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スリーエーレーベル @3aLABEL
『ある日突然自分の建物を他人がアームヘッドで破壊しても「建造物損壊」にはならないのか?』(活動日報 2001年4月1日)
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「強行取材しかないやろ」 編集長が一番最初にそう言った。パクとブンシリが目を見開いて彼を見た。ライカはセメントの破片を指でなぞり、惨状を把握しようと努めていたが、「そうしましょう」と言った。彼は編集長を信頼していたからだ。オフィスの壁に穴が空いていた。
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法務部の報告から、あのオフィス、雑居ビルの二階に位置していた[戦時下においてもジャーナリズムを守る会・皇京北事務所]は他人の土地でありしたがってビルの所有権や法的手続きの権利がないことがわかった。「つまり自力救済ですか?」パクは心配そうだ。
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「警察は戦後のごたごたやら治安維持やらで忙しいんだ、あてにならない」「結論ありきの論って感じだなあ」ライカを連れたブンシリは早足で、肩で風を切り土地所有者の住所へずんずん進む編集長についていくしかない。
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ドンドンドンドン!「毒蝮や!開けろ!」カシャ!のぞき窓が開き、ピシャ!閉まった。「ライカさん、『鼈組 セールス厳禁』って書いてありますけど」「最近幅を利かせてるとこだな」「地上げっすか?」
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「戦争反対だぁ」「うっせーぞお前ェら!」編集長の一喝!「「「ハイ!!」」」「……入んな」ドスの利いた声。
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「正直ウチらもわからねえ」組長の出したタバコに毒蝮編集長が火をつけてやった。「ふむ」「どうも記憶が曖昧なんだ。あの男……いや女だったか?」「書類は?」「この通りだ」編集長は一目それを見て呻き、眉間を押さえた。パク、ブンシリも同様の反応だ。「何です?」「うまく読めへんのや」
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「最初は老眼かと思ったけど」「認識障害?」「間違いなく"遣い手"ですね」調和能力者の符丁。 「この件、後は"守る会"に預けて頂けやせんか」「編集長」「確かにそれが」「編集長!」「なんやライカ」「音が近づいてる」皆、一斉に立ち上がった。振動。貫通。悲鳴。

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