DX『祈りの果てに』感想

DX『祈りの果てに』感想
感想 ダブルクロス ログ TRPG
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銀河 @ginga_nj
祈るは再会 祈るは救済 祈りは見えない神へと向けて 祈るは幸福 祈るは贖罪 祈りは地を往く人へと届く
銀河 @ginga_nj
『祈りの果てに』のログを読ませて頂きました。とある町で多発する、謎の自動車消失事件。児童保護施設のシスターの謎の行動。目撃される謎めく影、動き始める怪しい集団…日常をじわりじわりと侵蝕されていく様が描かれた、スタンダードさが魅力のダブルクロス卓でありました。
銀河 @ginga_nj
色々な祈りを持ち、色々な神を見る者が集まって紡がれた、世界に溢れる内の一つのお話。あまりにも身近な世界が変貌してしまった時、人はそれを受け入れるのか、拒絶するのか…非日常との折り合いの付け方を改めて考えさせられる、基本を押さえたシナリオだったと思います。
銀河 @ginga_nj
PC1、御綿笹霧さん。白い長髪が目を引く好青年。一見穏やかな表情の裏で、終わりのない悪夢を見続けている人。護り切れず遠くへ行かせてしまったが故に、護ることに命を捧げた人。齢25とは思えぬその重さが、あまりにも遠く感じられて、ログを読んでいて圧倒されました。
銀河 @ginga_nj
護る者として現職をボディーガードとしながら、超人としての力は攻撃と回避のみ。護ろうとしながら戦うことしかできず、しかしそれでもそう在れたら…と、日々を生き続ける彼という人間が構成まで含めて表されていたように思います。昨日から今日、今日から明日へ。彼は次に何処へ向かうのでしょうか。
銀河 @ginga_nj
PC2、薄墨了助さん。ややぼんやりとしたUGNチルドレン。遺産の一つであるという、"名前のない神様"と契約した少年。祈る相手が、はっきりと見えている人。どこかふわふわとしていながらも、人の在り方、神の在り方について確かな考えを持つ、いい意味で異様な存在であると感じられました。
銀河 @ginga_nj
見えない何かが蠢く事件の中で、見えない何かと共に在るということで、同種のものとして存在感を互いに高め合っていたように思います。隠密状態になることを含めた攻撃構成ですが、隠密状態になる…見えないのはあくまで"神様"だけというのが、変わり種にして徹底した演出で、印象強いです。
銀河 @ginga_nj
PC3、貴崎世怜さん。煙草を燻らすオカルト系トラブルシューター。呪術師の家に生まれ、その身に獣を宿す者。やや軽薄な立ち振る舞いは、遠いあの日の影法師。深い闇を知っているからこそ、祈りという呪いを吐き続けるその姿には、触れればたちまち砕けてしまいそうな、そんな脆さを感じました。
銀河 @ginga_nj
身体に巣食うは"輪廻の獣"。設定故に中々見かけませんが、改めて目にすると恐るべき異様。その能力もさることながら、異形へと転じていく様子にも力が込められており、暗い迫力がありました。信じたいことを信じ続けても、過ぎたあの日は変えられない。世界を呪った先に、彼女は何を見るのでしょう。
銀河 @ginga_nj
NPC、シスター・マリ。児童保護施設の慈悲深いシスター。その慈悲深さで、罪を重ねる者。今回の事件、罪なき祈りを捧げた人。自分の信じた選択故に、人は歩みを止められぬもの。誰にも頼れぬまま、歪んだ世界を肯定していた彼女の姿は、見ていてとても辛いものがありまあした。
銀河 @ginga_nj
NPC、翔一くん。児童保護施設で暮らす、親のいない子供。非日常の抱擁を受けた子。何も知らぬ子供のまま、世界の裏側に生まれ直した者。彼がどういった存在なのか、境界をまたぎきっているのかどうか。彼については先が見通せず、読んでいてとても不安な気持ちにさせられました。
銀河 @ginga_nj
近しい者と別離した者、神に関わりのある者らが多く集まった今回の事件は、色々な傷が折り重なり、見ているこちらまで痛みを感じる思いでありました。事件が一応の解決を見ても、彼ら彼女らの祈りは終わることなく。これからの時間に、少しでも救いがあらんことをと、それこそ祈るばかりであります。

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