令和元年度日本癌学会学術総会感想文

内部発表向けに整理しました。
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Jun Yasuda @jyasuda1

ゲノム研究・診療用の病理組織検体取扱規定、もう無料配布は終わって、羊土社から本になったのね。 amazon.co.jp/s?k=ISBN-10%3A…

2019-09-26 14:19:25
Jun Yasuda @jyasuda1

がんゲノム医療用のiso15189のガイダンス文書が近々できるらしい。

2019-09-26 15:21:06
Jun Yasuda @jyasuda1

備忘録。癌学会E-2007演題はスプライシング因子の変異がSWI/SNFのコンポーネントのスプライシング異常を引き起こし、ぶどう膜メラノーマに関連するという。Nature in pressとのこと。

2019-09-27 10:48:53
Jun Yasuda @jyasuda1

備忘録。BRCA1は相同組み換えで重要なタンパク質だが、細胞周期ではS期かG2期に限られている。この制御を司るのがH4K20me0(リジン残基にメチル化が入っていない)ということを見つけたという報告。癌学会S10-6 ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/P…

2019-09-27 11:10:53
Jun Yasuda @jyasuda1

AYA乳がんでPARP阻害剤の適応推定(=相同組み換え欠損:HRD)に、4種の情報を活用することで効率的にできるという報告(癌学会E-2070)。約5割のHRD陽性患者を捕捉できる。残念ながらオラパリブの適応はその中でさらに半分程度らしい。でもよく錬られた良い発表でした。

2019-09-27 13:52:06
Jun Yasuda @jyasuda1

BBJ理研の桃澤先生の発表。乳がんと前立腺がんの遺伝性の確認を大規模に実施した論文(S18-3)JNCIに論文がある。ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=M…

2019-09-27 14:23:30
Jun Yasuda @jyasuda1

京都大高田穣先生、ADH5およびALDH2がFanconi貧血様のmarrow failure症候群の原因遺伝子という新規の報告。S18-4。形質の説明が難しかったが細胞種によって姉妹染色体交換の頻度が違う症例が、ADH5の両アレルの欠損で発症という話。同様にALDH2でも複数の類似症例が登録されている(多分続く)。

2019-09-27 14:36:23
Jun Yasuda @jyasuda1

(続き)ALDH2についてはp.K504Eという、有名な変異。これはFAの症状悪化に関連するという論文をすでに報告ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27377053

2019-09-27 14:42:46
Jun Yasuda @jyasuda1

(続き)ADH5の欠失アレルと野生型のヘテロはADH5の阻害剤によってSCEの頻度が増加する。さらにADH5とALDH2のジェノタイプで比べるとADH5の欠失ホモとALDH2のヘテロでフォルマリンによるSCEが増加する。

2019-09-27 14:46:53
Jun Yasuda @jyasuda1

(続き)特定の細胞(PHA刺激したリンパ球)がどうしてSCEが増えるのかを検証するために各ジェノタイプのiPSを作成、試験管内で血液幹細胞を作成、各ジェノタイプでの効率を比較。驚いたことに、ADH5ホモ欠失、ALDH2ヘテロの細胞はほとんど幹細胞ができない。

2019-09-27 14:50:37
Jun Yasuda @jyasuda1

高田先生の論文はいつ出るのかな?

2019-09-27 14:54:18
Jun Yasuda @jyasuda1

この話のすごいところは一種のsynthetic lethalのような現象が天然で観察されているところ。2遺伝子の組み合わせで病気になる例はあまり聞いたことがない。

2019-09-27 14:56:42
Jun Yasuda @jyasuda1

もう一つすごいのは前任の先生(?)が残した細胞株を掘り起こして解析しているところ。

2019-09-27 14:58:09
Jun Yasuda @jyasuda1

(続き)ちょっと調べたらこの問題は根が深く、高田(たかた)先生は昔から調べていたようだ。 ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=2…

2019-09-27 15:02:05
Jun Yasuda @jyasuda1

最後に栃木がんセンターの菅野先生のお話。日本では核家族化が進んでいるので、国際的なリンチ症候群のクライテリアではうまく行かないので見直しをしたという話。

2019-09-27 15:04:40
Jun Yasuda @jyasuda1

国内のリンチ症候群らしい人のMSH2, MLH1, MSH6, PML2の4つを解析。全体で55%くらいが病的変異を同定。高リスク群だと91%にのぼる。

2019-09-27 15:07:19
Jun Yasuda @jyasuda1

(続き)Lynchに見えていた症例がPOLD1の変異だった家系も。これらはマイクロサテライトは安定=リンチではない。中間リスクのグループは79%くらい。

2019-09-27 15:09:19
Jun Yasuda @jyasuda1

低リスク群は34%で意外に高い。MSH6とPML2は低リスクで目立ち、MSH2, MLH1は高リスク群に目立つ。MSH2, MLH1は連鎖解析で見つかった、浸透度の高い遺伝子であることと相関がある。

2019-09-27 15:12:03
Jun Yasuda @jyasuda1

いわゆるアムステルダム基準だと9家系しか見つからないが、見直すと追加で14家系見つかったそうだ。

2019-09-27 15:13:04
Jun Yasuda @jyasuda1

MSH2 p.R359Tの家系がHBOCとリンチを足したような症状を示したと。家系図からはHBOCだがBRCA1/2は野生型。

2019-09-27 15:15:22
Jun Yasuda @jyasuda1

PMS2は解析が難しい。15箇所も偽遺伝子があるそうだ。なのでIHCでの発現低下も参考になるようだ。

2019-09-27 15:17:53
Jun Yasuda @jyasuda1

MSH6 p.R976C変異がある、22歳の腹膜癌。チップ解析でBROVCA1の欠失。調べてみるとBROVCA3, 4, 2とすべてBRCA1,2 RAD51Dが関連しているが、今回見つかったものはその領域を外れていると。

2019-09-27 15:21:23
Jun Yasuda @jyasuda1

国立がん研究センター東病院の保険診療でのパネル検査の経験の紹介(向原先生)。50例程度実施し、すでに2例死亡例が出現、1例が状態が変化し治験に参加できなかったと。

2019-09-28 09:24:20
Jun Yasuda @jyasuda1

(続き)治験を考慮すべき、というのが全体の1/3くらい出てきているのは希望が持てる話だが、実際にはややoverestimation気味っぽい。

2019-09-28 09:26:12
Jun Yasuda @jyasuda1

国立がん研究センター東病院のように体制が整っているところでも7週間かかるところで、検査をやるやらないの判断が難しいところがあるというコメント。

2019-09-28 09:31:27
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