■8月20日
女性がすでに退院していたことが判明。右目の視力はまだ回復していないという。

■8月23日
医療関係者によると、女性の右目が光を感知するようになり、「治療にはまだ長い時間がかかるが、最悪の状態は脱出した」という。

■8月26日
デモ活動家で組織する「民間記者会」で、サングラスとマスクをかけ音声を加工した女性からのメッセージ動画が公開される。負傷については、自分を「警察の犠牲者」と述べたのみで、具体的な原因や状態については触れなかった。
https://www.facebook.com/watch/?v=2593984247505031

これを受けて警察では定時記者会見で、女性が負傷したことは「非常に残念(非常可惜)」だと語り、引き続き本人からの連絡を待つと同時に、正式な法的手続きを経て、女性の治療に携わった医師から医療報告書を取得する意向であることを明らかにした。

■9月8日
消息筋によると、警察が医療報告書を入手しようとしていることを知った女性が、医療記録の所有者である病院管理局に宛て、警察に渡さないようにとの法律意見書を弁護士を通じて送ったとされる。ただし弁護士の法律意見書により裁判所命令を覆す効力はないため、これを撤回または中断させるためには、女性自ら裁判所に司法審査(Judicial Review)を求める必要があるという。

■9月9日
警察が定時記者会見で、裁判所から令状を得て、すでに病院管理局から女性の医療報告書を入手したことを公表。使用は捜査目的のみで一般公開はできないが、これまでに収集した証拠と照合しながら捜査を進めるとして、本人の口から当時の状況を聞くことが最も重要だと強調。繰り返し女性の協力を呼びかけた。

■9月10日
女性が高等法院に求めていた司法審査の許可を巡り、12日に公開審問が開かれることが判明。警察の令状と入手した医療報告書の検分は裁判所から拒否されたという。代理人は民主党のアルバート・ホー(何俊仁)が所属する何謝韋法律事務所。

■9月12日
高等法院で司法審査を求める審問開始。本人は出廷せず、名前も本名は伏せ「k」とだけ表示し、代理を務める法律事務所と警察側の代表者が出廷した。警察が入手した令状や医療記録などの情報の提供を求めている。

申立人(女性)の主張によると
・本人に何の連絡もなく医療報告書を入手することは、黙って銀行にある預金を没収されるようなもので許し難い
・9月2日から弁護士を通じて何度も警察に連絡したが、全く返答がなかった。

という。警察側は
・これだけの重傷を負っているので警察には捜査する義務がある
・令状を通じて病院管理局から女性の個人情報を得たのは8月21日
・医療報告書を取得したのは9月初め
・令状は完全に執行済み
・公共の利益のため令状は公開することは認められていない

女性の代理人によると、令状を許可した裁判官の告訴も考えているという。

司法審査を認めるかどうかの判断は後日となる。