イニシャルビスケットのKさん「不思議の国のアリス展」ツイート

イニシャル・ビスケットのＫ @FANROADK

ところで、せっかく横浜来たんで、そごう美術館でやってる「不思議の国のアリス展」に行ってみましたよ。テニエルのラフスケッチ展示が売りだけど、その印刷原版や、黄金時代のアーサー・ラッカムのカラー原画か３点もあったり、他のアリス絵本やら現代作家の原画やら、もりだくさん pic.twitter.com/zHKPZyttp6

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５年ほど前に三越本店でやってた「アリス展」とは規模が違います。実は私、東映の催事部（映画ではなく、なんと博物館やデパートの美術館の企画やってるんですよ）の人とアリス展企画でお話しした事がありました。その時、ラッカムのアリスを１枚でも展示できれば…と言う事で、 pic.twitter.com/WqlUSZEIpP

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アメリカの美術館や個人所蔵のリスト作ってあげたんですが、交渉まで私にできないかというんで頓挫。だから、今回の展示はスゴイです。ただ、実は「アリス」の絵本作家って、それほど魅力ある人は少ないんだよね。どうしても、テニエルやラッカムと比べられちゃうし。 pic.twitter.com/Up6EABz0kX

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独創的で印象に残ったのは、このジョン・ヴァーノン・ロード。内田善美さんとかに通じるものがありますね pic.twitter.com/8omILMmqIt

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という事で、黄金時代の絵本もいくつか展示してあったので、追加補足してみましょう。まず、「子供部屋のアリス」が展示してあったのですが、初版の表示はありませんでした。１８９０年に初めて発売されたこの本は、実は２版。本当の初版は１９８９年のこちらなんです pic.twitter.com/GUU6QBijdY

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かつてはテニエルの絵に表紙描いた女性が色を着けたと言われてたんですが、後にテニエル自身が色着けしたと判明。ただし印刷の色にクレームつけて、初版は発売中止になつて、ＯＫが出た２版から世に出たんですね。なんでその初版があるかというと、テニエルにばれないアメリカでこっそり数百部売って… pic.twitter.com/L8eXBb4J2g

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続いてアーサー・ラッカムの「アリス」の初版限定版もありました。私の方のは、１１００部発行の３１８番目なんですが、普通はこの限定版は直筆サインが入るものなのです。ところがこの１９０７年だけは、ラッカムが海外へ家族旅行に行っちゃったんで、サイン無しに… pic.twitter.com/F3jp8Jhzhp

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ちなみにラッカムのアリスも、テニエルと同じく少女モデルを使ってました。この料理人のシーンでは、料理人など他の人たちもこのコスプレで長時間ポーズを取らされたそうですよ pic.twitter.com/N7ip1nAWF5

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たとえば同じラッカムの１９０７年発行「インゴールズビーの伝説集」も、一番豪華な牛革のヴェラム装なのに、やっぱりサインはありません。これがないだけで、古書価はずいぶん違うんですよ… pic.twitter.com/fXmtQS4c89

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ああ、アリスの資料、本棚からあさったらいろいろ出てきたので、次回に続きます。最後はクイズ。「クロール－凶暴領域－」、ワニのいない川はどこ？　答はスワニー川。スワニー川にワニはスワニー…失礼しました crawlmovie.jp

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そうそう、「不思議の国のアリス展」のお話の続きです。後半は現代絵師の作品が展示されてたんだけど、ロシア系のコスプレ写真のアリスがいい雰囲気でした。で、この手もけっこう前からあって、こんな写真版「鏡の国のアリス」本もありました。 pic.twitter.com/Dy17OBCyyC

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アリス以外のキャラクターも、なかなかこったコスプレでしょ pic.twitter.com/5wDpdwgCD3

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こちらはピッコロ・ブックスの、カラー写真をイラスト代わりにした「不思議の国」。今でもＤＶＤか出てる、ミュージカル映画です。ちょっと年長なアリス役のフィオナ・フレルトンは、後にボンド・ガールになりました pic.twitter.com/pTQXEaQZV3

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そのミュージカル映画のパンフレットがコレ。日本と違って欧米では映画のパンフレットみたいなのは普通は作らず、人気作だけ本屋で売ってるんですが、さすがにけっこう大物が出演してました pic.twitter.com/2p5a81fZoK

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黄金時代の「アリス」本も展示してあったので、ウチのライブラリーからもちょっと…。一番かわいいといわれる、マーベル・ルーシー・アトウェルの「アリス」です。大人向き豪華本ではない分野では、一番の大物。この人は「ピーターパンとウエンディ」が有名かな pic.twitter.com/iWPhWVtG3r

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こちらはＧ．Ｍ．ハドソンのお姉さんっぽい「アリス」 pic.twitter.com/dUlzaOP1p7

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黄金時代以前からのベテラン、ジョージ・スーパーの「アリス」 pic.twitter.com/JxMCRzNZNh

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美少女度の高いＡ．Ｅジャクソンの「アリス」。これは別出版社から出し直した方の初版 pic.twitter.com/Wb0yt7Oa3u

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この「アリス」もがんばっているんでけど…絵師の名前入ってないんだよね。カワイソ pic.twitter.com/9UVSj25yEZ

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「アリス」の著作権の切れた１９０７年は各出版社から「アリス」が出たけど、やはりカラーのラッカム、そしてペン画はこのチャールズ・ロビンソンがいいなあ…というところで、どっとはらい～。 pic.twitter.com/ZhphR7JKTY

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