10周年のSPコンテンツ!

【コ・ソンナム(国語)/久美薫(英語)】平成29年度北海道大学教育学部第3年次編入学試験 解説

平成29年度北海道大学教育学部第3年次編入学試験について、元(財)漢検協会日本語教育研究所客員研究員の編者(国語)と翻訳家の久美薫氏が検証を加えました。 北大教育学部受ける方は、予備校使わなくて結構です。順次アップしていく予定です。
国語 イナゴ身重く横たわる 文学 教育学 北海道大学 編入学 コ・ソンナム 英語 受験 大学入試
2
コ・ソンナム@イナゴ身重く横たわる(고성남@메뚜기는 무겁게 짓누른다) akaでんげき京都(公認) @3Tf8Yj3Rb20pjdL
H29年度北海道大学教育学部編入学試験問題(1/5) 前もって言っておきます。この年は非常にレベルが低い残念な出題でした。大問一の問一は大学入試レベルなので解答解説ともに省略します……。 pic.twitter.com/vRsM1YrNXK
拡大
コ・ソンナム@イナゴ身重く横たわる(고성남@메뚜기는 무겁게 짓누른다) akaでんげき京都(公認) @3Tf8Yj3Rb20pjdL
H29年度北海道大学教育学部編入学試験問題(2/5) 旧帝国大学の編入学試験としては実に珍しい倍率なのですが、北大教育学部は三倍程度です。30名出願10名合格。むしろ倍率だけだと5名出願1名合格の転学部のほうが難しい。 pic.twitter.com/2CijtJR08x
拡大
コ・ソンナム@イナゴ身重く横たわる(고성남@메뚜기는 무겁게 짓누른다) akaでんげき京都(公認) @3Tf8Yj3Rb20pjdL
H29年度北海道大学教育学部編入学試験問題(3/5) この問題最大のツッコミどころは文字数ですね。どう考えてもそんなに要りません。300文字ということになってますが、半分で足ります。 pic.twitter.com/HrapIIa095
拡大
コ・ソンナム@イナゴ身重く横たわる(고성남@메뚜기는 무겁게 짓누른다) akaでんげき京都(公認) @3Tf8Yj3Rb20pjdL
H29年度北海道大学教育学部編入学試験問題(4/5) 「日本の教育制度は選別の役割が殊の外強く、高校の受験指導も大学の選抜も巧妙化しており、労働市場において学歴が労働者の能力を相当に担保しうるため学歴社会がエスカレーションし、以て労働者側における受験偏重の問題がいや増すということ」(112字) pic.twitter.com/81B7H0Vx7u
拡大
コ・ソンナム@イナゴ身重く横たわる(고성남@메뚜기는 무겁게 짓누른다) akaでんげき京都(公認) @3Tf8Yj3Rb20pjdL
なんか知らないけど北海道大学教育学部編入学試験、「労働経済学」寄り(翌年も出た)の問題が出ることが多いです。後期論文試験の参考までに。本当にレベルが低いなと思うのは、これ「論文試験」ではありません。「国語」の問題なんです。何も意見は求められないし知識もいりません。
コ・ソンナム@イナゴ身重く横たわる(고성남@메뚜기는 무겁게 짓누른다) akaでんげき京都(公認) @3Tf8Yj3Rb20pjdL
北海道大学の教育学部後期は論文なのだが、はっきり申し上げるとこのレベルの出題者に採点される人が気の毒です。
編入学専門(人文系)の英語講師の呟き @hennyugakueigo
「学歴エスカレーション」。 教育系の編入、院では知ってて良いお題。因みに、どこか言いませんが、難関国公立の編入(小論)で出題されています。
コ・ソンナム@イナゴ身重く横たわる(고성남@메뚜기는 무겁게 짓누른다) akaでんげき京都(公認) @3Tf8Yj3Rb20pjdL
.@hennyugakueigo H29年度北海道大学教育学部第三年次編入学試験ですね。総合試験に切り替わった初年度。実にくだらない問題です。twitter.com/3Tf8Yj3Rb20pjd…
コ・ソンナム@イナゴ身重く横たわる(고성남@메뚜기는 무겁게 짓누른다) akaでんげき京都(公認) @3Tf8Yj3Rb20pjdL
.@hennyugakueigo 「著者の論旨にそくして、三白字以内で説明しなさい」というのは明らかに受験生の意見・論を求めるものではなく、単なる読解問題です。たとえ文字数が長かろうと。「小論」との評価は不適切ではないでしょうか?
コ・ソンナム@イナゴ身重く横たわる(고성남@메뚜기는 무겁게 짓누른다) akaでんげき京都(公認) @3Tf8Yj3Rb20pjdL
「問題二」の英文のほうは打って変わって「さすが旧帝大」と思わせるような難易度です。社会科学系の専攻だと、語彙的にきついところが何箇所かあります。ソクラテス・メソッドに代表されるような対話的教育法の話ですね。事実上、合否はこっちで決まるでしょう。 pic.twitter.com/LrO40F6H7H
拡大
コ・ソンナム@イナゴ身重く横たわる(고성남@메뚜기는 무겁게 짓누른다) akaでんげき京都(公認) @3Tf8Yj3Rb20pjdL
対話的教育法は、西欧のソクラテス・メソッドからアフリカ、アジア、南北アメリカの伝統的な哲学に至るまで、具体的にはフレイレと批判的な理論家たちのような解放運動の教育法から、ロシアの言語学者ミハイル・バフチンによる文学における対話的想像に関する研究に至るまで多様な資料に浸透している。
KUMI_Kaoru @KaoruKumi
@3Tf8Yj3Rb20pjdL 私が再転換、ではなくて採点官なら零点にしますね。「資料に浸透している」ではなく「これら多様なものを出自としている」だから。 「rooted in」は「根ざしている」と解しませう。
KUMI_Kaoru @KaoruKumi
@3Tf8Yj3Rb20pjdL ①の和訳に絞ると「この理念に基づいての教育を行うにあたっては、生徒の側にすれば、学ぶことがらが古来の西洋中心のものから非西洋世界を出自とするものまでと、とても幅広いものになるという覚悟が問われる。」かな。採点基準は知らない。書籍用翻訳ならここまでかみ砕くと思う。
KUMI_Kaoru @KaoruKumi
@3Tf8Yj3Rb20pjdL 「challenge」は「挑むべき課題、困難だけど乗り越えたら実り大きい」のニュアンス。しかしうまい訳語が思いつかなかったので「覚悟」にして、原文ではトップにあったのを訳文では末尾に移動させて、乗り越えねばならない大いなる課題のニュアンスを演出。 しかし採点者の採点基準はどうなんでしょ。
コ・ソンナム@イナゴ身重く横たわる(고성남@메뚜기는 무겁게 짓누른다) akaでんげき京都(公認) @3Tf8Yj3Rb20pjdL
.@KaoruKumi プロ翻訳家の文章ですねそれは。感服しましたけど、そこまで噛み砕くのに「勇気」がいるという久美さんのいつもの説明には納得です。要約のツボがさすが。
コ・ソンナム@イナゴ身重く横たわる(고성남@메뚜기는 무겁게 짓누른다) akaでんげき京都(公認) @3Tf8Yj3Rb20pjdL
.@KaoruKumi 国語の問題はかなり適当で、英語で差をつけて選別する試験の気がするのですがご意見いかがでしょうか?
KUMI_Kaoru @KaoruKumi
@3Tf8Yj3Rb20pjdL わかんない。上智の国語がAHOみたいに難しいのは英語の得点で合格者を選ぶためだとかなんとか。
コ・ソンナム@イナゴ身重く横たわる/고성남/a.k.a.でんげき京都(とつげき東北氏公認) @3Tf8Yj3Rb20pjdL
For exmple, in Eastern traditional philosophy one learns how to be human, not in isolation from others but in dialogic relationship with others.
コ・ソンナム@イナゴ身重く横たわる/고성남/a.k.a.でんげき京都(とつげき東北氏公認) @3Tf8Yj3Rb20pjdL
例えば東洋の伝統的哲学では、他者から孤立してではなく、他者との対話的関係性において『人』としてのあり方を学ぶ。(下線部続文)
コ・ソンナム@イナゴ身重く横たわる/고성남/a.k.a.でんげき京都(とつげき東北氏公認) @3Tf8Yj3Rb20pjdL
どのように善き人となるかについての儒教、道教、そして仏教の伝統におけるこういった探求は、人間相互の関係の中心にだけではなく、中華文明の宇宙観における静かなる思索の世界にもその眼差しが向けられている。(第三文)
コ・ソンナム@イナゴ身重く横たわる/고성남/a.k.a.でんげき京都(とつげき東北氏公認) @3Tf8Yj3Rb20pjdL
Contemporary Brazilian educator Paulo Freire has ( ① ) dialogic pedagogy of liberation which is also rooted in the problem of "humanization"(1970).(第三段落第一行目) これは第一パラグラフを読めば、Freireがdialogic pedagogyに肯定的だとすぐ分かります。よってdeveloped。
コ・ソンナム@イナゴ身重く横たわる/고성남/a.k.a.でんげき京都(とつげき東北氏公認) @3Tf8Yj3Rb20pjdL
まあこれはサービス問題ですね。なぜこんな選択肢なのか……。 落とす試験というか、「上から十名取る試験」ですからね。北大教育の編入はそういうところです。 「現代のブラジルの教育者であるパウロ・フレイレは『人間化』で提示された問題に基づく、解放運動における対話的教育法を発展させた」
残りを読む(10)

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?

ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする